猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

チリモンその後。  - 新カテゴリ、設置しました -

2008年12月12日 01時50分00秒 | チリメンモンスター

本邦初公開(笑)
見よ!これがチリモンセットだ!

 

我が家に。

『チリモン』こと、チリメンモンスターがやってきてから、
約10日ほどが経過いたしましたが.......。

その間も、実は、ちまちま、ちまちまと、選別の作業は進んでおりました。

 

続々、出てきます。
『ゾエア類1』

『ゾエア類2』

 

「肉眼では限界がある」と、
なにやら、はりきって、閉店間近のハンズに駆け込み、
虫眼鏡とピンセットを購入したのが、この週末。

「いい大人が、しかも夫婦で、いったい何をしているのか!?」と、
自己に、また、互いに問いかけつつも(笑)

『あの反響の大きさは、やはり誰の胸にも、
 子どもの頃、じゃこの中に、小さな小さな生き物を見つけた喜びがあるからだ』
と、そう自信を深め。

このほど、新カテゴリ設置までしてみたりなんかして。

 

『ゾエア類3』

『ゾエア類4』
ちなみに、私も詳しくはわかりませんが、エビとかカニは、
この、ゾエアとかメガロパという幼生時代を経て育つらしく......
他にも、イセエビ、セミエビ、ヨロンエビなどは、
フィロゾーマからプエルルスなんてのへ、色々変化してゆくらしいです。
あ、でも、セミエビにはニスト生なんてステージもあって......ぶつぶつぶつ.......
う~、なんかわけわからんけど、そこがまた神秘(爆)

 

......しかし、一方でこの選別作業。

実は、なかなかに体力がいるもので、
と、いうのも、それがあまりに細かい作業のため、
ものすごい集中力を要するからで......

1時間も熱中すれば、もう、首と肩はコリコリ、
目はショボショボと、
そんな意味でも、
「やっぱりいい大人の趣味としてはどうなのか!?」
なんて感じる部分も、ないではないんですがね......

 

で、たぶんこれが、『ヤドカリ類のグラウコトエ幼生』
ん~、図鑑には、『腹部に付属肢があり、殻を背負っていない』
のが『グラウコトエ幼生』とあるけど.....わかるようなわからんような。
他にも、アリマ幼生とか、アンチゾエア幼生なんて言葉が出てくるし。

あっ、これは『ウキヅノガイ』で間違いないかも。

 

おまけに、発見以外は単調な作業の中で、
小さな生き物達の点々とした目を見つめ続けていると、
罪の意識やらなにやらを含め、
脳内から変な波長まで出てきまして。

 

これもきっと貝類だな。

で、これはカイアシ類!?
ん~、やっぱ小さすぎてよくわからん。
虫眼鏡ももう少し倍率がないとダメかも.....
っちゅ~か、マクロに強いカメラが欲しい~!
(↑本当に買っちゃいそうで危険)

 

ワタクシの頭の中では、この頃、
島倉千代子の『人生いろいろ』がリフレインして止まりません。

 ♪ さかなもいろいろ ♪

 ♪ アミにもいろいろ ♪

 ♪ メガロパ~も い~ろいろ 咲きみ・だ・れ~るっの~ ♪

 

カニのメガロパ、いろいろ。
ところで、カニの種類だけメガロパがいるというけど、
カニってものすごいたくさんの種類がいるんでしょ!?
しかも、『メガロパはゾエアにくらべて著しく情報が少なく、
種類を調べるのは難しい』ってどこかに書いてあったよ!?
.......しっかし、ホントにいろいろいるなぁ。

 

.........と、いうわけで、カテゴリ『チリメンモンスター』

これからもどうぞよろしくお願いいたします。


からす天狗の舞う空へ。

2008年12月11日 01時49分40秒 | お出かけ

 

美しい景色を見に出かけ。

いつも残念に思うのは、それを遮る電線の存在である。

 

さて。
お尻の痛みに涙する『おでキング』(笑)と電車に乗り、
日曜に向かったのは.....

なぜか、ソフトクリームと、コロッケが多く売っている、鎌倉。
まずは、我々も紫芋コロッケと紫芋ソフトで腹ごしらえ(笑)

 

道端ににょきにょき生える電柱と、
美意識のかけらもなく、ぶら下がる電線とで......

我々はいつも、がんじがらめになって、
行く先を見通すことが出来ない。

 

三門が美しい【建長寺】

そして、仏殿も......
「....って、こらこらっ、そこで鼻の穴を拡げてる男!撮影の邪魔をしないっ(怒)」

 

例えば雑然とした商店街なら。

または、小さな路地であるなら......

