夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

「映像による絵画用素材」第一弾完成

2022-07-20 12:12:46 | Weblog
写真ではなく映像を見て絵を描くためのフリー素材第一弾が完成しました。
この試みが受け入れられるか否かは全く未知の分野ですが、とにかくやってみるしかありません。
100本を越えるEDBetaテープから絞り込んで、鬼無里村の戸隠山を背景にした古い民家の四季の風景シリーズ4本です。
Premiere Pro2.0でタイトルを入れ、映像は前後をカットして2時間ちょうどにまとめました。
現地音とBGMは無しですが、特にBGMに関しては適当な曲が見つからないのと2時間なんて長い曲はありませんから。
自分で作曲ができれば使いたい思いはありますが昨今のテレビの何から何までBGMやジングルを付けるやり方は辟易。
字幕もそうで画面を汚すだけです。このシリーズは無音としました。

完成して書き出したAVIファイルはフリーのShotocutでMP4に変換します。

ここでは何も手を加えずYoutube用テンプレートでエンコードするだけ。

待つ間にCPUの負荷状態を確認しました。

大丈夫です。

次々にエンコードしてMP4ファイルが揃いました。


詳細は

あれ、summerだけ尺が短いのはエンドマークを忘れたのかな?

すぐにもアップロードは可能ですが慌てることはありません。
解説文を考えないといけないしカテゴリーをどうするかとか色々ありますから。
夕べ他のテープを何本か確認しましたが使えるものが目白押しでした。

いつものように話題を変えます。
昨日は半端な曇り空で、そんな状況で写真を撮ったらどうなるかと出掛けました。
隣りの信濃町なら少しは涼しいかと行ってみたらむしろ蒸し蒸ししていたので取り急ぎ三脚なしで。


農協の共選所って、どれも独特の雰囲気で好きです。


こんな捉え方も好きです。


雨上がりもいいもんですね。


森林組合のレンガ作りの古い建物はいつかライカで撮るつもりですが葵は今が最高なのでFinePixでもいいや。

これも「絵」になりそう。
写真も絵の素材をテーマにしてから俄然面白くなってきました。
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「映像による絵画用素材」今日はテープからのキャプチャ正常

2022-07-19 11:38:55 | Weblog
一晩休ませたのが良かったのか、今日はPremiereのキャプチャは2時間テープの最後までできました。
テープ内容は冬の山里です。
ただし、テープエンドで映像が乱れたところでお馴染みの忌々しいメッセージが出たけど無事保存できました。

さっそくタイトルを用意してあらかじめ作成してあるProjectのタイムラインに置いて

2時間きっちりに前後をカット。

おっと、これは次の工程の画像でした。

エンドタイトルも追加してマスク処理。


プレビューファイルを作成します。


参考のためにタスクマネージャーを開いて負荷の状態を確認しました。

CPUはXEONなので楽勝ですね。

プレビュー、Premiere Pro2.0の場合はレンダリングと言うようですが、階下で別途絵を描いているうちに完了。
これがタイトルです。


セリアの小さなスケッチブックに鉛筆で下書きして極細マッキーでアウトラインを描き水彩色鉛筆で色を付けました。


脱線しました。
肝心の映像ですね。冒頭の画面はこれです。

背景の戸隠山が厚い雲に覆われています。

北風に乗って雲が流れ、画面奥から雪面に徐々に光が当たってきます。

左右に木の電柱がしっかり写し込んであります。

戸隠山の岩肌を雲の影が這っています。


前景が日陰になりました。


2時間後です。まさに絵のような風景が撮れていました。

このあたりで通りかかった人に話しかけられて会話が入っていました。
音声はBGMも含めて使わない方針ですから話し声は想い出としてだけ聞いておきました。

この映像は平成3年1月に撮影したものですが、その前にも挑戦したけど状況が絵にならなくて改めて出掛けたときのものです。
BGVを作ろうと考えてこんなことを繰り返しましたが、2時間という長さは状況の変化を見事に捉えるものだと痛感しました。
写真を見て絵を描くことは今では一般的な手法で、世間で認められているようですが、私は違うと思います。
例えば今回の場合、真冬ですからスケッチブックを持って行って現場で描くのはほぼ不可能ですが、写真で代用するならどの時点で撮るべきか、
そこなんです。
この映像を早送りしようが実時間で見ようが、刻々と変化する状況の中で「ここだ!」という画面で止めてそれを描くというのはどうでしょう。
ちなみにこの映像は216,000コマの静止画が毎秒30枚表示されます。216,000枚の絵と考えることもできます。
思い付きでスマホで撮る写真とは次元が違いませんか?
据えっぱなしのビデオカメラで撮った風景を絵で表現しようという方法って、いいじゃないですか!
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映像のキャプチャ 世の中うまくいかないから面白いんです

