グループZAZA

「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

辻谷さん!北の町から応援していますよ。

2014-01-22 21:53:12 | 渡部通信
渡部秀清さんからも大阪ZAZA裁判へのエールが届きました。


1月20日、大阪で「君が代」不起立で処分を受けた元府立高校の辻谷さんが、大阪地裁に提訴しました。
1月21日、私の田舎の『山形新聞』にも以下のように載りました。

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<見出し>「君が代条例は違憲」 不起立で処分元教諭が提訴
<本文>
 大阪府の「君が代起立条例」を前提に、教職員に君が代の起立斉唱を求めた教育長の通達などに反し、府立高の卒業式で着席したままだったとして
減給処分を受けた元教諭の辻谷博子さん(61)が20日、「憲法違反で無効な条例に基づく通達だ」として、処分の取り消しと府に100万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。

代理人弁護士によると、君が代条例自体の違憲性を問う訴訟は初めて。

辻谷さんは、提訴後の記者会見で「条例は到底許せない。全力で臨みたい」と話した。
 訴状によると、辻谷さんは昨年3月1日にあった卒業式で起立斉唱をしなかったとして同月12日、減給処分を受けた。同月末に定年退職した。
 
辻谷さん側は、教職員に起立斉唱を義務付ける府の条例は、国旗国歌法の制定を踏まえたものだとした上で
「条例で強制するのは、起立斉唱を義務付ける規定がない国旗国歌法以上のものだ。思想、良心の自由も侵害し、憲法違反だ」と主張。
「違憲条例に基づいた通達は無効で、処分は取り消されるべきだ」
などと訴えている。
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大阪からも新しい闘いが始まりました。
そのうち安倍政権は、全国各地の人民大衆の怒りの火中にいることになるでしょう。

以下の集会も盛り上がってくると思います。

辻谷さん!北の町から応援していますよ。

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来春の卒・入学式を前に、この2月、
【東京】と【大阪】で、互いに連帯した集会が開かれます。

【東京】
<集会名>「日の丸・君が代」強制反対!教育の国家支配と闘おう!
            2・2 総 決 起 集 会
<日 時>2014年2月2日(日) 13時開会
<場 所>東京しごとセンター 地下講堂
       (JR/地下鉄飯田橋駅下車8分) 地下鉄九段下駅5分)
<講 演>高橋哲さん(埼玉大准教授)
         憲法「改正」と安倍政権の教育改革のゆくえ
<基調提起>永井栄俊さん「都教委の教育政策の流れ」
<現場からの報告>
  ・分限処分・懲戒処分対象者の昇給制度・新給与表
  ・田無工業高校の自衛隊朝霞駐屯地宿泊防災訓練問題
  ・生活指導統一基準学力スタンダード
  ・卒・入学式に向けての現場からの報告その他
<集会決議><行動提起>
<主 催>都教委の暴走をとめよう!都教委包囲・首都圏ネットワーク
  連絡先:090-5415-9194 包囲ネットのブログhttp://houinet.blogspot.jp/
<資料代>500円
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【大阪】
<集会名>止めよう!子どもを戦場に送る国づくり
        許すな!「日の丸・君が代」強制
         教育の国家支配に反対する2・11大阪大集会
                          建国記念の日反対!
<日 時>2014年2月11日(火) 13時開場 13時30分開会
                     集会後(16:45~)デモ
<場 所>大阪市立西区民センター
        (地下鉄千日前線「西長堀」駅⑦番出口100m)
        (地下鉄鶴見緑地線「西長堀」駅③番出口100m)
<講演>三宅晶子さん(千葉大教授)
         思想・良心の自由と教育の現在
    ~ドイツ、日本の思想弾圧と戦後「想起の文化」を検証しつつ~
<三宅さんからのメッセージ>
  7月、麻生副首相はナチスの「手口に学んだら」と発言しましたが、 
 12月6日、安倍政権は、ナチスの「全権委任法」的国会状況の中で
 特定秘密保護法を強行採決し、
 ゲシュタポ(国家秘密警察)国家への一歩を大きく踏み出しました。
 2.11.大阪集会では、半年でナチス独裁国家に変えられたドイツと
 日本の歴史を検証しつつ、現在の危機と課題を
 みなさんとともに真剣に考えたいと思います。
 この日々を戦争前夜にさせないために。                       
<発言など>
  ●「君が代」被処分者からのアピール
  ●全国からの報告
  ●橋下「改革」等に反対する人々からの発言
<主 催>「日の丸・君が代」強制反対・不起立処分を撤回させる
       大阪ネットワーク
<資料代など>700円 手話通訳・保育アリ

**************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi
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スーパーイングリッシュティーチャー(SET)にみる中原教育長政策の差別性

