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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

明日です! 「君が代」不起立:戒告・減給・再任用拒否撤回ネットワーク

2013-07-13 11:40:24 | 当該から

当該からのお願いです。

うだるような暑さの中、まことに恐縮ですが、どうか、明日の「教育基本条例下の辻谷処分を撤回させるネットワーク」集会に足をお運びくださいますようお願いします。

◆7月14日(日)午後6~8時半

◆エルおおさか709号室(京阪・谷町線「天満橋」西へ300m)

◆教育基本条例下の辻谷処分を撤回させる総会

講演「君が代を憲法で強制したい安倍改憲―憲法・メディア・天皇制」(山口正紀さん)

 

大阪「君が代条例」下の「不起立処分」は、今後ますます苛烈を極める新自由主義的教育による競争原理の強化と、改憲を是とする愛国心教育強化をできるだけスムーズに行うための教員支配と教育支配が狙いと言えます。

法制度と教育現場の実態は、まるで卵が先か鶏が先かとでも言うように、憲法を無視した状況が具体に積み重ねられことと、改憲を叫ぶ声が平行して侵攻しているかのようです。

どう考えてもおかしい?民主主義国家において、しかも日本国憲法19条において、個々人の思想・良心の自由は保障されているにもかかわらず、国歌「君が代」斉唱時に立たない・歌わないということで、処分され、職まで奪わるのは。私の出発点はそこです。狙いは何なのでしょうか。憲法を根底から覆そうとする勢力は再び「君が代」「日の丸」というツールを利用し古くて新しい天皇制国家を目論んでいるように思います。

そういう意味で、不起立処分撤回の闘いは憲法を活かす闘いであり、壊憲を阻止する闘いであると言えます。しかしこの闘いには多くの支援と連帯が必要です。参院選中盤の落ち着かない時期ではありますが、どうかみなさんのお力をお貸しください。

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根津公子の都教委傍聴記

2013-07-13 08:41:11 | レイバーネット

根津さんの都教委傍聴記をレイバーネットHPより転載します。しかし、それにしても現行の教育委員会制度では委員は首長が任命しますので、どうしても政治の影響を受けます。私たちの批判の声はなかなか届かないのが現状ですか、それでもこやって「傍聴」という形で監視していくことは重要だと思います。

 

●根津公子の都教委傍聴記(2013年7月11日)

「死ねとか殺すとか、教育委員が言うんじゃないよ」~傍聴者が怒りの声

 

朝8時から都庁前で「都庁前通信」を配った後、教育委員会定例会を傍聴した。

今日の傍聴者は13名。普段よりも傍聴者が多かったのは、前回定例会で実教出版の日 本史を実質採択させない「見解」を出したことと無関係ではないのではないかと思っ た。

議題は、①いじめ防止対策推進法施行に伴う対応について ②東京ジュニア科学塾に ついて ③東京都における発達障害のある児童・生徒に必要な教育基盤の検討につい て の各報告。

傍聴者が入場してすぐに、傍聴者の一人Aさんは実教出版の日本史について「見解」 を出したことに怒り、教育委員たちを糾弾した。「静かに!静かにしなさい!」「次 に不規則発言をしたら、傍聴人規則に従って、退場してもらう」と司会役の木村教育 委員長。傍聴者の意見は聞かず、「都民の声を聞く」担当の教育情報課を通しても、 結局都教委に都合の悪い意見は聞かず、「不規則発言をするな」とは言えないはず だ。

傍聴者の発言を制止して、①の議事に入った。国の「いじめ防止基本方針」を踏まえ ていじめ防止対策推進法を6月28日に公布し、9月28日施行ということで、説明がなさ れた。「管轄警察署との連携」がここでも目を引く。

説明が終わったところで、先のAさんが言った。「死ねとか殺すとか、教育委員が言 うんじゃないよ」「竹花委員は辞任しろ」。

4月11日の定例会での「都内公立学校における体罰の実態把握について(第一次報 告)」に対し、竹花教育委員が「(部活動での)死ね、殺す、出て行け、という強い 発言、…今ぐらいのことは(体罰として)精査しなくていい。こんなのは指導の範疇 だ」(趣旨)と発言したことを指して、言ったのだ。この発言は当日欠席だった乙武 教育委員以外は皆聞いていることであり、どの委員も反論や、疑問を呈することはし なかったのである。頷く委員さえいたのだ。

だから、木村教育委員長はAさんの発言を躍起になって制したが、当の発言をした竹 花教育委員及び、それを容認、あるいは同意したほかの教育委員の見識が問われたの だ。理は木村教育委員長いうところの「不規則発言」にあることは明らかであった。

