1月6日はキリスト教では祝日。
公現祭。
イエスキリストが公に現れた日。
人としてこの世に現れたイエスキリストが
人々の前で神性を表したことを記念する日。
で、東方三博士が贈り物を持ってやってくるのです。
フィレンツェでは
1400年代に盛んに行われていながら
時代の流れの中で廃れてしまったこのお祭りを
1997年から復活させています。
古文書では1417年にその記述が残されている
由緒正しいお祭りです。
その当時は5年に一回のお祭りだったようですが
復活してから現在は毎年開催。
東方三博士をはじめ
ルネッサンスの時代衣装を身にまとった仮装行列が
ピッティ宮殿からドゥオーモまでを練り歩きます。
ドゥオーモの正面左には舞台が設置されて
馬小屋がセッティングされます。
この馬小屋にはちゃんと本物のヤギやらロバやらもいて
そこで生まれたイエスキリスト(これは人形)の前に
東方三博士がそれぞれ贈り物を献上。
いつものようになかなか時間通りに始まらず、
すっかり待ちくたびれましたが
その間にじっくりキアーナ牛さん観察などもできました。
ルネッサンス衣装の仮装行列には
フィレンツェ近郊の街々からも
それぞれ趣向を凝らして参加。
宮殿前で記念撮影しているグループもありました。
行列の先頭には交通警察の騎馬隊出動。
乗っている警官の蛍光ベストとお揃いの足環(?)が
なかなかおしゃれな馬でした。
東方三博士たち。
没薬(Mirra)、乳香(Incenso)、黄金(Oro)をもって
それぞれイエス礼拝。
仮装しているのが誰が誰だかいまひとつはっきりしないけど。
バルダッサーレ(Baldassare)、
メルキオッレ(Melchiorre)、ガスパーレ(Gaspare)。
行列には小さな子供も参加していました。
この二人お互い引っ張り合いながら
喧嘩しながら行進していました。
行列の様子(動画)
Sbandieratori degli Uffiziの勇姿(動画)