夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

昨日買ったスライドプロジェクタはファンが回っていない!

2022-07-05 09:10:15 | Weblog
久しぶりに修理ネタです。

昨日ハードオフで保護した PENTAX 501 ですが、ランプを点けたとき微かに唸り音があって気になっていました。
小さなボディに 100W ランプが収まっているので冷却ファンがあるはずです。
底面のカバーの隙間から覗くとアルミのファンらしき物が見えます。ドライバーを差し込んで回そうとしましたが渋い!
さっそく分解です。

試しにミシン油を挿してみましたが渋いのは変わらず。

ローターを分解しちゃえ。


軸受けはベアリングじゃなくメタルでした。ファンの反対側の軸に硬いゴミが付いてるぞ。
最初はゴミかと思ってティッシュで拭き取ったんですが捨てなくて良かった!

恐らく樹脂のカラーでしょう。
これが劣化してバラバラになってローターとメタルの間に挟まって渋くなっていたんです。
非力なモーターですからそれだけで回らなくなっちゃいます。

破損したカラーは厚み約 1mm 、屑ねじの箱をかき回して


こんなのを拾い出しました。

ファイバーの M3 ワッシャーです。何枚もありましたが何をバラしたとき出てきたんだろ?
これなら耐久性があると思い、穴を軸径の 3.5mm まで目打ちで広げて盛り上がった所はヤスリで平らにして OK。

うまく収まりました。


メタルにミシン油をたらして仮り付け、電源を入れると始めは回りませんでしたが電源を切って手で回して馴染ませたら回るようになりました。

ミシン油でいいかどうかは考えません。

何度か電源を入り切りしても静かに回るようになりました。
外側のコンデンサーレンズがズレていたので外してついでにクリーニング。


以上、修理完了です。


まだスライドフィルムを入れて鑑賞はしていませんが 100V 100W のランプは意外に明るくて 100" 程度のスクリーンでもいけるんじゃないかと思います。
実は他に Canon のスライドプロジェクターも仕舞ってありますがこっちの方がコンパクトで便利そうです。

スライドプロジェクター、昔の人間は幻灯機と呼びますが、子供の頃おもちゃの幻灯機を買って付属のアニメか何かを見た記憶があります。
小学校でも授業で先生が見せてくれたことがあって懐かしいですねえ。
コメント
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