Aさんの発言を聴き、おかしいと感じたことを表現することは、傍聴者の権利であ り、大事な任務だと感じた。

発言をやめないAさんは、木村教育委員長指示のもと、6~7人の警備員によって退 場させられてしまった。

議事の、いじめ防止は大事な課題だと私も思う。しかし、この間、いじめ問題に関す る教育委員たちの質問・意見を聞いてきて非常に不思議なことがある。子どもの間で 起きることは大人社会の縮図であることを否定する人はいないであろう。子どものい じめを解決するに当たっては、大人社会のいじめに目を向けるのは当然のことと思う が、その視点からの発言が教育委員の誰からも全くない。肝心なことには触れない委 員たち。なぜなのか、とここでも思う。

②、小学生は理科好きが8割なのに、中学生になると理科離れとなる中、「科学に高 い関心を持つ生徒の資質や能力をさらに伸長」させるために40人の塾生を選んで実施 するという。理数フロンティア校小学校50校、中学校50校からの応募で、中学1年生 108名が塾生になる抱負を論文にして応募し、選考の結果40名を選んだとのこと。こ うしたことについては、山口委員「もっと多くの子どもたちに広げられないのか」 等、どの委員もなんと積極的に発言することか。

③、東京都発達障害教育推進会議(仮称)を専門家など13名で構成し、「提言」をま とめるとのこと。

以上の報告が済み、定例会の終了を木村教育委員長が宣言したところで、今度はBさ んが「見解」について審議し直すよう声をあげた。それに続いて、何人もが「審議し ていないではないか。やり直せ」「発言なく、『見解』が通過するのはおかしい」 「自己の考えを表明するのは、教育委員の仕事です」と、木村教育委員長と総務部職 員、警備員が制止する中、教育委員に伝えるべきことをことばにして退場した。

傍聴者の「不規則発言」、怒りの声を、教育委員はしっかり受け止めてもらいたい。

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安倍首相をめぐる痛快なニュース番組

2013-07-13 06:41:02 | 

映画『“私”を生きる』をご覧になった方は多いのではないでしょうか。この映画を撮られた監督土井敏邦さんが、ご自身のブログで、安倍自民党の体質とそれを報道しないマスメディアについてわかりやすい論評を掲載されていました。政治とは?マスメディアの役割とは?考えさせられる記事でしたので、ご本人の了承のもとに転載させていただきます。

土井敏邦webコラムより

http://www.doi-toshikuni.net/j/column/20130708.html

日々の雑感 299:
安倍首相をめぐる痛快なニュース番組

2013年7月8日(月)

 参議院選の公示の前夜、日本記者クラブで行われた党首討論会についての「報道ステーション」のニュースで、私が知らなかった驚くべき事実が報道された。それは共産党の志位和夫委員長の安倍首相への質問だった。
 志位氏は、1枚の書類を掲げながら、質問した。それはゼネコンなどで構成する日本建設業連合会に宛てた政治献金の要請文だった。
 「要請文には自民党の政治資金団体である国民政治協会の文書が添えられています。そこでは自民党は『強靭な国土の建設へと全力で立ち向かっており、こうした政策遂行を支援するため、献金をお願いした』と述べ、金4億7100万也と金額まで明示しております。まるで請求書です。国土強靭化とは10年間で200兆円という巨額の公共事業を進めるものですが、その見返りに金額まで、明示して政治献金を求める。これは文字通り『政治をカネで売る』最悪の利権政治だと思いますが」

 それに対し、安倍首相はこう答えた。
 「私はいま文書を見たこともございませんので、なんとも申し上げようがございませんが、我われは200兆円というようなことをですね、実際に約束したことは全く無いわけであって、やるべきことをやっていくということにすぎないと申し上げておきたい」

