グループZAZA

「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

「君が代」不起立処分撤回裁判集会で発言して

2014-01-19 09:47:18 | フェイスブックより

昨日(1/18)の「君が代」不起立処分取消裁判集会に参加し、発言もしてくださった合田さんが、FBで投稿されていらしたのを、ご本人の了承のもとに掲載します。なお、雑誌『ともにまなぶ ともにいきる』創刊号の表紙の画像を最後に紹介します。

以下、FBの合田享史さん投稿記事です。

昨日は、お昼にぷくぷくの会新年会、夜に「君が代」不起立処分取消裁判1・18集会で、雑誌『ともにまなぶ ともにいきる』創刊号を販売させていただきました。

夜の集会は、「君が代」不起立で減給処分を受けた元高校教師の方が、大阪府の「君が代条例」は憲法違反だとして、これから処分取消を求めて裁判で闘っていかれるのを支援する集会。

そこで発言させていただいたのが、下記の内容です。時間が押していて、かなりはしょったのですが、私が話したかった全文はこれ。

大阪では、40年以上前から、どんなに“重い”といわれる障害のある子どもも地域の学校に受け入れ、地域の子どもたちといっしょに学ぶ「ともに学ぶ」教育が取り組まれてきた。ことばを話さない子も、字を書かない子も、じっとしていない子も、車いすを使っている子も、人工呼吸器をつけている子も、みんなと同じ教室で学んでいる。

よく世界ではインクルーシブ教育が進んでいると言われるが、実際には“重度”といわれる子どもは特別な学校に分けられている国が多いなか、どんなに“重い”障害があっても、ひとりの子どもとして分け隔てなく受けとめてきた大阪の教育は、世界のなかでも非常に先進的だ。

この「ともに学ぶ」教育から生まれてくるものを見て思うのは、大人が上から一方的に押しつける教育は、くだらないものだということ。

「ともに学ぶ」教育の教室では、子どもたちは、誰に教えられなくても、障害があるとかないとかに関わらず、仲間として自然につきあうようになる。ことばをしゃべらない子や、身体がほとんど動かない子や、ちょっと変わった行動をとる子とも、どうしたら通じ合えるか、どうしたらいっしょにできるかと考えて、工夫し、おたがいの壁を乗り越えていく。そのすがたに、教える立場であるはずの教師のほうが学ばされ、意識を変えられる。

 「ともに学ぶ」関係のなかで育まれる、おたがいのちがいを認めあい、つながりあい、支えあえる感性。それが広がっていけば、この世界は、もっと誰もが生きやすい、本当の意味で豊かな社会に変わるにちがいない。それは、テストで点数をとるとか、人を競争で打ち負かすとかよりも、ずっと豊かな価値だと思う。

こうした子どもたちの育ちあいのダイナミズムは、いろんな個性、いろんな価値観をもつ子どもたちがぶつかりあう、多様性のある教室でこそ生まれる。大阪が育んできたこのすばらしい教育を、私は大切に守っていきたい。だから、学校現場に画一化した価値観を押しつけようとする動きには絶対に反対。そこに抵抗して闘っている先生方を応援していきたい。

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大阪市人事委員会沼田祐子事案口頭審理が始まります!

2014-01-19 08:35:17 | 人事委員会審理

私たちグループZAZA11名は、「君が代」」処分の不当性を大阪府人事委員会に訴えています。

大阪市小学校教員沼田祐子さんは、やはり「君が代」処分の不当性を大阪市人事委員会に訴えています。

その沼田祐子さんの人事委口頭審理がいよいよ始まります。私たちグループZAZAから連帯のエールを贈るとともに、多くの方々の傍聴をお願いします。

◆公開審理 1月22日(水) 午後1~3時

◆大阪市役所本庁1Fロビー 12時45分集合

 

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梅原聡事案第1回口頭審理終わる!明日は菅平和事案第1回口頭審理

2014-01-16 17:09:10 | 人事委員会審理
本日(1月16日)、梅原聡第1回口頭審理がありました。

本人による冒頭陳述と、元同僚が証人に立ち尋問が行われました。1時間半に及ぶ審理を通して明らかになったのは、梅原さんがいかに生徒と向かい合い、教師という仕事を大切に思って来たかということでした。一方、教育委員会は、教育には全く関心を示さず、ただただ、教員が卒業式において命令に従い、「君が代」斉唱時起立するかどうかしか眼中にないことが、その尋問ぶりから伝わって来ました。

明日は、同じ咲州庁舎で、午後2時より、菅平和事案第1回口頭審理が行われます。多数の傍聴をお願いします。
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人間の尊厳を踏みにじる「口元チェック」再通知に抗議!