2014-01-22 11:53:58 | 中原教育長下の大阪の教育

ここに中原教育改革の本質が表れています。つまり、教育によって経済格差をさらに拡大肯定しようとする新自由主義的側面と、日本人(日本国籍保有者)とそれ以外の人を差別し、それを煽ろうとする偏狭ナショナリズムに基づく拝外的新保守主義の側面を併せ持つのが中原教育改革の特徴です。このSET政策に、その差別性、反人権的な政策の本質がみとごに表れているとは思われませんか。これは決して外国人講師の問題ではありません。私たちオオサカ人の問題です。

昨日(1月21日)の毎日新聞ウェブ記事と当ブログ「府教委9月会議傍聴記~大阪市公募校長の失敗に懲りず~今度は公募スーパーティーチャー」(2013.9.21)の記事と併せてお読みください。

SET:「日本国籍限定は不当」外国人講師の労組反発

毎日新聞 2014年01月21日 08時00分

http://mainichi.jp/select/news/20140121k0000m040148000c.html

 大阪府が高校生の英語力強化のため、2015年度から採用を検討している「スーパーイングリッシュティーチャー(SET)」の選考に関し、受験者を日本国籍に限定しているのは不当だとして、外国人の英語講師らの労働組合が反発している。府は、一般教員については条件付きで外国籍を採用しており、議論を呼びそうだ。

 府立高校で英語を教える外国人教員が組織する労働組合「OFSET(オフセット)」は昨年11月に抗議声明を出した。

 府教委によると、SETは3年の任期付き教員で、15年4月から進学校を中心に府立高6〜8校に配置し、段階的に対象校を増やす計画という。国際的な英語能力試験「TOEFLiBT」などを活用し、英語圏の大学に留学できるレベルを目指す。募集要項によると、TOEFLiBTスコア100点以上の高い英語力に加え、日本国籍を条件とする。教員免許の有無は問わない。

 外国籍の地方公務員の採用は、政府が「公権力の行使や公の意思形成に関わらない限り可能」と解釈している。府は公立校教員について、校長や教頭など管理職に就く可能性がある教諭ではなく、学級担任や教科指導に限る常勤講師として採用している。給与面など待遇の差はほとんどないという。

 SETに国籍要件を設けたことについて、府教委教職員人事課は「他校が使う可能性のあるカリキュラムの策定や教材開発に関わり、公権力の行使などに当たる可能性がある。管理職には登用はしない」と説明する。

 これに対し、OFSETのダミアン・ウィルソン代表(37)は「メンバーには国際的な英語の指導資格を持つ外国人もいる。任期付きで管理職にもならないのになぜ制限するのか」と訴える。山形県で文部省(当時)の英語指導主事助手を務めたタレントのダニエル・カールさんは「生徒のニーズにあった教員がベストの人材であり、国籍は関係ないのではないか」と話す。【石戸諭】

 

府教委9月会議傍聴記②~大阪市公募校長の失敗に懲りず:今度は公募スーパーティーチャー」(2013.9.21)

http://blog.goo.ne.jp/zaza0924/e/ca4751f397cffee53fd9b1c53d892204

 

9月20日大阪府教育委員会会議傍聴報告の第2弾です。議題5英語教育改革のもう一つの提案は、公募制スパーイングリッシュティーチャー(SET)の任用。中原教育長がこれまでの壁を破ってハイレベルな英語教育を実施すると自負のほどをのぞかせる進学校向けの提案です。

しかし、橋下大阪市長肝いりの公募校長は、数々の問題を引き起こしていますが、その原因は、そもそも成果を狙った人材の登用にあるように思います。特に学校現場では人権感覚が求められますが、およそ選考の基準には入っていなかったのではないでしょうか。

今回の公募SETの応募資格もTOFELiBTスコア100点以上だそうです。まさに唯点主義。給与は約740万円。ちなみに28歳新規採用だと、約440万円。同じように生徒を教える英語教員に、このように賃金格差をつけることは何かと問題が起こるように思います。

しかし、それだけの年収をもらうからには成果をあげてもらうとばかりに、達成目標もすでに決められているようです。もちろんここでも数値であがっています。SET配置3(~5)年後生徒80人中、TOEFLiBT80点以上5~14人、60点以上42人以上が達成目標としてあがっています。

中原教育長の英語教育改革の提案を聞いて、最も不安に思うのは、数値による成果しか教育の価値を認めていないところです。しかもそれが目標になると、教育という営みは本質的なところから変わっていくように思います。自分さえよければという教員と生徒の営みはさびしいものになるような気がするのですが…。

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わられが南和行イケメン弁護士「ダブルヘッダー、二刀流。」