それもまた、『昭和日本の懐かしい風景』とも言えるのかもしれないが。

それにしたって、
どこへ行ってもぶらぶらぶら下がるそれに、
「どうにかならないか」と、
興の冷める思いをした人も多いだろう。

 

ここ、奥まった半僧坊へいたる道には、脇に民家があるせいか......
電柱と電線がいっぱいで残念。

そこから見える景色はいかがですか?
天狗様。

 

......せめて、せめて、
美しい寺社や、古い街並みや、
緑深い地では、「そんなもの、見たくない」と。

私たちの空は狭すぎて、あるいは焦点さえ、合わせるのが難しい。

 

しかし、さすがにのぼりきってここまで来ると、絶景!
半僧坊前にある富士見台は、まさにその名のとおりの場所。

「......って、そこの男!また変な顔してなにをやって.....!?っちゅ~か、
こらっ!そんなとこの栓抜いたら大変なことに~!ビシッ!バシッ!」
いたずらする真似をして、erimaに殴られる『おでキング』こと、三歳児。

 

「ああ、この電線がなければねぇ」

鎌倉の古刹で、ゴンザが呟いたとき。

前を歩くおじさんも、同時にそう呟いたのが聞こえた。

 

烏天狗は、そのモデルを修験者とも山伏とも言われるが、
ルーツを辿ると、インド神話のガルーダだという説もあるとか。
ここの、10体ほどある烏天狗像は、
一度は第二次世界大戦で供出されてしまい、
昭和55年に、今の形に復元されたのだとか。

光も影も美しい。

 

目の前には、からす天狗が大きく羽を拡げているのに、
その眼下に広がる空には、行く手を阻むよう、電線がぶら下がり。

まるで蜘蛛の巣のように、縛られた空には、
紅葉さえも、窮屈そうで。

その色が冴えるほど、またそれが哀しい。

 

急坂が続く、亀ヶ谷切り通し。
こちらも電線と、工事中の色々が残念!

 

そういえば昨日のニュースでは、
『国土交通省が、配線迂回で無電柱化を目指すため、
 自治体支援事業に乗り出す』
と、そう報じていたが。

願わくばそれが、本当に実現されて、
からす天狗が舞う空が、返ってくればいいなと思う。

 

こちら、特別公開中。
足利尊氏の墓があるという、【長寿寺】
建物内も、そこから眺める庭も美しい。
内部には、剥落はしているものの、
かつてはどれほど美しかったろうと思われる
古い螺鈿の小さな引き戸などあります。
ちなみにこちら、一眼レフカメラでの撮影は禁止だそうです。


人は変わるし、変わらない。

2008年12月09日 23時58分30秒 | ルーツ

高校時代の友人たちとの、小さな小さなクラス会があったのは、
つい先日。
土曜の夜のことだ。

 

会場は、有機野菜を使った豚しゃぶのお店。
てんこもりネギ~♪

 

......いや。

あれは、クラス会というより、むしろ、遊び友達の会というべきか。

遠い遠い、その昔に......

毎日、おもしろおかしく、共に過ごした仲間。

または、頭のおかしい担任と、共に闘った仲間。

 

しゃべりすぎて、笑いすぎて。
残念ながら、お味は覚えていないけど(笑)

 

卒業後、それぞれの道を歩み、
ある者とはとはときどき顔を合わせ、
また、ある者とは、20年ぶりで。

そんなメンバーと、
飲み、食べ、
一気にタイムスリップした夜。

 

三種のお豆腐、サラダ、焼物、煮物.....色々出ました。
あっ、サラダに入った生のエノキがすごく美味しかったのも覚えてる!(笑)

 

「あのときさあ」

「覚えてる?」

「そうだっけ?」

「そうだよお~」

こぼれ出る思い出は、
どうでもいいことに情熱を傾けた、あの頃の話。

 

そして、私が話に花を咲かせてる頃。

 

事故った誰かが宙を舞ったこと。

調理実習の日本酒を持ち出して教室のだるまストーブに隠し......
へべれけで授業を受けたこと。

とある事件ののち、私が行方不明になり、みんなで心配してくれたこと。

「今だったら、絶対警察沙汰!」

「親には迷惑かけたわ~」

「あたし、原チャリ乗ってたこと、子どもには内緒にしてるの。
 『お母さんが乗ってたんだったら自分も乗る』って言われそうで」

......私以外は全員母親となって。

今や、あの頃の親の気持ちがわかると、彼女たちは頷きあう。

そして、
「でもさぁ。こうやって見回してみると、みんな基本は変わってないんだよねぇ。
 もう、20年以上経っているのに」

誰かがそう言い出し......
互いを見回しては、みんなが笑う。

 

ゴンザは、遅れて家を出て......
一人ドライブ&夜景撮影。

 

ここに至るまではそれぞれ色々あって、
きっと今も、悩みは尽きなくて。

でも、こんな時間があれば、
明日からをまた、新たな気持ちで歩んでゆける。

 

「色々撮ってきたんだよ~♪あと、一人でタンタンメン食べたの」
そういえば彼女たちとも、よく昼に抜け出し、食べたなぁ。

 

勉強は出来なかったみんなだけれど、
決して褒められた生徒ではなかったけれど、
現実対処能力の高さはあの頃から変わらず.....