2014-01-15 08:09:17 | 渡部通信
渡部秀清さんからも、このゆゆしき大阪の事態についてメールが届きました。



本日(1月14日)、大阪府教委・教育振興室長名で、
 ①「平成25年度卒業式及び平成26年度入学式の実施について(通知)」
が出されました。(府立学校 校長・准校長あて)

同時に(府立学校 教職員あて)に、
 ②「入学式及び卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱について(通達)」
も出されました。

①には、<別添>として、
「入学式及び卒業式における国歌斉唱時の対応について」が付いており、
そこには次のようなことが書かれています。

 1、根拠法令・通知
     (略)
 
 2、校長・准校長の職務
  (1)入学式及び卒業式等において国歌斉唱を行う際は起立により
     斉唱するよう教職員に対して通達(②のこと)を行っており、
     この趣旨を徹底するよう職務命令を行う。
  (2)入学式及び卒業式等において国歌斉唱を行う際、
     教職員の起立と斉唱をそれぞれ現認する。現認については、
     目視により、教頭・事務(部)長が行う
     (現認の補助的な役割を、首席等にあたえることはできるが、
     校内での最終的な起立・斉唱の判断は管理職が行うものとする)。
  (3)校長・准校長は、実施状況について報告する。

 3、不起立・不斉唱の判断基準
   入学式及び卒業式等において国歌斉唱を行う場合に起立・斉唱を求める
  職務命令の趣旨は、厳粛な公式行事である入学式及び卒業式等において、
  公務員として誠意ある姿勢・態度を客観的に生徒・保護者を含む府民に示し、
  公務の信頼性を維持する点にあると理解する。
   この趣旨に鑑みれば、起立行為または斉唱行為の一部だけを取り上げ、
  形式的に判断するのではなく、各職員の起立行為または斉唱行為を
  総合的に現認し、公務の信頼性を維持するに十分な誠意ある姿勢・
  態度を各職員がとっているか否かという観点で判断すべきである。
   不起立または不斉唱の判断が困難であると考えられる場合には、
  事案の詳細を付して、府教委事務局に相談されたい(最終的な責任と
  権限が府教委にあるため)。

4、報告について
  (略)しますが、別紙の報告用紙には、
  「不起立・不斉唱」の教職員に対しては、
  <起立も斉唱もしていない>とか<起立していたが不斉唱>というように
  記述することまで書かれています。
       
②には、
 (府条例によって) 
  「教職員は起立により斉唱を行うことが定められている。
   ついては、入学式及び卒業式等国旗を掲揚し、
  国歌斉唱が行われる学校行事において、式場内のすべての教職員は、
  国歌斉唱にあたっては、起立して斉唱すること。」
と述べてあります。

まさに国家主義教育そのものであり、
ここには自由も民主主義も、基本的人権も何もありません。
しかも天皇主権の「君が代」を強制しているわけですから、
国民主権を公然と蹂躙していると言わざるをえません。

とりわけ、
「2、校長・准校長の職務」の
  (2)入学式及び卒業式等において国歌斉唱を行う際、
     教職員の起立と斉唱をそれぞれ現認する。現認については、
     目視により、教頭・事務(部)長が行う
     (現認の補助的な役割を、首席等にあたえることはできるが、
     校内での最終的な起立・斉唱の判断は管理職が行うものとする)。
については、いわゆる「口元チェック」をしろということです。

このような卑屈・卑劣な行為を命ずることは、
まったく人間の尊厳を踏みにじるものであり、
教育現場にあってはならないことです。
まるで戦前の絶対主義天皇制下か、ナチス支配下の教育です。

いまや、人間の大切さや教育の豊かさを知らない連中が、
府政や府教委を支配しているのです。

また、このような非人間的な命令に管理職の多くが従うようでは、
大阪の教育はもはや死に絶えたといってもいいでしょう。

このような人を人とも思わないような教育体制は、
私たちの「自由の鉄槌」でたたきつぶさねばなりません。
また、こうした「非人間的な資料」は、「裁きの日」のために、
証拠としてしっかりとっておきましょう。
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梅原聡事案人事委口頭審理が始まります!

2014-01-15 06:42:25 | 人事委員会審理

ZAZA11名のなかで、2人目の口頭審理がいよいよ明日開催されます。

大阪維新府議が「残念な卒業式」と称して、当該校の卒業生や保護者を初め多くの人々から非難を浴び、遂に謝罪することとなった、2011年度の府立高校卒業式、その折の学年主任であった梅原聡さんの事案です。

当該からの呼びかけです。どうか多くの方々の傍聴をお願いします。



16日(木)14時~ 

大阪府庁咲洲庁舎29Fで

第1回の口頭審理が行われます。

私の冒頭陳述と

処分を受けた当時の同僚の方の証人尋問が行われます。

翌日の菅さん口頭審理と連続の日程となってしまいましたが、

この問題に対する「民意」をしっかり見せたいと思いますので、

都合のつく方は是非傍聴 をよろしくお願いします。

なお、口頭審理終了後、

16時ころから6Fのリラクションルームで

短時間の報告集会を開く予定です。

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