2020/08/14(金曜日) 晴れ
マイコン(ESP-32)のプログラム上に作られた8ビット・バイナリカウンタの出力を抵抗ラダー回路
(2-2R)に加えて鋸歯状波を作る実験をしている。
初めは鋸歯状波の出力電圧が予定の半分ほどで、スパイクノイズ?みたいなパルスが沢山出てくる。
何でだろう?
カウンターの各ビットの波形を見てみると最上位ビット(bit8)の波形がおかしい。
非常に幅が狭くて立ち上がってすぐ下降しているような波形だ。
これを見てちょっと気になることが浮かんだ。
プログラム上の8ビットバイナリカウンタの各ビットの情報はbitread( )という関数に
よって外部に取り出しているのだが、ビットの指定を最下位ビットをbit1、最上位ビットをbit8
としてプログラミングしているのが誤りではないだろうか?
そこで最下位ビット=bit0、最上位ビット=bit7に変更してみた。
これでカウントパルスも正常になり、鋸歯状波のピーク値は電源電圧(9V)とほぼ等しくなってくれた。
しかし、スパイクノイズは出ている。
そこで鋸歯状波出力にパスコン(0.33μF)をかませてみた。
スパイクノイズはほとんど消えた。
鋸歯状波のスロープは直線ではないがこれはR-2Rを校正しているトランジスタの特性や
抵抗器の値がバラついているからだろう。
まぁ、なんとかここまではきた。
でもマイコンでカウンタを作っているんだからDAC(デジタルーアナログ変換)を使って
鋸歯状波を出力すればいいじゃん・・・
でもねぇ、これも工作を始めてすぐ思いついたのですが、VFOのバリキャップを駆動する
のには直流の0V近くから9V以上になる鋸歯状波が必要なのです。
マイコンのADC出力を直流増幅するのは難しそう・・・・ でもやってみるかぁ。
次はその実験を始めようと思います。