コアジサシのホバリング

2007/05/09（水曜日）　晴れ

コアジサシは音もなく飛んできてぴゅ－っと飛び去って行く。
アッというまのことで反射神経が鈍っている実習生には全然シャッターが切れない。
一緒にカメラを向けている仲間から「きたっ、来たよ！」と教えてもらうのが唯一手がかりだ。
何羽かがやってきて近くを飛び回る。　ちょっと離れたコアジサシが照準器に捉えやすい。
それでついつい遠目のものばかり見つめていると、すぐそばでホバっていたりする。
仲間から「今のホバ、撮れた？」と聞かれたりすると、「えっ、近くでホバってたの？　知らな
かったよぉ」なんて罰当たりな返事をしていた。

↓　よぉーし、今度こそホバをゲットするぞーっ、と待つことしばしやっとゲットできた
　　　ホバリング・シーンです。









カメラ：キヤノンＥＯＳ－３０Ｄ　　レンズ：キヤノンＥＦ４００ｍｍ Ｆ５.６Ｌ ＵＳＭ
照準器：ワルサー　ダット・サイト
レタッチソフトによる画像補正およびトリミング実施　

コアジサシは可変後退翼なんだな！？

2007/05/09（水曜日）　晴れ

今日も暑い一日だった。　方々で真夏日となったようだ。
午後から友人に案内していただいてコアジサシのポイントへ出かけた。
このポイントには何回か来たことがある。　そのときコアジサシも見かけている。
そんなわけでコアジサシは初見ということではないが、カメラを向けるのは初めてである。


↓　画面いっぱいぎりぎりに入ったコアジサシ。　翼を真っ直ぐ伸ばしてゆっくり飛行中。



↓　翼を後ろに傾けて高速飛行中のコアジサシ。　小さく写った画像をトリミングで拡大。


初めて撮影できたコアジサシの飛翔。　飛翔撮影ベテランの友人やお顔を存じ上げている
先輩カメラマンのご指導のおかげで何とか撮ることができた。
皆様、お世話になりました。　　ありがとうございました。


カメラ：キヤノンＥＯＳ－３０Ｄ　　レンズ：キヤノンＥＦ４００ｍｍ Ｆ５.６Ｌ ＵＳＭ
照準器：ワルサー　ダット・サイト
レタッチソフトによる画像補正実施　　下段画像はトリミング

コゲラ物語

初めてコゲラの親子を見た。
大きな口を開けてエサをねだる仔コゲラ。
遠くまで出かけてエサを見つけてはせっせと運ぶ親コゲラ。
あぁ、親はこんなに一生懸命に子供を育てるんだなぁ・・　

↓　「おなか減ったよぉー、早くご飯ちょうだいよぉー」



↓　「おお、いそがしい、忙しい！　ハイ、お待ちどおさん。」　



↓　「もっと頂戴！」　　「たくさん食べて早く大きくなっておくれ・・・」



↓　「美味しかったかい？」　　　「うん、おかあさんありがとう・・・」



ずーっと昔に見た映画“小鹿物語”を思い出して「コゲラ物語」というタイトルに
しました。　　ただそれだけです。　くだらなくてスイマセン。

フクロウを初見・初撮り！

2007/05/07（月曜日）　曇り後晴れ

今、あちらこちらのサイトにフクロウの写真がアップされている。
まぁるい顔にまん丸な目。　ふっくらふわふわの綿毛につつまれてあどけない表情の
雛。　　　どの画像を見ても可愛くて思わず微笑んでしまうほどだ。
私も是非撮ってみたい。　だけどどこに居るんだか皆目見当がつかない。
やるせない思いで皆さんの画像を眺めて我慢していたが、思いがけず撮影に行ける
ことになった。

朝早く、出発して現地に向かった。　まだ小雨が残っている。　　　でも、天気予報では
天候は回復に向かっているとのことだから大丈夫だ。

まだ使い慣れていないカーナビを「最短距離」でセットした。　何だか変な道を案内して
くれる。　　　ふだん走らない裏道を走っている。　あれっ、踏み切りを渡るぞ！？
あれっ、こんな細い道を行くぞ！？　　　前方をトラックが走って行った道が見えた。
あれが１６号かな？　　やっと１６号線にぶつかった。
カーナビは「ここを右折しろ」と言っている。　ところが道路には中央分離帯があるでは
ないか！　　　どうすればいいのだ！？　　幸い上りも下りも車はきていない。
思い切って反対車線を逆走して中央分離帯の切れ目まで行って、走行車線にでた。
こんなことは初めてだ。　とても緊張してしまったよ、　このカーナビめっ！
またしばらく走ると左へ曲がれと言う。　　自分の考えとは反対に行こうとするのだ。
これが最短距離の方向なのか？　　でも、さっきの反対車線逆走の件があるから、素直
に従う訳にはいかない。　進路のわかるところは自分の判断で行こう！　　

いよいよ初めて通る道に出た。　カーナビの案内に従って走った。　ところが細い道を走る。
道路の中央線（白い線）がない道ばかりだ。　実習生は車の運転はとても下手くそで、
こういう細い道は苦手だ。　更に行くと車幅制限のゲートのある田んぼの真ん中を走る道
にでてしまった。　おぉーなんてぇことだ。　　　これも「最短距離」を設定したからか！？
冷や汗をかきかき、ハンドルを握っていた。
もう絶対に「最短距離」設定はしないぞぉ・・・と思いながら。

何とかポイントに到着した。　もう大勢のカメラマンが待機していた。　何人のも顔馴染みの
皆さんが見えていた。　挨拶もそこそこに三脚をセットしてレンズを向けた。
　
巣穴の雛はなかなか姿を見せない。
親鳥は木に止まっているらしい。　フクロウは初見・初撮りだ。
先ず親鳥の撮影実習をした。