2014-01-21 14:13:18 | フェイスブックより

私たちグループZAZAを支えてくださっている弁護団には約20人の弁護士さんが参加されています。今回の「君が代」条例は憲法違反!辻谷減給処分取消訴訟を担当してくださっている南弁護士のフェイスブックは、そのかわいさとかっこよさとやさしさとほろ苦さと甘さと切なさとセクシーさで…とにかく大・大人気の頁です。拝見していると、南弁護士って実にいろんな顔をもってるなぁ~と驚かされます。本ブログ初公開! 昨日(1月20日)のMBS「VOICE」ニュースについてです。

「ダブルヘッダー、二刀流。」(南和行弁護士FBより)
今日はMBS(毎日放送)のニュース番組「VOICE」に二回も出てしまいました。同じ日に、ひとつのニュース番組に、二つのニュースで出るなんて、自分で言うのもナンですが、すごい偶然じゃないですか。何が嬉しいのかわかんないですが嬉しいです。

一つは、上の写真で、「君が代」を卒業式で起立斉唱しなかっただけで減給処分されて辻谷さんの訴訟提起の記者会見など。...

もう一つは、下の写真で、昨日のLGBT成人式のニュースで、彼氏(弁護士の吉田昌史)とトークショー(?)をしているところなど。

実は上の写真でも、僕の隣には彼氏も座っていたのでした。

何人かの友達からも「VOICEを見てたら南が二回も出てきたー」とメールやメッセージをもらいました。

今やインターネット時代だし、スマホでニュースもなんでも読めるし、娯楽はテレビ以外にもいっぱいあるけど、やっぱりテレビに映るとなんか特別なワクワクがありますね。

んでもって、夜はずっと準備していたシンポジウム。そのことはまた追って。

おやすみなさい。
 
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座座☆座学 北村小夜さん講演会のお知らせ

2014-01-21 13:38:49 | 集会案内

北村小夜さんをご存じでしょうか?反軍国主義教育、「分けない」教育ーご自身の体験から日本の良質な教育を最先端で担って来られたと言っても過言ではありません。1925年生まれとお聞きしていますから、今年89才になられます。私は何度かおめにかかりましたが、その精神的若さに驚かせられます。

今回、グループZAZA主催ではじめて学習講演会、名付けて座座☆座学を企画しようということになりました。では、どなたに講師に来ていただこうか、となったとき、ぜひとも東京から北村小夜さんを、とみんなの声がそろいました。

北村小夜さんが大阪で話をされるのなら、それは何が何でも聞きに行かねば、とおっしゃる方もおられるでしょうし、北村小夜さんをご存じない方もおられるでしょう。しかし、これはもう聞き逃せません。全柔軟な思考で「今」という時代を読み解いていただけるものと確信しています。ぜひ、お越しください。多くの方に参加していただけるよう、会場は200名定員の部屋を用意させていただきました。

座座☆座学

北村小夜さん講演会

「軍国主義の教育はどんな子どもを育てたのか?

二度と教え子を戦場に送らないために、

今、伝えたいこと」(仮題)

◆1月26日(日)午後2:00~

◆PLP会館5階大会議室

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大阪「君が代」処分取消訴訟提訴~ZAZA裁判~

2014-01-20 23:19:40 | 「君が代」裁判

本日(1月20日)、大阪地裁へ「君が代」の違憲性を問う、不起立減給処分取消裁判を提訴しました。

先日(1月14日)、大阪府教育委員会は、ふたたび、大阪府立学校ならびに高等学校の校長に対して、卒業式・入学式における教職員の「君が代」起立斉唱を目視・現認し、報告せよとの、いわゆる「口元チェック」通知を発出しました。

2011年6月大阪において「君が代」強制条例が制定され、教育長通達・職務命令・処分により、学校へ「君が代」強制の嵐が吹き荒れています。二度目の「口元チェック」通知により、現場は、ますます委縮していくことが予想されます。

私は、教育基本条例(職員基本条例)制定後、初めての「君が代」不起立で戒告処分を受け、昨年の卒業式で減給処分を受けました。また、再任用も拒否されました。

奇妙な言い方になるかもしれませんが、処分された者の責任として、「減給」処分取消を大阪府地方裁判所に提起することにしました。

処分取消を訴えるなかで、私が最も問題としたいことは、大阪府「君が代」条例ならびに職員基本条例が憲法に違反するものであるということです。条例をこのままにしておくわけにはいきません。

翻ってみると、「君が代」処分撤回裁判は、北九州にはじまり、東京、大阪と、まるでバトンリレーのように受け継がれて来ました。その一端を担うことに責任と、ある種の誇りさえ感じています。しかし、司法が教育を理解するまでは、まだまだ裁判を重ねていく必要があります。私の次にはさらなるリレーランナーが現れ来るに相違ありません。

教育委員会制度の改悪、教科書新検定基準への改定、首相の靖国参拝、その文脈のなかで、改めて教育への「君が代」強制を考えてみると、それが戦争につながっていくことが明白になりつつ今、この裁判を意義は大きいと考えています。どうぞ今後ともご支援をよろしくお願いします。

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