2022-07-18 21:14:35 | Weblog
絵画の素材としての動画を製作中ですが、やろうとしているのは大した作業じゃありません。
でもあちらこちらに落とし穴が仕掛けてあって簡単には進めません。
キャプチャの最中にこのメッセージ。

だからどうしたってんだ!
何度も見たメッセージです。「なのでこうして対処しておきました」って言えないのか!
まあパソコンなんてこんなもんです。信用しちゃいけません。

脇のADVC-500を見ると原因なのか結果なのか、MODEがDV→ANALOGになっています。


ANALOG→DVに戻してやり直そうとしましたが


ここで考えました。
「ドロップフレームでキャプチャを停止」にチェックが入っているので


チェックを外しました。


これでキャプチャしましたが結果は同じでした。
ワークステーションを休ませた方がいいかな、今日は2時間テープを2本キャプチャできたし。
それ以前にPremiere Pro2.0の使い方を勉強した方がよろしいようで。


余計なことですがハードオフでこれを買ってきました。

L版の画彩300枚で¥110。

話を戻しましょう。
アナログテープからキャプチャすると

画面下と右に昔のテレビでは見えないエリアも含めて取り込んでしまいます。

そのままでは見苦しいので周囲にマスクを置いて隠すんですが、使い慣れたPremiere6.5なら考えなくても簡単でしたが2.0は勝手が違います。


解説書を参考にアイリス/正方形でマスクを付けました。マスクのカラーは16,16,16です。

この動画を確認したら面白いことに気が付きました。画面右下の畑の中に麦わら帽子のおじさんが見えますか。
これは30年位前、確か盆休みの暑い日で、途中正午のチャイムが入っていました。
手前の畑はたばこ畑ですが、この暑い盛りに3人で葉の収穫作業をしているのが見えます。
据えっ放しのカメラでの撮影ですが、もちろんずっとカメラの前で待機なんてしません。
当時私が乗っていた車は三菱ジープJ53(新車です!)を日陰に置いてそこでのんびり。
畑の様子なんて見ているわけがありません。
撮影後帰ってから映像を確認したときは「余計なのが入っちゃったなあ」とがっかりしたのを思い出しました。
他にも向こうの農道をスーパーカブのおじさんが通ったり


自転車のおばさんが行ったり来たりが見えます。


昨今は誰もが肖像権を主張する妙なご時勢で、人物を撮影することは困難です。
私に言わせれば姿形を売りにする職業以外の人間には肖像権なんて存在するわけがないんです。
義務を果たさずに権利は主張する輩は大嫌いじゃ。

この映像の場合は遠景で個人の識別はできないし30年前ですから逆に解体されて今は跡形もないあの古い家と共に貴重な映像です。
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絵の素材としての映像製作はPremiere Pro 2.0 で

2022-07-17 14:47:29 | Weblog
古いワークステーションでは処理が遅くてイライラします。
タイムラインから書き出そうとしたら途方もない時間が掛かっちゃいます。
「だめだこりゃ」。
メインのワークステーションでやることにしました。
待っている間にキャプチャからやり直しても元が取れます。
こちらのワークステーションは canopus ADVC-500 経由でベーカムから EDV-9000 の Y/C だろうがコンポジットだろうが受け付けます。
しかもコンピュータとは無関係、単なる信号変換機でヒモ付きじゃないのであっさりしてます。

Y/C (S) 尊号の場合はこんな設定です。

キャプチャは Premiere Pro2.0 を使います。


何の問題もなく進行。


今回のテープはキッチリ2時間以上、テープエンドまで撮影してあります。
途中で不具合は無いので2時間の動画にしちゃいます。

テープエンドまでしっかりキャプチャしました。

ここからが問題です。
Premiere は古い6.5で覚えたのでPro2.0(これも古いけど)は使い方がよくわからないんです。

画面の周囲に黒マスクを被せたいんだけど、エフェクトの中にある アイリス(正方形)でいいんだろ。
色は 16,16,16 、全編に適用するにはと、

アイリスはうまくいきました。
次はタイトルです。

こんなもんかな。

エンドタイトルもあった方がいいでしょう。フローチャートの ”END” の役割です。


テキストの色は初期設定のままで良し。


ワークエリアのプレビューファイル作成も桁違いに高速です。
Xeon CPU の威力ですねえ。


合間に窓の外を見るといい入道雲が出ていました。
即近くの丘の上へ行ってパチリ。


そうこうしているうちにプレビューファイル作成が終わりました。
次のテープのキャプチャは空模様と相談して夜の涼しい時間帯に、と思ったら雨が降ってきました。
雷の恐れがあるので止めといた方が良さそうです。
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ウォーキングの後でスナップ撮影