↓　何度か飛び移ってこの木の枝に止まってくれた。　なんとか顔の見えるポイントを
　　　探して撮影した。　手前の方に焦点を結ばない枝かぶりがあり、ちょっと残念だが
　　　初見・初撮りできてとても嬉しかった。（一眼デジ　４００ｍｍで撮影）



↓　どうしても枝かぶりなので思い切って大写し、大トリミング！（デジスコで撮影）　　　



↓　大きく撮りたい病だからもっとドアップ！　　昨夜の雨で羽毛が濡れてべったりして
　　　いるんだって。（デジスコ大ズームで撮影＋大トリミング）



↓　巣穴の中で動いていた雛がやっと顔をのぞかせた。　目だけしか見えなかったけど
　　　何とかゲットした。　（デジスコで撮影）



↓　やっと姿を見せてくれた。　でも眠そうで巣穴の壁に寄りかかって居眠りをしてしまった。
　　　もうあたりは暗くて条件は悪い。　あらゆる画像補正を行って救済してみた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（デジスコで撮影）




雛は巣穴に寄りかかって居眠りを続けている。　何かもう巣立ちをしようとしているのでは
ということであった。　　　地元のカメラマンの発案で雛が巣立ちをしやすいようにと巣穴の
前に構えていたカメラマン達（実習生も）は一旦引き上げて様子を見ることにした。
残念ながら実習生は門限時間が迫っている。　もうそろそろ引き上げなくてはならない。
今回は初見・初撮りができただけでよしとしよう！　巣立ちは来年の楽しみに取っておこう。
後ろ髪を引かれる思いでポイントを後にした。　　もちろんカーナビは「推奨ルート」を設定した。

お世話になりました皆様、ありがとうございました。

黒い口と赤い口

2007/05/05(土曜日）　晴れ

今日はこどもの日、大型連休も終盤だ。
ユーターンラッシュも始まりＴＶでは高速道路の渋滞を伝えている。
朝からとてもよい天気だ。　久しぶりに川原に行ってみた。
セッカの鳴き声が聞える。　オオヨシキリも鳴いている。
デジスコをセットしてセッカが止まってくれるのを待った。

ヒッ、ヒッ、・・・　チッチャ、チッチャ・・・　セッカは鳴きながら空を飛び回っている。
見上げるとぎらぎらの太陽が飛び込んでくる。
暑い、暑い！　真夏のような暑さで汗びっしょりだ。

↓　ちょっと遠くの枯れ草に止まった。　
　

↓　“ヒッ、ヒッ、・・・”と、どこかで鳴いている。　あっ、あんなところに止まってる。
　　　　セッカの口の中は真っ黒なんだね！



すぐ近くの芦原ではオオヨシキリが鳴いている。　何箇所かに巣を構えているようだ。
姿は見えないが互いに「ギョギョシ、ギョギョシ、ギギギー、・・・」と鳴きあって騒がしい。


↓　ときどきすぐ近くの木に登って囀る。　オオヨシキリの口の中は赤い（橙色）んだよ。



川原はまだ枯れた葦が目立つ。　緑の茎はまだ伸びたばかりだ。　これから梅雨を迎え
真夏がくると葦原は一面に広がるだろう。　　またひと夏セッカやオオヨシキリと遊べるよ。

実力者（お代官さま）の初撮り

2007/04/30（月曜日）　晴れ

ＰＣに向かって撮り貯めたファイルの整理をしていたら我が家の実力者（お代官さま）が
やってきた。　　お散歩カメラを手にして「これのスイッチを入れて・・・」という。
「えっ、どうしたのぉ？」　ふだんカメラなど手にしたことのないお代官さまの振る舞いに
怪訝そうにお伺いした。　「フジの花に小鳥が止まってるから写すの・・・」とのお返事！

小鳥を写そうというお代官さまの気持ちが嬉しいではないか！
早速スイッチをオンにしてあげた。　しばらくして再びやってきて「撮れたかどうか見て・・」と
いう。　早速、カメラのモニタで確認してみた。　フジの花は写っている。　でも小さすぎて
小鳥が写ってるかどうかはわからない。

↓　お代官さまがお散歩カメラで写したシジュウカラ。　どこに止まってるかわからない。



↓　お散歩カメラ　Ｓｏｎｙ　ＤＳＣ－Ｕ６０


そこですかさず、「これでは無理だよ。　このカメラを使ってごらん。　使い方は簡単だよ」と
１２倍ズームカメラＦＺ１０を渡した。　そして使い方を教えた。
しばらくしてまたやってきた。　「撮れてる？」というのでモニターで見てみた。
ところが何も写っていない。　「シャッターボタンを押したの？」　「ちゃーんと押したよ」　ん？

きっとピントが合わないうちにシャッターボタンを強く押しているのだ。
シャッターボタンの半押しテクニックを特訓した。　ピント合わせは何とか会得したようだ。

「今度は撮れてる？」とカメラを持ってきた。　おおぉー、写ってる写ってる、シジュウカラが
写ってるではないか！　お代官さまの初撮り画像だ。　

↓　お代官さまが生まれて初めて撮影した野鳥の写真です。　


↓　１２倍ズーム機　Ｐａｎａｓｏｎｉｃ　ＤＭＣ－ＦＺ１０



「ねっ、野鳥撮影っておもしろいだろう！？　もっといいカメラを買ってあげるよ！」
何とかお代官さまを野鳥撮影趣味に引き込もうと強引に勧誘した。
ところが「私にはそんな暇はありません！」とつれないお返事が！
あわよくば実習生の野鳥撮影予算大幅アップをとのもくろみは見事に外れてしまった。
ああ、世の中はうまくいかないものだ・・・・