2023・06・16(金曜日) 晴れ
梅雨に入って天気は安定しません。
今日は朝から晴れていい天気だなぁ・・・と思っていたら雷鳴が聞こえて曇りだし、
急に雨が降りって、しばらくするとまた晴れて強い日差しになりました。
外は暑いし、部屋の中で作業しました。
ジャンク部品のトランジスタを保存したBOXの中にこんなICがありました。
そのICの表面には ”741“ と書き込まれています。
これはもうはるか昔、直流増幅に使ったオペアンプ(OPアンプ)です。
でも満足に使いこなせなくて失敗して、ジャンク箱に押し込まれていたのです。
今、レコーダーマニアの友人(音楽演奏会会場で音楽を録音したり、鉄道車両の中で走行音や
モーターの唸り音を録音したり、踏切の「カンカン・・・」という警報音を録音したり、
高原で囀る野鳥の鳴き声を録音したり、何でもかんでも録音して喜んでいる)の影響でオイら
も、「音」に関してちょっと興味を持ち始めました。
(オイらはすぐ(他人(ひと))の影響を受けてしまうのです(笑い)。)
「OPアンプ」何ていうと測定器とかなんかで微小な直流信号を増幅するするものという
先入観を持っていました。
それに+、-の両極性電源が必要で使い方が難しそう・・・
でも今はオーディオで何でもICがメインでその中の回路はOPアンプみたいなものらしい
です。
よーし、もう一度OPアンプを勉強してみようと、実験を始めました。
問題は両極性(正負)電源です。
+、-の電源を作るのも結構大変です。 でも、こんなものを持っていました。
ちょこっとした電子回路工作用の電源として9Vのスイッチング電源を2個持っています。
電流は1.3A、安定化電源になっているので電圧は安定しています。
ただ、スイッチング方式なのでノイズが出ます。
以前の実験のとき、バリキャップに鋸歯状電圧を加えて掃引発振回路を組み立てましたが
その電源のノイズでFM変調がかかってしまい、失敗したことがありました。
これを使って+9V、-9Vの正負電源を作りました。
本棚の隅っこで埃をかぶっていた参考書を取り出してきました。
各ページの用紙は茶色く変色していました。 ずいぶん時間が経ったんだなぁ・・・・
先ず「使い方」から勉強です。
「反転増幅回路」とか「非反転増幅回路」をノートに書き写し、回路を組み立てました。
ありったけのテスターを動員です。
入力、出力端子の電流、電圧を確認しました。
左端のアナログと隣の大型デジタルはもう40年ぐらい昔のものです。
反転増幅回路の増幅度です。
各入力値と出力値の比(増幅度)はRf/Rsのとおりでした。(当たり前か?(笑い))
非反転増幅回路の増幅度は1+Rf/Rsです。
Rf=10KΩ、Rs=10KΩでは2倍になるはず。
Rf=100KΩ、Rs=10kΩでは11倍です。
結果はそのとおりでした。
うーん、なるほど・・・・・ OPアンプっておもしろいなぁ・・・
使い方もいろいろある。
参考書を勉強していろいろ実験してみようと思っています。
( 続く )