幽玄洞ブログ

岩手県一関市東山町からローカルな情報を発信していきます。

長さんの仕事

2008年10月10日 | 幽玄洞

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千葉長市さん82才。
私たちは親しみをこめて「長さん」と呼んでいますが、長さんは以前、幽玄洞で働いていたので私たちの大先輩なのです。手がとても器用で大工仕事から電気、水道など洞穴の中から外まで手掛けてくれました。自分自身も洞穴という特殊な現場で働いていたので、私たちが掃除しにくいところなどツボをよく知っています。先日からポンプをはじめ、ホースを延長したり、通路の人工芝生のすり減ったところなどを交換してくれたりと、現役顔負けの仕事ぶりです。ただ洞穴の入口までの上りが大変になったと本人は話しており、やはり久しぶりの坂道は効いた?かもしれません。
洞内で作業していると年輩のご夫妻の方が入って来ました。奥様が「怖いですねぇ。」と話しかけてきたら、長さんは「熊が出ないがら、おっかなぐないよぉ(怖くないよ)」と答えていました。
・・・なるほど
長さん「キノコ採りだの山登りに行ぐど熊に遭うけんど、こごだど安全だぁ」
・・・物は考えようようである。
こんな感じで長さんの作業は進むのである。
まだまだ長さんの仕事はあるのでこれからも元気で手伝ってもらいたいと思う後輩たちでした。

次はライトの下で写真を撮ります。今回は見づらくてすいません。

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展示予定のウミユリ化石

2008年10月05日 | 幽玄洞

今日は幽玄洞展示館にて展示予定の七田清さんの化石の写真を一部お借りして掲載したいと思います。

そもそもここ東山町は石灰岩地帯であり、石灰資源を活用した石灰関連産業で栄えた町としても知られています。
この石灰岩というものはサンゴ、ウミユリ、フズリナ等の死骸が堆積し、その後炭酸カルシウムが沈殿してできたと考えられています。
東山町の石灰岩はウミユリ石灰岩とも言われており、幽玄洞内壁でもウミユリの萼(ガク)や茎(くき)の部分の化石を見ることができます。
ウミユリは1000種類以上もあると言われておりますが、七田さんが採集したアクチクリニテス科と思われるウミユリのガクを中心に展示を予定しています。

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南磐井里産のウミユリのガク

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唐梅館産のウミユリのガク

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七曲峠産のウミユリのガク

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ハタケシメジのゆくえ

2008年10月04日 | 幽玄洞

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今年も幽玄洞の敷地内でコンクリートと石の間からハタケシメジが生えてきました。
名づけて「ど根性ハタケシメジ!」
発見から3日後には社内で芋煮会を予定していました。

            3日後
事務所にて手作りの芋の子汁、持ち寄りの漬物、お弁当、果物などテーブルに並びました。

Imonikai1

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芋の子汁にはもちろんど根性ハタケシメジやヒラタケ、ふつうのしめじ、岩手県産の芋の子、北上産の二子芋や野菜などが入り、美味しく出来上がりました。
ただしハタケシメジが7個しかなかったので、入っていなかった人もいたかもしれません。??

Imonikai2_2

今年はひがしやま観光ホテルさんに芋煮会用のお弁当を頼みました。見栄えもきれいで手の込んだとても美味しいお弁当でした。

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