世界に一つだけの姥花日記

貴方は貴方らしく私は私らしく、世界にただ一つだけのきれいな花を一生懸命咲かせましょう。
シニア主婦の平凡な日記です。

久々に読書感想

2021年06月23日 | 読書&映画&ドラマ

関東地方梅雨入りしてから、当然と言えば当然、くずついたお天気が続いています。

その間、ワクチン接種2回目もあり、ウォーキングはすっかりご無沙汰。

今朝、久しぶりにいつものウォーキングコースを歩きました。

夏至が過ぎたとはいえ、これからやってくる本格的な夏。

早朝しか歩けない蒸し暑さが続きます。が午前5時はまだまだ涼しく、快適なウォーキングです。

2回のワクチン接種を終え、気分は爽快!

油断はできませんが、人の居ないところではマスクを外す勇気がわき、気持ちも楽になりました。

 

さて久しぶりに読書備忘録を綴りたいと思います。一気に4冊!

ほぼ内容を忘れているものもありますので、簡単な紹介で済ませたいと。すみません。

まずは村上春樹のエッセイ(旅行記)「遠い太鼓」、読了するのにかなり時間がかかりました。

エッセイというのはどこからいつ読んでもとても面白く、読み終わるまで休み休み1ヶ月以上はかかったかな。

途中で小説を読みながら、常に2冊を同時進行です。

 

1986年から1989年にかけての3年間のヨーロッパ滞在記(主にイタリアとギリシャ)。

この本を読み、村上春樹氏のイメージががらりと変わってしまった私です。

ノーベル文学賞に毎年のようにノミネートされる世界的偉大作家でありながら、

村上春樹氏、なんという気さくなおじさん、庶民的な方でしょう。

奥様もご一緒に旅行されているのですが、お二人の会話がまたとても面白く、

村上氏は恐妻家かしらと、くすっと笑いながら楽しく読むことができました。

 

村上春樹の小説は苦手な私ですが、エッセイが小説より面白いという評判は本当でした。

気取らない優しい文体で、あのとっつきにくい小説を書く村上氏と同一人物とは思えませんでした。

急に親しみを感じ、今までは敬遠していた村上氏の小説もすすんで読んでみようという気になっています

 

「スィート・ホーム」原田マハ著

こちらの本もちょっとビックリ。私の知っている原田マハさんとは文体も内容も少し違い、

今まで読んだ彼女の本との大きなギャップを感じました。

美しい高台の街にある小さな洋菓子店に繰り広げられる愛ある人々の物語。

題名の通り「あま~い」ストーリー。心温まる、幸せがいっぱい詰まった癒しの1冊です。

 

「ビタミンF」 重松清著

2001年、直木賞をとった古い作品、わたしのとって初めて読む作家です。

新聞に今再ブレイクしているとの書評に魅かれ図書館で借りて読みました。

人生の半ばを迎えた父親の様々な葛藤描いたを愛ある短編集。

栄養素の中にビタミンFは存在しないけれど、これは心の栄養素。

原田マハさんの「スイート・ホーム」と共通するものがあります。

ちょっぴり心が疲れている人には「ビタミンF」を!そんな1冊です。

 

最後の1冊「神の子どもたちはみな踊る」村上春樹著

たまたま我が家の本箱に居座っていたので手に取りました。

以前読んだ「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を読み、面白いと思ったのですが・・・。

こちらはファンタスティックな短編小説で、正直言って感想を書くほどの何も残っていません。

やっぱり村上春樹は私には合わないと思ってしまったのですが、その後読んだのが先に書いた、

「遠い太鼓」!これは村上春樹は苦手という方に絶対お薦めです。

コメント (6)
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