夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

大晦日に16㍉カメラ3台の点検

2020-12-31 15:59:24 | Weblog
夕べは一晩中雪が降って積雪30センチです。が、当地では大雪じゃありません。
冬場は乗らないレガシィはこんな状態です。


カーポート周辺の雪掻きをして奥方のスズキセルボがスタンドマーク点灯のため給油に行ってきました。
そのあとで作業台のアングルをカットしようかと思いましたが材料取りしても溶接する状況ではないので引っ張り出した高速カッターは元に戻して部屋のストーブをつけて気まぐれの作業にかかりました。

Ikegami のカメラに使うバッテリーです。


それを自作のケースに入れて


これも自作のパワーケーブルを準備。


そうです。Arriflex16S を動かそうというのです。


メカ系の機械モノは時々動かした方がいいので年の末ですし3台の16㍉カメラの馴らし運転をしようじゃないかと。


シャッターボタンを押すと


もちろん問題なく動きました。

速度は適当に調整したのでちょっと早いけど。

次はこれです。


純正のケースに入っているのは Bell&Howell 70DR 。


ゼンマイを巻きます。

本職はゼンマイをしっかり掴んで左手でカメラ側を回転方向に往復させて巻くんです。

シャッターは正面と側面にあってグリップを付けた場合はこっちを使います。

ゼンマイを目いっぱい巻いて30秒程度回ります。ゼンマイが終わりに近付くと手にグリッグリッと警告の手ごたえがきます。

ゼンマイは開放状態から軽く巻いておきます。


フィルムケースに防湿剤を入れておきます。


最後に BOLEX です。元はハードオフで買った化粧ケース?です。


カメラ本体と付属品一式が収まるようにしてあります。


我ながらうまく加工したものだと感心します。


ターレットのキャップを外して


ズームレンズ用のホルダーを取り付けます。


Angeneux 10x12 レンズ。 C マウントです。


こうなります。ホルダーなしで C マウントはストレスが掛かりますよね。


ゼンマイは左回転で巻きます。20回転ちょい。


ハンドルはここに収まります。


70DR と同じでシャッターは2箇所あります。指で操作している側はアニメのコマ撮りにも使います。

正常に回りましたがゼンマイの終わり近くになると速度が落ちるのはゼンマイが弱っているのかも知れません。

レンズフードとサイドファインダーも付けて使用状態にしてみました。

いかにもスイス製、惚れ惚れします。

レフレックスファインダーのアイカップは手元に来たとき欠品でした。これはジャンクの民生用ビデオカメラから拝借した物です。


BOLEX もフィルムケースに防湿剤を入れてケースに収めて整備は終了、いつでも撮影可能ですぞ。フィルムを買えば。
コメント
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