2022-07-16 14:50:24 | Weblog
毎度のウォーキングは手抜きで4㌔。
その後で写真素材を探してあっちこっち車で移動です。
その間に夕べから開始した、キャプチャした映像のプレビューファイル作成ですが、セットして開始すれば後はワークステーションが黙々と進めてくれます。
当面仕掛かりのシリーズの残り1本です。

信濃町界隈をのんびり走って、途中で見たバイク屋さんの店の中に古いバイクがあったのが気になって戻ろうと旧古間小学校でUターンしようとしたら

なんとなんと、雪です!

冬場はここが雪捨て場になっていますが、まだこんなに残っているとは。

冬はすごい雪の山になっていたので圧雪状態でカチカチです。

遠目には白っぽい岩に見えます。


木造校舎が映る水溜りは雪が融けたものでしょう。

この校舎、耐震強度が足りないので今は使われずに放置されていますが素晴らしい文化遺産です。
絶対に解体しないで保存して下さいね、町役場さん。

これという当てもなく走ってしなの鉄道古間駅に車を停めてありきたりの構図で一枚。

あのバイク屋さんは別の日に寄ってみましょう。

無人の駅舎です。


ホームに入って全景。

2年前にここでHL-79Eの試し撮りをしたっけ。

駅前に次々に車がやってきます。
列車が来るみたいなのでカメラを構えて待ちました。
上り列車です。

数人が乗り込みました。

ここで昔の加治屋さんの建物の前に咲いている葵が目に入りました。

いい雰囲気ですねえ。

車を出してから、そういえば前から気になっていた建物があったはずと戻りました。
これです。


これは何なんでしょう。農協系の作業所なのかな。


誰もいません。


この手の乾燥質の建物は大好きです。


この木何の木?


どの方向から見ても面白い雰囲気です。


裏に回ってみましたがこっちもいいですねえ。


シュールな映画の舞台になりそうです。


帰り際に振り向いてもう一枚。


絵の練習は続けています。

水彩色鉛筆は混色がうまくいきません。

3時前ですがヒグラシが鳴き出しました。
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絵画の素材としての動画製作とお絵描き

2022-07-15 14:22:38 | Weblog
サブワークステーションは保存用に違うディスクをセットして快調です。


旧鬼無里村で収録した山里の風景シリーズのキャプチャは無事完了。
それぞれ2時間の映像から1時間のエリアを選んでタイトルを付け、マスク処理をしてプレビューファイル作成。


元がアナログ映像なのでテレビ画面では見切れる部分に帰線その他があるのでそこは黒マスクで隠す必要があります。
サブワークステーションはOSがXPでCPUもPentiumですから処理に時間が掛かります。


待つ間に最近描いたお粗末な絵について。
本格的な画材はまだもったいなくてそのままです。
今使っているのはセリアのスケッチブック。

これ、サイズは小さいけど厚口タイプで案外使えます。

2009年8月25日にJrと撮った写真があります。
長野市三才の町を撮ったスナップ写真ですが、道路整備に伴う改修で今となっては懐かしい写真になりました。

今では街並みの様子がずいぶん変わりました。
当時と同じ場所を大昔のライカで撮って(話があべこべですが)比較しようと考えて冬に挑戦したんですが肝心のライカが寒さで不調、失敗しました。
フィルムは買ってあるので近いうちに再挑戦です。

写真を頼りに昔の街並みを水彩画の練習のために描こうと考えたんです。

絵の具もセリアで買った安物ですが、


一昨日から始めました。
鉛筆でアウトラインを書きマッキーの極細で輪郭を描いて色付けです。

我ながら味のある絵になりました。

これは昨日描いた絵です。

長野電鉄の路線バスの配色は個人的に嫌いですがこの街並みにはピッタリです。

今日は絵の具をUNIの水彩色鉛筆に変更。


色の混合なんてやってませんから派手な色ですが練習だからこれでいいとしましょう。

セリアのスケッチブックは40シートあるので全部描いちゃいますね。

ワークステーションは次のプロジェクトのプレビューファイル作成で頑張っています。
残り時間は約3時間だって。
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ワークステーション不調の原因は外付けHDD

2022-07-14 06:45:20 | Weblog
ビデオテープのキャプチャが途中で止まる現象が再三起きて腹を立てましたが原因がわかりました。
昨日ワークステーションを予備機と入れ替えて、室温が24℃で環境は問題なし、恐る恐るキャプチャ開始です。
テープはこれ。


初めは順調に見えましたがまたしても途中でこのメッセージが出て停止!

