夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

「映像による絵画用素材」今日はテープからのキャプチャ正常

2022-07-19 11:38:55 | Weblog
一晩休ませたのが良かったのか、今日はPremiereのキャプチャは2時間テープの最後までできました。
テープ内容は冬の山里です。
ただし、テープエンドで映像が乱れたところでお馴染みの忌々しいメッセージが出たけど無事保存できました。

さっそくタイトルを用意してあらかじめ作成してあるProjectのタイムラインに置いて

2時間きっちりに前後をカット。

おっと、これは次の工程の画像でした。

エンドタイトルも追加してマスク処理。


プレビューファイルを作成します。


参考のためにタスクマネージャーを開いて負荷の状態を確認しました。

CPUはXEONなので楽勝ですね。

プレビュー、Premiere Pro2.0の場合はレンダリングと言うようですが、階下で別途絵を描いているうちに完了。
これがタイトルです。


セリアの小さなスケッチブックに鉛筆で下書きして極細マッキーでアウトラインを描き水彩色鉛筆で色を付けました。


脱線しました。
肝心の映像ですね。冒頭の画面はこれです。

背景の戸隠山が厚い雲に覆われています。

北風に乗って雲が流れ、画面奥から雪面に徐々に光が当たってきます。

左右に木の電柱がしっかり写し込んであります。

戸隠山の岩肌を雲の影が這っています。


前景が日陰になりました。


2時間後です。まさに絵のような風景が撮れていました。

このあたりで通りかかった人に話しかけられて会話が入っていました。
音声はBGMも含めて使わない方針ですから話し声は想い出としてだけ聞いておきました。

この映像は平成3年1月に撮影したものですが、その前にも挑戦したけど状況が絵にならなくて改めて出掛けたときのものです。
BGVを作ろうと考えてこんなことを繰り返しましたが、2時間という長さは状況の変化を見事に捉えるものだと痛感しました。
写真を見て絵を描くことは今では一般的な手法で、世間で認められているようですが、私は違うと思います。
例えば今回の場合、真冬ですからスケッチブックを持って行って現場で描くのはほぼ不可能ですが、写真で代用するならどの時点で撮るべきか、
そこなんです。
この映像を早送りしようが実時間で見ようが、刻々と変化する状況の中で「ここだ!」という画面で止めてそれを描くというのはどうでしょう。
ちなみにこの映像は216,000コマの静止画が毎秒30枚表示されます。216,000枚の絵と考えることもできます。
思い付きでスマホで撮る写真とは次元が違いませんか?
据えっぱなしのビデオカメラで撮った風景を絵で表現しようという方法って、いいじゃないですか!
コメント
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