みっく・じゃがの「ひとりごと日記」

日々思うこと、考えること、時には写真も

再び臓器移植法について

2010-10-20 22:51:19 | 日記
今日の新聞に「週一ペースで移植が行われている」という記事が載っています。
それと共に「提供しない」という登録も急増しているとか
これは「もしもの時に自分は臓器の提供をしたくない」
という意思を表明するだけではなく、
「家族に無用の苦悩をさせたくない」という考えでしょう。
分かる気がします。
週刊誌が、臓器移植の提供をした人の家族にインタビューしようとしたら、
大方が「思い出したくもない」と拒否したそうです。
これはあくまで私の想像ですが、該当病院は脳死になりそうな状態になった患者が
現れたら、直ちに“移植へ”となるべく話を進めていき、
家族の説得に当たるのではないでしょうか?
身内を亡くしそうになる家族は、混乱した頭で的確な判断が出来るでしょうか?

やはり、本人の申し出がない移植は賛成できません。

改正法(私は改悪法だと思う)では15歳未満でも脳死下の移植ができるように
なりましたが、まだ1例も移植はないといいます。
脳死→死だと考えたくない親が多いというのは納得できます。
心臓が止まらなければ死んだとは思えないのです。
以前、脳死と断定された子供の母親が「それでも髪の毛が伸びているのです。
どうして死んだと思えますか?」と泣いているのをTVで観ました。
親の心は法律で決めたことで割り切れるものではありません。

家族の同意で臓器を移植できるという法律にも反対ですし、
もっと言えば、脳死が人の死だということにも反対です。
心臓が止まって、初めて人は死ぬ・・・そう思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする