夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

16ミリ撮影に備えて露出計選び

2022-05-12 16:36:12 | Weblog
今年挑戦したいことのひとつが16㍉ショートフィルム作品制作。
フィルムはコダック トライ-X 白黒リバーサル フィルム 7266 を考えています。
16㍉シネカメラは Arriflex 16S 、BOLEX H16 、Belle & Howell 70DR の3台がありますが予定は Arriflex 。
台本はほぼ完成していますが問題は露出の決定。
安くないフィルムを無駄にしたくないので信頼できる露出計が必要です。
露出計は何台か持っていますが信頼できそうなのは SEKONIC STUDIO DELUXE L-398 かな。
FinePix S2Pro にスチール用単玉レンズを使う場合にも役に立つので色々試してみました。

FinePix を三脚に載せて


AF レンズを使ってカメラ任せで撮ってもそこそこの写真になるのはわかっています。
露出計を使ってマニュアルで撮ってみました。入射光の設定です。


これが結果です。

当然被写体の都合は全く関知しません。

参考にこの露出計も使ってみましたがかなりアンダーになるので実用になりません。

これは数十年前にヨドバシカメラで買った代物で水銀電池対策で改造しましたが指示値が変です。
改造当初はテストの結果使えそうだったんですが。

この年代モノも試しましたが使えそうにありません。


本来はスタジオ撮影用ですが SEKONIC STUDIO DELUXE が良さそうです。
屋外ですが敢えて入射光測定で撮ってみました。
太陽光は左手から差しています。


車の後ろに回って


ほぼ順光線で近景と遠景。


逆光も。

マニュアルでないモードだと恐らく暗部がつぶれるでしょうがどちらがいいかは被写体によって選ぶ必要があるでしょうね。

日陰の山ぶどうの葉です。

反射光だともっと明るく写ると思いますが入射光式では暗い色(人肌に対して)は暗くなります。

完全に逆光です。

いい感じです。

明るい空をバックにモミジの若葉。

入射式じゃないとこうはなりません。

結果がいいので調子に乗ってこんなのも撮ってみました。

エンジンのアルミの質感が出ています。

改めて空をバックで挑戦。

いいじゃないですか。

最後に足元の鉢植えの花。空からの拡散光です。

Oh! いい感じです。

SEKONIC STUDIO DELUXE L-398 は入射光測定の場合は半球形の光球をセットします。
光球を外して光角度板を取り付けると反射光測定が可能ですが、イマイチ使い方がわかりませんでした。
後で説明書を見たら反射光測定の場合はスライド類は一切使えないそうで、マークは▲”H” に合わせるとのこと。
さっきはそれで試したらもっともらしい値になったっけ。

ということで以後露出計はこれを使うことにします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする