デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

皆既月食観望

2011年12月11日 19時25分46秒 | 天体観望
2011/12/10 (土曜日) 晴れ


今夜は皆既月食が見られた。
月が欠け始めるのは21時40分頃からだそうだが、
久しぶりの月デジスコ撮影が嬉しくて実習生は
8時半ごろから三脚を準備したりして月食が始まるのを
待ち構えた。

20時半ごろは雲がかかっていてあまり良い条件ではない。
雲の薄いところでは月が明るく見えているが、すっきりは
見えない。


↓  空には薄い雲が広がって月はすっきりは見えない。 残念だ・・・・と思っていたが・・・・



↓  月食が始まる前の21時半頃には雲はすっかりなくなり、すばらしい夜空になった。 ラッキー!



↓  21時40分頃、なんとなく月の左下が暗くなってきた感じがした。 いよいよ始まったぞ!  







月が動くのは案外早い。
ファインダーに入れていてもすぐ液晶モニターからはみ出してしまう。
その都度、デジスコを取り付けた雲台を動かして月を捉えなくてはならない。
これが結構大変だった。
それに月はほぼ真上にあり、雲台ももうこれ以上は上を向けない。
三脚の脚を大きく広げて雲台を傾けさせて撮影を続けた。
おかげで腰や首が痛くなってしまった。



↓   半分ぐらいが欠けてきた。



↓  露出を目一杯プラス補正して撮ってみた。 影の部分が見えた。



↓  もう1時間が経つ。  月も大分欠けてきた。





もうすぐ全体が隠れそうだ。
夜空に赤黒い月が姿を現した。
さっきまでいたお代官は寒いと言って部屋に入ってしまった。
でも、この赤黒い月は滅多に見られるものではない。

「おーい、お代官、早く出ておいでー・・・・」











月が影に入って皆既月食になると、空は暗くなり回りには沢山の星が見えてきた。
オリオンがちょうど目の前に広がっている。
今日は小三ツ星が良く見える。
双眼鏡で星を眺めて遊んだ。
お代官も最近は双眼鏡の扱いにも慣れて星空もながめられるようになった。

「ほら、真上のぼうっと薄く光ってるところを見てごらん、あれがスバルだよ」

「あーっ、ほんと、星がいっぱいあるんだね!」

久しぶりに星空を眺めて楽しんだ。
何だか大分寒い。 
吐く息は真っ白だ。
月がまた明るくなり時まで見ていようと思ったが、寒くてだめだ。
もう観望は終わりにしよう。


コメント (4)
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初めて土星を見ました。

2009年03月27日 19時24分37秒 | 天体観望
友人に誘われて夜空の星を見に行ってきた。
見晴らしのよい小高い山の展望台に登って日が暮れるのを待った。
やがて空の高い位置にひとつ、ふたつと星が現れ始めた。
そして辺りは真っ暗になり、空にはたくさんの星が輝きだした。
北斗七星、オリオンなど日頃見慣れた星も見えた。
「あっ、土星だ、土星がみえるよ!」と友人が教えてくれた。
東の空に明るく輝いている。
双眼鏡で覗いてみると、確かに普通の星とは違って見えるような気がした。
そこでスコープで覗いてみた。
小さく輝く点に細い串みたいなものが刺さっているのが見えた。
おぉ、確かにこれは土星に違いない。
早速デジスコで撮影してみた。

ところが真っ暗な空が背景では取り付けたデジカメのケラレ調整ができない。
仕方がないのでいい加減な感じでスコープに取り付けて、土星をファインダーに
入れてピントを合わせてみた。
液晶モニターを覗いてまたびっくり、真っ暗な夜では液晶モニターがあまりにも
明る過ぎる。 目がおかしくなって周りが見えなくなってしまうくらいだ。



↓ ピントを合わせてみたがうまく合わせられない。 いい加減な感じでシャッターを切った。
   小さな点のようにしか写らなかった。   (クリックすると拡大した画像が見られます。) 



↓ 少しピントが合った感じだ。 画像を拡大してみると輪のようなものが見える気がする。



↓ 何枚か撮った画像の中で一番シャープな感じの画像です。
   土星の輪は現在は水平になっていて見にくい時期なんだそうです。
   2017年には一番輪が大きく見えるようになるそうです。
   ちなみに土星の一年(太陽を一回りする)は地球の約30年に相当するそうです。    



初めて見た土星。 丸い輪ッかは見えなかったけど、何とか見えた土星の輪!
寒さを忘れて、デジスコを操作していたが、次第にカメラを操作する指の感覚が無くなってしまった。
ついに、シャッタースピードや絞を操作することが出来なくなってしまった。
(手袋をしていたけど、細かい操作をするときは外してしまいましたので)


その後は、まったりとオリオンの三ツ星や、小(こ)三ツ星の星雲、昴など眺めて過ごした。
空には時々ガスがかかり、低い空の星はあまりよく見ることができなかった。
そして初めての観望ということで、今回は早めに引き上げてきた。

今回は初めてのことで様子がわからず、数数の失敗や準備不足があった。
それを教訓にして次回はもちょうっとましな星空観望を楽しみたいと思う。

Oさん、お疲れさまでした。(お疲れさまは私の方かな?)
またどこかに行ってみましょう。





コメント (5)
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