ワークステーション自体の問題ではないようです。

もう一度Rextestで"D"ドライブの速度を確認すると問題無いようですが。


怪しいのはこれかな。外付けのHDDです。

自主作品の制作で酷使しましたから。
ラベルを見ると2012年製ですから10年も使ったんですね。

メインのワークステーションは外付けでHDDを2台接続していて、2TBの方は空き容量が十分あるのでこれを使ってみることにしました。


速度は今までのディスクと全く同じでした。


余計なことですがCドライブも確認。


これで改めてキャプチャに挑戦。
おや、HDDのアクセスランプを見ると前のディスクと様子が違います。

前のはこれがランダムに点滅していましたがこれは周期的に規則正しく点滅します。

まだ不安が残りますがキャプチャは順調に進みました。
ところが1時間40分を過ぎた頃、キャプチャ画面が乱れ始めました。

これはワークステーションの問題じゃありませんね。EDV-9000のヘッドの詰まりです。
でも使うのは1時間ですから目的は果たせました。
そういえば前にベータテープのリワインダーを持っていて、あれはテープクリーニング機能がありました。
残念ながら壊れて処分しちゃったんです。残念。

素材テープはこの通り、当時それぞれカテゴリ別に番号を割り付けておいたので改めて順番に整理しました。

当時EDBetaテープは確かEL500(120min)が¥2,000以上した記憶があります。
テープ代は優に¥200,000オーバー!。EDV-9000が動くうちに生かさないと。
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どうもワークステーションが不調で予備機と入れ替え

2022-07-13 11:51:38 | Weblog
テープからのキャプチャが途中で止る症状がまた出ました。
原因は HDD じゃないみたいです。
SE じゃありませんから原因究明はしません。
ワークステーションはこんなこともあろうかと捨てなかったほぼ同じ型の予備機があるのでこの際入れ替えることにしました。

部屋の隅から予備機を持ち出して外で清掃です。

コンプレッサーが小型でなかなか圧が上がらないけどブロワーや掃除機より遥かに強力です。
これも Canopus DVRex M1 が装着してあります。

カードリーダーを移植。


内部に空きの USB が無いので後ろからケーブルで


接続。


内部を清掃したのが効いたのか前に使っていたときより静かになりました。


動作確認しましたが正常です。
外付けのディスクも何回かあれこれやって認識。

カードリーダーも正常。

玄関から奥方の声「お父さん、何か来てるよ」。
あれが届いたんです。


これです。いつものヤフオクで落札しました。¥3,800


BOLEX のファインダーのアイカップですぞ。


このカメラは手に入れたときアイカップが欠品でした。
純正はゴムの質が悪くてどれも劣化しているようです。国産カメラはその点一部を除いて優秀です。
さっそく装着しました。


複製品ですがいいじゃないですか。


Arriflex 16S も同じく純正のアイカップが硬化してヒビが入っていたので交換しましたが同じ人から入手したものです。
バッグに入れるには折りたたむ必要がありますが材質が良さそうなので変形はしないでしょう。


16ミリカメラは Bell&Howell , BOLEX H16 , Arriflex16S が手元にありますが、そのうち Canon Scoopic M 又は MN もコレクションに加えたいですね。
Scoopic 16M は昔持っていて実際使ったんですが、あれ、売り飛ばさなきゃ良かったと後悔しています。

ワークステーションですが、改めて EDBeta テープのキャプチャに掛かりたいけど、このところトラブルが再三出たので躊躇しています。
気分転換に夏空の写真でも撮ろうかな。
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ビデオテープからのキャプチャは正常にできました

2022-07-12 07:30:13 | Weblog
途中で停止したキャプチャですがその後成功しました。
どうも外付けの HDD に問題があったようで、内臓の HDD (デフラグ済み)では問題はありませんでした。

