25日(土)に、一関市東山町の東山地域交流センターにて「紫雲石硯研究会」の学習会が開かれました。
紫雲石硯研究会とは、東山町の伝統品である紫雲石硯について理解を深めようと東山図書館が開設した講座で、全8回の日程で紫雲石硯を作ったり、移動研修を行います。
第1回目の25日は、東山町の書道家・佐藤関水先生と製硯師・佐藤鐵治先生が、紫雲石硯や硯全般について講話しました。
書道家の佐藤関水先生は、硯についても造詣が深く、硯の歴史や硯を買う前の良し悪しの見方、様々な種類の硯の説明など、評論的な立場から幅広いお話をされました。
また佐藤鐵治先生は、お祖父さんの代から硯を作っている製硯師の3代目で、東山町田河津地区の夏山で硯作りが始まった経緯や、制作中の苦労話、今でも勉強のために旅先等でも石や硯をよく見ていることなどを、笑いを交えながら語りました。
次回からは、参加者達は佐藤鐵治先生の工房で実際に紫雲石硯を作っていくそうです。
素敵な硯が作れるといいですね。
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