夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

昨日、午後の晴れ間にエンドロールの撮影

2022-03-28 08:08:43 | Weblog
待った甲斐がありました。
昨日は午後になって天気予報通り青空、さっそく HVR-Z5J とビデオ三脚を持って町内の丘へ。
丘の上の群生している福寿草は最高の状態でした。
狙ったわけじゃありませんがお願いしたように蜂が蜜を求めて現れました。


続いて町を見下ろすあの場所へ。
ここは昭和30年公開の映画 木下恵介監督の「野菊の如き君なりき」のロケで使われた所です。
それを知ったのは最近のこと。
今の世界情勢とは全く無縁の田舎の早春の風景です。

春の空からカメラをゆっくり下げて三国山脈の残雪の山並みが見えてきて更に下げると遠い田舎の家並みと雪解けの田んぼ。
つい先日まで白一色でした。
この作品の骨格、長野電鉄木島線の沿線でアクセントの高社山も画面左に入れ込んであります。

次にあちらこちらを回って歩く自分の足元を1カット。立ち止まります。


作品の終わり近く、昭和50年に8ミリで撮影したカットの前に挿入。


「彼」は待っていてくれた。

47年前の自分との再会です。

いよいよエンドロールの決めにかかりましょう。
この翻訳は何度試したことか。


Bruno の「あの桜はまた咲くのだろうか」を受けて Juriette の声。

思慮の深い人、浅い人、受け手それぞれで解釈は様々でしょうが、観る側の自分自身を反映させる作りにしました。

これがラストカットです。


エンドロールのベースは出来ています。
仕上げにかかりましょう。
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