 「見たこともございません」と言っても、その文書は志位氏の手中、目の前に存在するのだ。さらに、当事者の日本建設業連合会はテレビ朝日の取材に、自民党側からの献金要請を認め、その文書を加盟50社に配布したことを認めているのだ。さらに安倍氏は、質問の本質とはまったく外れた「200兆円というようなことは実際に約束したことはまったく無い」と答え、志位氏の問おうとする「『政治をカネで売る』最悪の利権政治」については、まったく答えようとしないのだ。弁解の余地のない事実を突き付けられると、「政治家」はこうやって姑息に逃げるものなのかと、呆れ果てる一方で、その余りの厚顔無恥ぶり妙に感心してしまった。こうでなければ「首相」は務まらないのかも知れない。
 このニュースに、私は「やはり、そういうことか」と納得がいった。私はドキュメンタリー映画『飯舘村─放射能と帰村─』で、国の除染事業とゼネコンとの関係について触れた。飯舘村村民からの「除染はゼネコンの金もうけ」という声、原子力研究者からの「効果のない除染事業を巡って、利益共同体つまり『除染ムラ』ができている」との指摘を映画の中で紹介しているが、それを立証する証拠を私は示し切れなかった。しかし、このような文書を見せられると、彼らの声が決して根拠のない邪推ではなかったと確信するのだ。
 だがこれほど重要なニュースを、その直前のNHK「ニュースウオッチ9」での「党首討論会」ニュースの中ではまったく触れなかった。まあ、与党・自民党を刺激しない、むしろ「ちょうちん持ちニュース」を番組の基本姿勢とする大越「ニュースウオッチ9」なら、当然と言えば当然だろうが。だが驚いたことに、翌朝の「朝日新聞」も「東京新聞」もこのやり取りにまったく触れていないのだ。なぜなのか。それが共産党という、彼らが「極左政党」とみなす小党の「売り込み宣伝」に過ぎないと判断したからだろうか。しかしこの事実は、私が知る限り、これまで新聞でもテレビ報道でも伝えていないスクープのはずだ。たとえ「後追い」でも、これは「原子力産業の復興のための政府と業界の癒着」を示す、いま伝えるべき、重要なニュースではないのか。それを大半のメディアは「ふん、そんなことは、すでに知ってることさ」とせせら笑い、黙視しようとしているのか。

 もう1つ、「報道ステーション」の党首討論ニュースの中で痛快だったのが、安倍首相に対する会場の記者による歴史認識に関するやり取りだった。
記者が質問した。
 「安倍さんに歴史認識問題をずばり聞きたい。第二次世界大戦で日本が朝鮮半島を植民地支配したのかどうか、中国大陸を侵略したのかどうか、政治家の言葉として定義していただけませんか」
 それに対して安倍首相はこう答えたのだ。
 「それは歴史家に任せていくべきだろうと思います。総理大臣の私が『歴史はこうなんだ』という態度は謙虚ではない。歴史に対しては政治に関わる者は、謙虚でなければならないと思います」
 それに記者は質問を畳みかけた。
 「お言葉だが、歴史家に任せるべきは歴史の事実のディテールであって、歴史の総合的判断はまさに歴史家がすべきだと思う。過去の例に見ても中曽根さんは判断してきたし、小泉さんも判断してきた。でも安倍さんは判断を示さない。それはある意味では自信のなさのあらわれか、それとも別のことがあるのか」
 すると安倍首相は間髪いれず、自信たっぷりに「中曽根総理はそういう判断を総理大臣としてはされていませんよ」と反論した。
 記者も負けてはいない。
 (記者)「侵略と植民地支配という判断をされています」
 (安倍)「いや、されていませんよ。総理大臣としての答弁としてはそれはされていないと思います」
 (記者)「総理の時にされています。水掛け論になりますけど」

 その直後、「報道ステーション」は1985年の衆議院予算委員会での資料映像を映し出した。
 (東中光雄・議員の質問)「太平洋戦争、そして15年戦争、あれは侵略戦争であったとはっきり考えているのか」
 (中曽根首相)「私はいわゆる太平洋戦争、大東亜戦争とも言っていますが、これはやるべからざる戦争であり、間違った戦争である。そういうことを申しております。中国に対しては侵略の事実もあったということも言っております。これは変わっていません」

 私は思わず、拍手をしてしまった。こういう質問で首相に食い下がった記者と、それをきちんと報じた「報道ステーション」に対してだ。これぞ、ジャーナリズムである。
 もちろん、大越「ニュースウオッチ9」は、安倍首相や政府に都合の悪いこのやり取りを無視した。それは当然としても、「朝日新聞」、「東京新聞」までもが一言も触れないのだ。このやり取りは、安倍晋三という人物の“政治家”としても資質はもちろん、“人間”としての資質をも象徴的にあぶり出した痛快で、しかも重大なニュースにも関わらず、だ。他の多くのメディアがこういう状況だからこそ、それをきちんと報じる「報道ステーション」の凄さが際立つのである。

映画『飯舘村 放射能と帰村』
『飯舘村 ─放射能と帰村─』公式サイト

異国に生きる
『異国に生きる』公式サイト

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