パスタを食べていて、ふと、思った。
『よく、本場イタリアでは、パスタを食べるのにスプーンは使わないっていうけど、
やっぱり、私はスプーンがないと食べにくいなぁ。なんでだろ?』と。
ゴンザが、超高級クラブのおねいちゃんから貰ってきたお歳暮は。
もともと使い慣れないものだからなのか、
それとも私が不器用だからなのか......
もちろん、フォークだけでも、支障なくは食べられるけど、
それでもなんだかしっくりこない。
「うう~ん、なんでかなぁ?」
テーブルと、伸びはじめたパスタを前に、私はしつこく考え込む。
「おお~♪シュークリーム!」
さっすがおねいちゃん、気が利いてるわぁ~♪
......と。
ふと、ひらめくように、ある点に気づいた。
「そうか!体のバランスが悪くなるんだ!」
ところで、小麦粉加工食品全般をパスタと呼ぶのなら、
これもパスタと言えるのでしょうか。
ジャポネーゼパスタ、『すいとん』。
半分、米粉を使ってるけど。
物心ついた頃から、片手に茶碗、片手に箸を持って食事をする我々は、
ものを食べるときに、常に両手を使う習慣が身に付いている。
小皿や小鉢、味噌汁、その他諸々......
ほとんど、何を食べるときにも、片手には箸があり、
もう片手には器がある、日本人にとっては、
フォークだけを持ち、それを片手で扱うには、
長年身についた習慣で、体のバランスをとるのが難しくなるのではないか、と......。
あっ、そうそう!パスタといえば.....
さっき買い物に出てこんなものを買ってみました。
ソルレオーネのエスプレッソパスタ(及びリゾット・手前)は、
お湯を沸かして袋の中身を鍋にあければ、
5分でパスタやリゾットが楽しめるのだそう。
ちょっとこういうの、楽しいよねぇ。
勝手な持論に納得し、私はスプーンを取り上げる。
「うん、このほうがしっくりくるわぁ」
ま、日本の場合、スープパスタとか納豆パスタとか、
そのほか、ソースがあまりにバラエティに富んでいるので、
それでスプーンが必要なのかもしれないけれど、
それでも、このバランス説はかなり有力なのではないかと(笑)
私は一人で悦に入る。
掃除をしようと、とりあえず椅子の上に色々置くと.....
いつの間にやら、必ず乗ってる誰かが一人(笑)
「そんな積み上げたところに乗って.....キミはどこの牢名主だ?」
ちなみに、少し調べてみたところ、
パスタにスプーンを持ち出したのはアメリカ人で(という通説)、
フランスでも、ソースが服に飛ばないようにと、
やはり使うのだそうであるが。
そういえば、最近の日本じゃ、お箸専門のパスタ屋さんもあったっけねぇ。
あらあら、眠たくなっちゃった?掃除機、かけたいんですけどねぇ......。
私がずるずる掃除機を持ち出すと、眠気もどこへやら、
すっ飛んで逃げる、ちゃあこさん。
「掃除機と、洗濯物ハンガーはちゃあこの天敵だもんねぇ」