「『君が代強制』は教科書にまで及ぶ 都教委圧力!」の記事を掲載したのは6月27日でした。
http://blog.goo.ne.jp/zaza0924/e/357d801fbface6917a1a19523daf0a9d
この流れはいずれ大阪にも、と懸念していましたが、それが甘い考えであったことがわかりました。大阪府教育委員会はすでに府立高校に圧力をかけていたのです。都教委の「正攻法」と違う姑息な遣り方で。
ある意味、これではっきりしました。教員に「君が代」起立斉唱を強制しながら、児童・生徒には強制しないと言っていこは詭弁だということが。今般の「日本史」教科書を現場から放逐しようとしたのは、子どもたちに「君が代」を歌わせる妨げになるからなのです。学問の自由より愛国心教育が大事ということでしょう。
しかし、このまま放置しておけば、近々にも、学校で「日本人やったら、日本を愛する気持ちがあるんやったら大きな声で『君が代』を歌わんか!」と教員が生徒を「指導」する日がやってきそうです。そうならないためにも、おかしなことにはちゃんと声をあげていきませんか。
子どもたちに渡すな!危ない教科書大阪の会からのメールです。
大阪府教委が、東京都教委と全く同様の高校教科書選定への不当介入を行いました。東京都教委の前代未聞の介入を大阪でも進めるものです。
7月9日、府教委は、来年度の教科書の「選定にあたり注意していただきたいことが生起している」として、府立学校校長・准校長に「見解」を発表し送付しました。
この「見解」では、実教出版社の「日本史A(日A302)」「日本史B(日B304)」の一部分の記述を取り上げ、「府教育委員会はこの記述は一面的なものであると考えます。」とし、その理由として「学習指導要領の趣旨や、平成24年1月16日の最高裁判決で、国歌斉唱時の起立斉唱等を教員に求めた校長の職務命令が合憲であると認められたことに、全く言及がないこと」をあげています。
府教委が問題としている記述は、「…国旗・国歌法をめぐっては、日の丸・君が代がアジアに対する侵略戦争ではたした役割とともに、思想・良心の自由、とりわけ内心の自由をどう保護するかが議論となった。政府は、この法律によって国民に国旗掲揚、国歌斉唱などを強制するものではないことを国会審議で明らかにした。しかし一部の自治体で公務員への強制の動きがある」という部分です。
これは、6月27日に東京都教委が「見解」として「都教委の考え方と異なる」「都立高校などで使用することは望ましくない」として校長に周知したことと全く同じ動きです。
これは、教科書選定に対する不当な圧力であると同時に、「日の丸・君が代」強制そのものです。至急、抗議の声を上げてください。
抗議先
大阪府教育委員会 高等学校課 教務グループ
電話:06-6946-2387 Fax:06-6944-6888
メールは、以下のページの「お問い合わせはこちら」から
http://www.pref.osaka.jp/kotogakko/