2時間ピッタリで自動停止。

今回キャプチャした映像は記憶が曖昧ですが恐らく1992年1月に撮影したものです。
この「絵」のような風景の中の廃屋は今は無いので貴重な映像となりました。
サブワークステーションを横目で見ながらキャプチャ画面を見ていると、一見ほとんど変化が無い映像ですが、
2時間の間に状況は大きく変化しています。

これは冒頭部です。時間帯は昼頃だったかな。戸隠山の上は厚い雲です。


時間を追って画面を確認すると雲はやや薄くなりました。

カメラの右手後ろに杉の木立があるんですが、手前右の雪面に落ちる影の位置が変わっています。
流れる雲の影で奥の雪面が暗くなりました。

北西の季節風に乗って薄い綿のような雲の影が雪原をゆっくり流れています。


立ち木の影は更に移動して、


土手の影は見えなくなりました。


雲の影は絶え間なく流れています。


2時間経過しました。
明るい雪でレンズが絞り込まれて空の青が実際より暗くなっていますが、記憶の中の空はまさにこのコバルトブルーです。

今映像を見るとこの時点からカメラを回せば良かったと思いますがそれは叶わぬ夢。

大陸からの乾いて澄んだ大気により戸隠山は終始鮮明に見えています。
絵画の遠近法で使われる空気遠近法はこの場合使えません。
これを絵で表現するとしたらどういうことになるでしょう。
2時間のどの時点を描くか、描いているうちに表情は変化しますから恐らく迷うと思います。
実際この場所で描くとしたら、風景の表情はゆっくりですが確実に変化します。
写真ではなく映像を使った、現場で描く擬似体験の可能性について、考えてみました。

これで鬼無里の山里の風景シリーズは四季の4本がキャプチャできました。
これからが大変なんです。
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昨日のワークステーションのデフラグはどんな結果になるか

2022-07-11 15:07:08 | Weblog
ビデオテープからのキャプチャが途中で停止しちゃう症状が出たので昨日は対策で時間がつぶれました。
ルートドライブ C は簡単ですが、外付けの 2TB E ドライブ(USB2接続)と内臓の 2TB SATA はそれぞれ数時間掛かりました。
その間にも室温が高いので外付けディスクはケースが熱を持ってきて急遽濡れ雑巾をかぶせてやりました。
内臓のディスクだって暑くなっていたと思います。
その結果は今改めて2時間テープをキャプチャしているので間もなく判明するはずです。
今日は余っている換気扇をセットして強制空冷しています。


結果はすぐに出ました。

外付けHDDはご機嫌がよろしくないようです。

では内臓のディスクに切り替えて再挑戦。
心配だなあ。

それは結果待ちということで昨日撮った写真から出来のいいのを選びましょう。
午後になって東の空にすごい入道雲が現れたので猛暑の中、カメラを持ってレガシィで出掛けました。
何処で撮ろうかと走っていたら先ほどまでの入道雲が腰砕け。


仕方ないので入道雲なしで夏の空を表現する風景を探しました。

中景の家並みの屋根の色と形が変化に富んでいます。軽トラが走っていれば最高!

毎度私好みのカットです。

この先には何があるのかという想像力を引き出す計算です。

思い切り大胆に


夏の丘のりんご畑です。

暑さが伝わるかな。

こういう構図、絵柄が好きなのでどうしてもカメラを向けてしまいます。


ちょうど車が通り掛かったので


珍しくカチッとした構図を避けてみました。


葵です。これが上まで咲くと梅雨が明けるといいますがこの夏は異常ですね。


ここを通るときいつも気になっていました。


奥の道は広大なりんご畑の中に続いています。


水彩画は大胆な表現の中に繊細な線を描いて見かけ上の解像感を上げる手法と見ました。
こんな素材は最適でしょう。


一見失敗した写真の中に面白いのが何枚かあります。

思い切り大胆に真夏の太陽を写し込んでみました。

こんな撮り方もしましたが当たり前過ぎます。


カメラ任せで撮るとこんな写真になります。

ひと絞り開けるかシャッター速度を落とせばいいのはわかっています。
でもこのままの方が面白いと思うのです。

キャプチャは46分を越えましたがどうなることか。現在室温は28℃です。
ここでひとつ思い付きました。
EDV-9000 の上に業務用 SVHS デッキを重ねていますがこれでは EDV-9000 の放熱が悪いぞ!
即余りの角材を切ってきて間に入れました。

どうじゃ、これで少しは涼しくなったろ。

どうこうしているうちにキャプチャは50分を超えました。
結果については明日報告しましょう。
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