ゆるい感じで。

「スレイヤーズ」のガウリナメインの二次創作ブログサイトです。原作者様、関係者様には一切関係ございません。

暑いですね!

2013-08-08 14:02:52 | 日記・雑記
どもども、こんにちは!
ようやくゼロシル小説ちょっとだけ更新できてほっとしております。
ガウリナも書きたいよおおお。けどネタ切れ感が凄い(苦笑

最近携帯をスマホに変えたので、一話分の文章量がどんなもんか手探りでやっとります。
いつも更新はメールでカコカコ打ってぽちっと送信してたんですが、スマホだとボタンないからやりづらいですねえ><

というわけで、夏ですね!
スレイヤーズRevolutionが今度パチンコ台になる、というニュースを聞きました。
パチンコについてはよく分かりませんが、これを期にファン増えたりすると嬉しいですね^^
ただ、絵柄とかは昔の方が好きなんだよなあ……とか言ってみたり。まあ、しょうがないっすけど。

レボエボについては一度放送中に観たっきりなので、そのうち見直したいと思ってます。当初は期待しすぎてちょっとガッカリしたところとかもありますが、改めて観ると面白かったりするのでは、と。
でもだったら無印から観たいなあ。無印って呪文詠唱とかしっかりやってて、四人組の連携プレーとかあって熱いですよね!NEXTっ子な私ですが、無印も凄い好きです。まだ観てない方にはぜひ観て欲しいです。

夏、出来たら残暑見舞い的な絵とか描きたいです。毎回下手なんですけど、絵の練習したいですなあ。
小説でも、前々からやりたかったネタとか、書けたら良いなあ……。

そんなわけで、また次回!



困惑のサイラーグ[4](ゼロシル)

2013-08-08 13:25:52 | 困惑のサイラーグ(ゼロシル/完)
*これはゼロシルCP小説です。捏造、妄想に溢れていますので、苦手な方はお戻り下さいませ。

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「フラグーンの種ですって!?」
思わず立ち上がった私を、市長のサリマンさんが宥めた。
「落ち着きなされシルフィールさん。まだ本物と決まったわけではないのじゃ」
「しかし、そんな貴重な物が一体どこから...」
「それがの、隣国の魔道士協会がサイラーグ復興に支援したい、と寄贈してくださったようなのじゃ」

神聖樹フラグーン。かつてはサイラーグの中心であり象徴であったもの。聖なる巨大な木。
フラグーンは以前にとある事件で失われた。その事件には私も関係している。
──この街が一瞬にして荒野に化した瞬間が、未だに瞼の裏に焼き付いて離れない。
あの木が強大な魔族の障気によってハゼ割れた、と聞かされた時の絶望も、また忘れられない。

その木が復活する。それはほとんど奇跡だ。もしフラグーンがこの街に戻れば、それは復興への大きな希望
になる...!

「とにかくその種を見せて下さいませんか?」
勢いこむ私にサリマンさんが深く頷いた。
「今は魔道士協会に保管されておるはずじゃ」
「分かりましたわ!」

サリマンさんの言う「魔道士協会」は、先の事件が起きる前のそれとは少し異なる。
サイラーグ復興に向けて、賢人や支援者が集まれるようにと新たに建てられた集会所のようなものだ。便宜上魔道士協会と呼ばれているが、他の街のものとは別物だ。

慌てて協会の扉を叩いた私を待っていたのは、サイラーグ復興の会の面々だった。
「おお、シルフィール殿、来なさったか!」
「フラグーンの種と言うのは!?」
挨拶も無く言った私に、彼らは緊張した面持ちで頷いた。

「これの事ですな」
そっと手渡されたのは掌サイズの包みだ。紫色の繊細な布で包まれたそれは、早く出してくれと囁いてくるようだった。
「これが...!」
開いた包みから出て来たのは、植物の種にしては大きめの種だ。
かぼちゃの種が変色して肥大化したような見た目だった。

「...まさに、書物に描かれている物と同じ特徴を備えております」
歴史家のシリウスさんが囁くように言った。
途端、熱気を帯びる空気。皆の興奮が伝わってくる。
ただ...

「本当に本物かどうか、確かめるすべは無いのでしょうか」
私の言葉に、部屋中が静まり返った。
「フラグーンという木はとても珍しく、もはや伝説的な植物ですからなあ…」
「私も、実際に存在したという記憶はあれど、種については全く無知ですし、他の国や街にある、という話も聞いたことがありません」
──本物かどうか、確かめることは出来ないのだろうか...?

「出来ると思いますよ?」

聞き慣れた声に驚く。
慌てて振り返ると、玄関のあたりに「彼」が立っていた。
「ゼロスさん!いつからそこに?」
私の質問には答えず、彼はゆっくりとこちらに歩いてくる。

「そのフラグーンの種が本物か、確かめる方法ならありますよ」
ほとんど当たり前の事を言うように淡々と、彼は言った。
「竜族か、エルフ族にお訊きになればよろしいのでは?」

「あ...!」
確かにそうだ。その手があった。
その事に気づかなかっただなんて。
「彼らは何百年と生きる一族ですから、フラグーンについての知識も我々よりは遥にあると思いますよ」

彼の言葉に、私は希望が胸の中で大きく膨らむ音を聞いた。


続く

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次回に続く!ほんとにいつも更新遅くてすみません(>_<)ヽ