2023・08・17(木曜日) 晴れ
OPアンプを使って正弦波を発振する回路の実験をしている。
基本的な単純な回路では正弦波(らしき)波形を出力することはできたが、
負帰還量を調節してきれいな波形を出力しようとすると、出力が徐々に
減少してやがては消滅してしまう。
そこで波形が消滅する手前で調節を止めて出力を維持するようにしている。
このような状況では固定した周波数を発振させるのが精いっぱいで、
発振周波数を変化させることは無理だろう。
参考書にこの基本回路を改良した発振回路が掲載されていた。
(参考書 OPアンプ回路の設計 岡村 廸夫 著 CQ出版)
この回路を実験してみることにした。
回路中の抵抗値を変化して実験できるように"抵抗”を可変抵抗に置き換えた。
ブレッドボードに上記回路を組み立てた。
基本回路には無かった、ダイオード回路の部分。
どんな効果があるのかな?
電源を投入したらすぐ波形がでてきた。
これは負帰還が効いておらず、目いっぱいの増幅度で正帰還させた波形だ。
負帰還回路の半固定抵抗器(VR)を調節して正弦波のような波形にした。
波形は安定して変化していき正弦波に近づいてきた。
その調整の様子を動画でご覧ください。
この回路はとても安定に発振してくれる。
バンドパスフィルターのRt(100KΩ可変抵抗器)の抵抗値を変化させると
発振周波数が変化してくれる。
前回実験の「基本回路」とは段違いの性能だ。(工作実習生の感想です。念のため)
回路はそんなに変わってはいない。
ふーん、このダイオードの回路が重要な仕組みなんだな?
どんな機能なんだかわからないけど、調べてみよう・・・・・
(続く)
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