猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

「孤独」は殺人の理由になるか

2005年12月23日 06時50分04秒 | ぶ~すか言ってやる!
大阪の姉妹殺害事件の犯人について、責任能力云々が早くも取りざたされている。
正直私は、「はぁ?」と、憤りながらその報道を眺めているしかない。

少年の頃、金属バットで母親を殺害した犯人は、中等少年院送致だかの処分のみで済み、殺人を犯したにも関わらず、大手を振って世の中を歩き回ったあげく.....罪のない人間を二人も殺した。

犯人の弁護士だかなんだか知らないが、会見していた男は言う。
「世間に出てきてから、彼の話を聞いてあげる人間がいなかったのが.....云々」
「彼の孤独感が.....云々」

言葉遣いの悪いのを承知で言わせてもらうが、そんなの関係あるかよ。

孤独は私の中にもあなたの中にもある。
人に話せないことのひとつやふたつ、誰にだってある。
殺人が起こるたびに
「犯人は複雑な家庭に育ち...」
とか言いたがるが、それは世間に山といる、しかし一生懸命生きている、複雑な家庭で育った人間に失礼極まりないものごとのくくり方だ。

苦労は免罪符になるか?
孤独は人を殺すに充分な理由か?
鑑定をするなら、孤独に関してではなく、性癖に関してしろ。

私は子供の頃、自分の運命が親によって翻弄されたことを人に話すと、彼らが優しくしてくれることに気づいた。
そして、それを大いに利用した。
自分は大変な目に遭ってきたのだから、人より優しくされる権利があるのだと、勘違いをした。
狡賢さだけが子供だった私の心の中で育ち、成長するにつれ、
「このままでは私は人間のカスになる」
と、自分自身で危惧を抱くようになった。
そして.....それから、私は自分の生い立ちについては、よほどのことがない限り、話さないようになった。
だから今でも私のことを、苦労知らずのお嬢さん、ならぬおばさんと思っている友人知人もたくさんいる。
それでいい。

少し話がそれたが.....。

無残に殺された者の話は、もう誰も聞いてあげることが出来ない。
どれだけ無念だったか。
どんな夢を抱いていたか。
それを犯人の、あるんだかどうだかわからないような「孤独」のせいにされては、殺された者も遺された者もたまったもんじゃない。
現にその犯人は、
「母親を殺したときの感覚が忘れられなかった」
と言ってるではないか。

で、あるのなら。
願わくば、その精神鑑定とやらが、「責任能力云々」ではなく、異常性癖を解き明かすための道しるべとなり、これから先の犯罪防止力に繋がっていきますよう。

孤独など、人を傷つける何かを起こす理由にはならない。
なぜなら、それは私の中にも、あなたの中にもあるものだから。

そしてまたふりだしへ.....

2005年12月22日 05時58分39秒 | 日記
大掃除といえば、付きものなのが、
「ああ、こんなところにこんなものが!」
とか、
「これ、とっておこうかな~、それとも思い切って捨てちゃうか!?」
といった、しばし考え込んだり楽しんだりする余計な時間。
おかげで寄り道回り道。
肝心の掃除がちっとも進まなかったり、何のために家の奥底をひっくり返していたのか、途中でわからなくなってしまったりする。

また、さらにそんな時。
捨てようかどうか迷った物を見つめて、もしくは置き場所に困った、場所を大いにとる品々を見つめながら、自分が今までどうやって散財してきたのか、振り返ってみるチャンスだったりする。
少しずつ、ちょこちょこ買った品が、気付けば結構な量、金額になっていたことを、私のようなダメ主婦は、暮れの忙しいときになってようやく気づき、途方に暮れるのである。

で、今年の場合、それがこの、ビデオやDVDの類。
もちろんこれをこの一年で買ったわけではなく、十年ほどの間にたまってしまったものであるが、狭い家に住んでいながら、よくもまあこんなに買ったもんだと、自分でも呆れる。

「さ~て、日頃は開けない収納の掃除でもしよ」
と、押入れの引き出し箪笥や棚の奥をひっくり返してみれば.....
出るわ出るわ、中古の安売りで見かけたばっかりについつい買ってしまったビデオや、長年コツコツ集め続けた私の女神、マリリン・モンローの出演作品の数々。
市販のものをザッと並べただけでこの量である。
加えて、実際はこれ以上に、自分で録画をしたビデオもあり、さらに、ファミコン、スーパーファミコン、プレステ、PSⅡのソフトもあるのだから手に負えない(ソフトがあるということは、もちろんそれ用のゲーム機もある)。
う~ん、どうしよう.....
本当、私って学習能力がない。

しかも、自分で録画したものも、きちんと整理されているならいいが、中には
「一体このビデオには何が録画されてるの?」
なんてのもあって、それらを一本一本、ご丁寧に再生してみては、
「あ~、懐かしい~♪」
とか
「おっ、これは見直すと面白そう」
とか、やってるもんだから、掃除なんて一行に進みやしない。
本当に私、学習能力が皆無、なのだ。

ああ......
今年も残すところあと八日。
我が家の掃除は果たして終わるのかしら.....!?
ハァ~。

皆さんはもう、大掃除はお済みですか?

