夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

思いがけず素晴らしいテープが出てきました

2022-08-27 13:35:25 | Weblog
EDBeta で撮影したテープはまだまだあります。
どれから手を付けたらいいのか、明るい悩みです。

これは晩秋と冬のテープもあって、アップロード済みですが春に撮ったテープもありました。

先日同じ場所に行って写真を撮ってきましたが、何かが違うと思ったら画面右手の大木が今は無いんです。
当時調べて「イトマキイタヤ」だろうと判断しましたが確かではありません。

昨日のうちにアップロード済みです。


棚に収めたテープの中に「見えすいた秋の情景」と書いたラベルが貼ってあるのを期待せずに中身を確認。
これ、思いがけず良く撮れていました。
さっそくキャプチャ。

黒姫山麓で、黒姫と対面する飯縄山と右手の瑪瑙山(めのうやま)を背景に逆光のススキです。

キャプチャは Premiere Pro 2.0 を使いますが「テープ」モードだとテープエンドでこのメッセージが出て終了します。


撮影した時点では「こりゃあ見え透いてるなあ」と思いましたし、モニターで見てもイマイチだとその後忘れていました。
でも30年の歳月は映像を熟成させていました。
秋の空、風に揺れるススキ、逆光で光る葉。過ぎた年月を感じます。


アップしました。



40代の自分に感心して、次のテープです。

これは試しに偏光フィルターを使って空を暗く落として撮影したもので、確認したらやり過ぎでNGだと放置していました。
でも待てよ、空が青過ぎるけど見ようによってはまさに記憶色。映像を見ているときは不自然でも見終わっての記憶では逆に自然だと気がつきました。

草原の左手は黒姫の裾、奥の山は妙高です。
余談ですが、映像の冒頭妙高の地獄谷から噴煙(水蒸気)が上がっています。


この動画は秀逸で、夏の季節風に乗って雲が流れ、隙間からの光が草原と狭い道を向こうに這っていくのは何かを象徴しているようです。
先日母を見送ったばかりなのでそう感じるのでしょうか。

実はこのテープは後半別の映像を撮っていました。
真夏の黒姫山のアップです。

余計なものは一切入れない潔さ。

左からの斜めの光線で終了近くでは微かに光芒が見えます。


どの動画も(動画という表現は嫌いですが)絵画の材料に持ってこいの材料だと自負していますがそのことは別途書きますね。
テープはまだまだありますので続きの作業に掛かりましょう。
コメント
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