生きる力とは、こういうことをいうのだなぁと、
妙に納得できた夜。

明るく、笑うのが大好きだということも。

 

彼のドライブの目的は、私を迎えにきてくれること。
そして友人たちを送ること。
「ゴンザ、いつもありがとう」
素敵な写真、いっぱい撮れたね。
今度は一緒に食べようね、タンタンメン。

 

......人は変わるし、変わらないのだ。

妻となろうと、母となろうと、
バツがつこうと、迷おうと。

人は変わるし、変わらない。

「またね!」と手を振りながら、家路を辿るそれぞれが。

昨日と今日と明日を、見つめ続ける限り。


天下の嶮、何するものぞ。 - 箱根登山鉄道、途中下車の旅 -

2008年12月08日 23時58分23秒 | お出かけ

もう、一週間ほど前になりますが.....
箱根、行ってきました。

 

♪ 箱根の山は天下の嶮 ♪

なんてーことを昔から申しますが。

現代においては、その天下の嶮さえも、
軽々と越える交通機関がございまして......。

 

空気の澄む冬は、富士山の姿をくっきりと浮き上がらせます。
我が家から箱根へは、普通の電車を乗り継いで約2時間の距離。

 

紅葉のこの時期。

「我々もそれを見に行ってみようか」などと、思いつきましたのが、
今を遡ること、一週間も前のことでございます。

 

古ぼけた小さなステップをのぼって。

 

ええ。

「いろいろさめないうちに」なんて、偉そうなことをぬかしておいて、
今や、すっかりさめちまったどころか、
そんなことを聞いたことすら、皆さんが忘れた頃に、
こうしてぬけぬけ、報告記なんぞ書いているわけでございますがね。

 

小田原から強羅を結ぶ、箱根登山鉄道。
急勾配を上るためのスイッチバックを三度くり返し、終点へと向かいます。
スイッチバックのたび、運転手さんと車掌さんが、
ホームを歩いて交代する光景も面白く。

早川橋梁を渡る際、そしてそれを臨める場所では、
車両はいっそうゆっくり走ります。

 

ま、一応、

箱根行った。

紅葉見た。

温泉玉子とシチューパン食った。

足湯カフェに浸かった。

と、まあ、これだけは言っておかねばなるまいと(笑)

 

強羅からケーブルカーに乗って、早雲山まで一気に上り。
温泉玉子を買ったら、再びケーブルカーで強羅公園上まで下り。

紅葉、青い空、きれいな空気。

ご主人様を待つワンコ。

それらを眺めながら食べる、温泉玉子。

 

いえ、何せ、いつもながら行き当たりばったりの旅ではあったんですがね。

頭の隅にメモしておいた、『あんな場所』や『こんな場所』データが、
思いのほか役立ちまして。

人間。
ちょいと何かを覚えておくだけで、楽しみは何倍にもなるもんだねぇ......と。

 

茶室や温室、ばら園まである強羅公園を出たら、
今度は徒歩でてくてく駅まで下り。
再び登山鉄道に乗って、「次はなにをしようか?」.....と。

「ああ、そうだ!あそこに行ってみよう」
やってきたのは、TVでよく見る、箱根・宮ノ下のパン屋さん。
『渡辺ベーカリー』さん

 

でもって、あとは、面倒くさがらない心と、行動力さえあれば。
心も身体もいつしかあったまるものなのかなぁと。

そんな風に思いまして。

 

「そうそう、これ!」
この温泉シチューパン(525円)は、
中にたっぷりの熱々ビーフシチューの入った、こちらの名物。
「美味しいねぇ♪」

 

でもって、さらにそれを報告すれば......

それがまた次への原動力となり、次回の楽しみに繋がる、
と、こうきたもんで。

 

「あっ、そういえばさっき宮ノ下の駅前で見た足湯カフェも!
このあいだTVで見たばっかりだったねぇ」
NARAYA CAFEさんは、現在進行形で、
古いものを大切にしつつ、新たな観光スタイルを提案するカフェ。
(詳しくはnaraya cafeで検索!)
足湯を楽しみながら、ゆったり飲み物がいただけます。
テーブル上には時刻表もあったり、ひざ掛けを貸して下さったり。
......とても素敵な場所でした!

あまりの気持ちよさに、エスプレッソのあと、
スパークリングワインをおかわり(笑)
「はあ~、気持ちええ♪」
この後、家に帰るまで、足はぽかぽかのままでした。

 

そうそう!

私は、それが言いたかったんですよ。

『こうして楽しく過ごせるのも、皆さんのおかげです。ありがとう』

『紅葉、綺麗でしたよ!』

......と。

 

追記: チリメンモンスターに興味のある皆さんは、『カネ上』さんを検索!
     私はここで買いました。


予定変更!

2008年12月07日 09時44分33秒 | 携帯から
今日は朝から鎌倉へ…
チャリで紅葉見物。

のはずが。

ゴンザが『おでキング』のため、急きょ電車に変更!

っつ~わけで、行ってきます。

※説明しよう。
『おでキング』とは、お尻の割れ目付近に大きな『おでき』を持つ、勇者のことをいう。
 はじめは「自転車でも行けるかも」と豪語したおでキングだが…
 実際にまたがってみたところ、サドルに『箇所』がビンゴで飛び上がり(爆)
 急きょ、電車でのお出ましとなったわけである。