夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2016年11月25日(金)「国家独占資本主義と窮乏化」

2016年11月25日 20時01分01秒 | 「思うこと」
以下、今日のツイートです。

年金カット法案ともいわれている法案が審議中のようですが、数の力で決まるでしょう。高度成長前後の労働力として他の先進国からマッチ箱(ウサギ小屋)に住むエコノミックアニマルと揶揄されながら働いてきた僕たち老人はすでに邪魔者のように扱われるようになりました。100年は大丈夫は嘘でした。
若い世代のための年金改革のように言われていますが、支給年齢の引き上げや若い人のために将来に残すといわれた年金積立金は株というギャンブルに使われ、損失が出て老人は年金カット。利益が出ても使えない金になりそうです。何も老人切り捨てではなくて公助を捨て去って自助社会に。
年金支給年齢が60歳から65歳になり65歳までが労働力人口となりました。低賃金の労働力とされて失業率を下げています。さらに支給年齢の引き上げが行われて今の若い方は例えば68歳とか70誌までは低賃金で働かざるを得なくなるでしょう。ひどければ75歳まで。年金廃止に近い
年金の若い人の負担ばかりが言われていますが、これは積み立て方式から賦課方式への年金制度改悪があったからです。これが100年は大丈夫という中身。公助の充実とする安定した社会から自助社会へは年金だけではなくてあらゆる社会保障制度に現れてくるでしょう。
税は公共事業として企業にばらまかれる。今後は軍事力増強が出てやはり税が企業にばらまかれる。オリンピックに金が流れ、外遊のたびに手土産の金がばらまかれそれがひも付きならばやはり企業にその金はまわる。金融政策やアベノミクスすべて動員されてしか企業は生き残れなくなってる
国家独占資本主義。国民は様々な分野で動員されはじめる。それがいまよく耳にする「国民に痛みのある」改革です。しかし社会を維持しているのおは人の労働でありその労働により企業や富裕層を養っているのです。ここを忘れてはいけない。現実の政治思想がそうはなっていなくても。
現実の政治や思想がそうはなっていなくても勤労国民が疲弊をしている今の状態で経済は好循環しないことは明らかになっています。政府も無視できずに管制賃上げで企業にお願いしたり日本人が無理だから中国人のバク買をお願いして日本人は疲弊しながら「おもてなし」。もうやめましょう
しかし『もうやめましょう』と言ってもすぐには社会は変わりません。変えることを邪魔するのが貧困化、もっと正確に言えば窮乏化です。窮乏化はこの社会を変えなければとする一方でこの社会に自己満足あるいは我慢する作用を作り出します。
窮乏化に対しては、今の社会が変化すればどうにかなるといった短絡的な言動に頼ります。しかしその変化がどこに向かっているのかが見えずに感情に訴えてくる言葉に酔いしれてポピュリズムを作り出します。また中国や韓国の悪口を言えば自己満足に。後進国の実態を見たり清貧思想にも。
国内的には世代間格差や官民格差、男女間格差などなどに目が行き良い条件の者を引きずりおろせば満足してしまうようにもなる。到達闘争ではなくて引きずりおろすことによる自己満足あるいは正義感の発露。自分の生活は変わらず下手をすれば引きずりおろした分我が身にさらなる窮乏化が
以上のような窮乏化に対する誤った態度が社会に蔓延すると社会は政治的にも経済的にも委縮していきます。それがまた窮乏化を促進していくでしょう。社会は身動きできないような自由や民主主義の破壊となります。経済はマイナス成長から抜け出せない。自助に落ち込んだ勤労国民は。。。
この誤った今の現状を抜け出す第一歩は何でしょうか?
それは貧乏【窮乏化】であるのはなぜか、なぜ窮乏化が作り出されるのかという社会の仕組みを知ることです。
ここをしっかり認識すれば自虐的な先に書いたような意識的の誤りはなくなるでしょう。知識ではなくて考えることを!
窮乏は自分の責任よりも社会の仕組みにあると自信をもってとらえ切れれば、国民間の対立はなくなり、ヘイトもなくなり、足の引っ張り合いもなくなる。国民の良い意味での統一が生まれる。
学習(考えること)しましょう。学習と社会実態を見つめることは弁証法的に社会を変える。
コメント
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