年末の動作確認で液漏れした電解コンデンサーを交換して直った ITC-870 。
修理の途中でカメラ側のフィルターの汚れが気になっていました。
一番外側の素抜けのフィルターは厚さが約 9.8mm ありますがきれいです。
こっちは見なかったことにすればいいんですが。
これを調べるには CCD ブロックを取り外す必要があります。基板が何枚も載っていてやっかいです。
CCD ブロックは取れました。
これ、いわゆるブルーフィルターかな？。こちらは正面側。厚さは約 6mm 。
裏側をクリーニングすればきれいになるんだろうと考えたのは浅はかでした。
一枚物じゃなくて張り合わせてあってその間が変なんです。この感じはバルサムでしょうか。
バルサムの貼り直しは先日 Tokina レンズで成功した経験があります。
あの時は鍋に水を張ってレンズを入れて暖めたら簡単に剥がれて UV レジンで貼り直しました。
さて、今回はどうしましょう。
これも慌てるとどうなるか皆目わからないのでじっくり構えて取り掛かることにして今日はここまで。
分解したパーツはここに入れて
分解過程毎に写真を撮っておいたので組み立てで？の恐れはないと思うのですが、どうかな。
色々調べましたがこれはお湯で温めて剥がして貼り直すという単純な話ではなさそうです。
この後でバカをやっちゃいました。
暖めたらどうかなと考えてクリップライトを逆さまにしてそこに乗せておいたんです。
他にも色々やったりこの記事を書いていてふと見ると「あっ！」。割れちゃいました。
公開先に立たず。やっちゃいました。
あきらめて元通りに組み立てて棚に戻しましょう。
いずれ出物が見つかったら格安でしょうから手に入れてこの ITC-870 は部品取りです。
追伸：夕方、元通りに組み立ててやや画面が不安定ですがカラーバーも生出しの映像も出ました。
