夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

年末のカメラ動作確認 Ikegami HL-95

2024-12-13 16:13:18 | Weblog

工房のカメラの中で HL-95 は特別扱い。

これこそ稼動状態の個体は日本に、否、世界に何台存在するのでしょう。

棚から降ろして調整台に鎮座。VA-95SA を介して BVV-5 を合体させてあります。

とにかく重いカメラです。

大切に扱われたことが伺えます。

レンズは FUJINON 。コネクタは 12pin です。使い込んだ味があります。

BVV-5 のコネクタ部です。電源は XLR4pin 。

外部モニターに繋ぎ、電源もアダプタから供給して

電源を入れると、VF 画面に前にも出た警告が点滅。別に驚きません。

カラーバーは問題なく出ました。

念のためカバーを開けて目視確認。門外漢ですから何もわかりませんが。

でも今回このラベルを見つけました。撮像管はダイオードガンプランビコンでこれは Gch 。

一本百万円とも言われるこれが R,G,B 3本使われているんです!

カバーの裏に私が書いたラベルが貼ってありました。必死で修理したんでした。

MEMORY BREAK は電源投入後しばらくすると消えるので見なかった事にしましょう。

いつものように生出しの映像を確認。Bruno 爺さんの出番です。

曇り空で窓からの光が弱いので 100W の投光機でライティング。

問題なく映像が出ました。ホワイトバランスは白い紙で取りました。

このカメラは以前試し撮りをした時の動画をアップしてあります。

Ikegami HL-95 Test_03 April 24,2021

大切なカメラですからこれからワックスを掛けて磨いて保管します。

次の動作確認はもう一台ある HL-79E にしましょう。

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山口県から届いた8ミリカメラ

2024-12-13 08:54:03 | Weblog

昨日午後、ヤフオクで見つけた8ミリカメラが届きました。

長野県から遠く離れた山口県から1日で来るとは驚き。宅急便の皆さんに感謝。

お歳暮のシーズンに2回配達のアルバイトをした事があるのでご苦労がわかります。

中身はこれ、ELMO Single 8S-60 。

付属の純正グリップを取り付けて電池ボックスも確認。

ELMO らしい人間味のあるグリップです。

電池ボックスは腐食跡が全くない最高の状態です。前の持ち主が大切に扱ったんでしょう。

フィルム収納部はモルトの劣化以外きれいです。

ここに水銀電池が入っているはずです。ありました。

電圧はゼロですが腐食していません。

電池を入れてひと通り動作を確認しましたが完璧です。

ホームページの「カメラ博物館」に載せるため全体の写真を撮りました。

小さなカメラですが金属ボディでずっしりしています。

8S-60 は懐かしい想い出のあるカメラなんです。

20代初めに弟の FUJICA P300 を借りてモトクロスの草レースを撮って8ミリにのめり込み、初めて買ったのがこれ。

以来、出掛けるときはいつも持って行って色々撮りましたがあれは何処へ行ったのやら。

あのカメラ店にしてみれば以後何台もカメラや映写機を買う上得意様だったでしょう。

8S-60 はいつか折をみてもう一度手に入れたいと思っていましたがやっと願いが叶いました。

他に Canon DS-8 も手放したのを後悔していつかまた手に入れようと考えて数年前に手に入れました。

願いは叶うものですね。

次は貯金をはたいて買った Canon Scoopic16M を取り戻したいけど相場が滅茶苦茶です。

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