お弁当休業日には

2005年12月22日 04時52分46秒 | 美味しいもの
最近、ゴンザの希望により金曜日のお弁当がおにぎりになった。
なんでも、金曜は店が忙しく、両手で、お弁当箱とお箸を持って食事をすることが不可能らしい。
私としては、栄養バランスから考えても、おにぎりなどではなく、きっちりおかずを食べて欲しいのだが、まあ事情が事情だけに仕方ない。
こうなれば
「少しでも野菜を」
と、混ぜご飯や五目寿司などを作っては、おにぎりにして持たせている。

が、そうなると、一週間のうち、お弁当をきっちり作るのが月、火、木曜日の三日間だけで、楽チンなのはいいけれど、なんだかつまらない.....

で、仕方ないので、水曜日の今日は、朝食のために作った浅漬けなんかを載せてみる。

冷蔵庫にあった野菜を(今回はキャベツ、カブ、きゅうり、にんじん)をザクザク切って、ボールに放り込み、その上でダシ昆布をはさみで細くチョキチョキ。
同じく鷹の爪もチョキチョキ。
塩、砂糖、酢を振ってよ~く手でモミモミ。
ついでに柚子の皮も細く切って放り込んで10分も放置すれば出来上がり!
う~ん。
なかなかにさっぱり薄味で美味しい♪

朝食にもぴったりだったけど、お酒のつまみにもいいかもね~。

大掃除リスト

2005年12月21日 02時37分01秒 | 日記
昨夜の事、
今や欠かせない日課である、blog廻りをしていて気がついた。
「げっ!今年もあと十日とか書いてある~。ホントかよ!?」

ここのところ、すっかり世間の動きに遅れをとりつつある私。
毎日新聞だって読んでるくせに、いざ
「今日は何月何日?」
と聞かれると口ごもってしまう。
うう、いかんいかん.....。

で、新聞の日付欄をあらためて確認してみれば、
「ホントだ~、もう12月20日じゃん!」
ああ、驚いた.....。
あ、いや。
待てよ。
ってことは大掃除も始めてなきゃいけない頃ってことじゃん!
どうしよ~。

と、いうことで。
大慌てで作ってみましたよ。
我が家の、大掃除をしなきゃならないところ一覧表。
えっと、冷蔵庫の中でしょー、換気扇でしょー、電気の傘に、押入れにー.....
ん?
それぞれリストに書き出していると、目の前にも気になるものが。
えっと、ここもだな.....

あっ、いけね!書いちゃった。

気づいた時にはもう遅い。
書いた場所こそ違えども、かくして、我が家の大掃除箇所がひとつ増えたのだった。
(ゴンザの「blogに出さないでよー!」の懇願も虚しく、でかでかと載せてしまった、初公開の、私が愛してやまないポンポコおなかでした)

一番美味しいとこだから   - 殻も揚げちゃえ -

2005年12月21日 02時20分01秒 | 今日のお弁当
私たちが毎日口にしている食べ物の中で、実は、ゴミとして捨てている箇所が一番美味しいところだったり、栄養価が高かったりする。例えば野菜や果物の皮。例えば、海老の殻や頭。もちろん捨てるからには「農薬が心配」とか「鮮度が心配」、さらに「健康に良くない部分だから」など、色んな理由はあるだろうが、せっかく美味しく食べられるものを捨てるのも勿体無い。しかも、普段捨てている箇所をそのまま食べることによって、面倒な手間も省けることがあるから、そこを見逃すテはない。

で、今日のお弁当。

<芝海老の丸ごとかき揚><カブのアンチョビソテー><アスパラと春菊のごまポン酢和え>

<芝海老の丸ごとかき揚>
*芝海老はよく洗い、ひげの部分を除いておく。ボールに、溶き卵、水、酢少々、塩、小麦粉を入れ、天ぷらの衣を作る。衣の中に芝海老を放り込み、2-3匹ずつスプーンですくって熱した油に落とし込み、じっくり揚げる。
<カブのアンチョビソテー>
*カブは(小)茎の部分を2センチほどつけたまま皮をむき、縦6等分にして下茹でする。にんにくはみじん切りに、鷹の爪は小口切りにしておく。フライパンでオリーブオイルを熱し、にんにく、鷹の爪をローストする。にんにくがキツネ色になったらカブを炒め、表面に汗をかいてきたら、アンチョビペースト(今回はキュー○ーのアンチョビソース使用だが、普通のアンチョビを細かくしたものでも可)を加えてさらに炒める。味をみて足りなければ塩で味を調える。
<アスパラと春菊のポン酢和え>
*春菊はそのまま、袴を除いたアスパラは5センチに切りサッと茹でる。それぞれ冷水にあげ、春菊は水気を絞って5センチほどに切る。器に春菊、アスパラを入れ、たっぷりのすりゴマ、それぞれ少々の塩、砂糖、ポン酢を加えて和える。

芝海老は、一般には殻をむいて使うのだと思うが、我が家では殻の香ばしさ、ミソのうま味を大切に丸ごと揚げ。揚げる過程で多少のミソが流れ出し、油が汚れるのが難点だが、この油も濾して、早いうちに使い切ればうま味がたっぷりの調味料となる。
アンチョビは人によって好き嫌いがあるだろうが、近年では扱いやすいペースト状のものもあるということもあって、身近な存在に。濃い目のうま味たっぷりの塩気と、火を通す事によって出る香ばしさをうまく野菜と合わせて、単調な味に変化を。
ごま和えにすると美味しい野菜も、マンネリ化してきたら、醤油を他の調味料に変えて。油っぽいおかずが多い時はポン酢、なんとなく物足りない感じのときはマヨネーズと、味やカロリーのバランスをとるにもとっても便利。
ちなみに.....
丸ごと揚げた芝海老くん。歯の弱い人にはちょっと合わないかもしれないので、その時はちゃんと殻をむいてねー。