幽玄洞ブログ

岩手県一関市東山町からローカルな情報を発信していきます。

野口英世と岩手・東山のつながり

2017年04月05日 | 東山町

今日の岩手日日新聞に、野口英世と東山の縁について大きく取り上げられていました。
そのいきさつに詳しい同町の山崎司朗さんにお話を聞きました。
野口博士は福島県猪苗代町出身で、米国のロックフェラー医学研究所に勤務していたことがあります。
その頃、元東山町長の松川誠さんの母方の親戚である高橋京平(康倫)さんも当時、シアトルで東北人会会計をしていました。
博士が一時帰国する際、シアトルで開かれた東北人会送別会で撮影した写真を高橋さんが持参。その写真は2009年に見つかり、山崎さんが野口英世記念館にはたらきかけ、松川さんから同館に寄贈されました。

              前列右から2人目が野口英世博士、後列右が高橋さん

山崎さんはこの写真のすごさを「今まで博士と岩手の接点が一つも無かった。博士が岩手に来たことも無かった。それがこの写真により博士と東山の結びつきを証明している。」といいます。
博士は1915年(大正4年)8月20日にシアトルを日本郵船「横濱丸」に乗船していますが、山崎さんが愛読している「フォトドキュメンタリー野口英世」の中で下記のように記述されており、当時の交通手段としての長い船旅を察することができ、記述と一致するものです。

100年も経て貴重な資料が同館に収蔵され、3月には東山行政区長協議会の皆さんが同館を訪れるなど、これからもますます東山とのつながりを深めていくものと感じました。

 

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