一関市東山町松川にある「石と賢治のミュージアム 太陽と風の家」では11日より同町長坂出身の若手画家、鈴木研作氏の絵画展を開催しています。
鈴木氏は1985年青森県東通村に生まれ、2004年岩手県立一関第一高等学校を卒業。2008年に岩手大学教育学部教育文化課程を卒業し、現在は盛岡市で活動しています。
26歳の若さで2008年には岩手芸術祭現代美術部門で奨励賞、2008、9年と2年連続で洋画部門で部門賞を、2011年には現代美術部門で芸術祭賞を受賞しました。
今回は「賢治の扉をひらく心象スケッチ」をテーマに展示しています。
まず、石灰岩の町「東山」を印象づける「砕石プラント」の油絵は高校時代の作品です。賢治は晩年技師として同町で石灰に携わる仕事をしていたのは有名です。
砕石プラント
観測、月光、日食、天気予報、冷たい空気と題した抽象画の作品には賢治作品に表現される天体、自然などの宇宙の広がり、無限の世界が感じられます。
こちらが昨年芸術祭賞を受賞した作品です。
岩手芸術祭現代美術部門 芸術祭賞受賞作品
風景/人物
藤野館長さんは「同町出身なので、みんなで激励したいと思う。」と話しています。
ぜひみなさんご観覧ください! 同展は29日まで。