不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Installazione di FLOQ

2007-01-16 01:29:42 | 日記・エッセイ・コラム

日本が世界に誇るソニーはやっぱりデザインはイカシテいますね。
ソニーというと洗練されたおしゃれな感じ。

そんなソニーから新しいブログパーツが登場。
あんまりきれいなのでつけることにしました(笑)。
自分ではこういうデザイン的なものは作れないのでねぇ。
「FLO:Q」という名前もなんだかしゃれているよね。
フロクなのかフロークなのか。

パーツタイプも色々選べるのですが、
とりあえず手始めにマルチタイプIを設置しました。
カラーも選べるので気分で変えることもできるみたい。
ピンクにしたらブログ全体がカラフルになった感じ。
コンテンツも豊富なので選び甲斐があって
悩みそうなのであまり考えずにぱぱっと取り付け。
今後色々研究して変更していく楽しみが増えました。

アフェリエイトに熱心な人には
それ専用のパーツとしても有効に使えるし、
音楽に情熱傾けている人には
それ専用のパーツも用意されているので
趣味や使い方で色々設定変更も可能。
まだまだ使い勝手や使い道は十分わかっていないけれど
なんだか新しいものってわくわくするんだよね。

色々ありすぎて悩んじゃう人にはコンテンツを
テーマごとにパックにしたものも用意されているので
それを使うのも手。
私は最初、「今年こそお稽古!」パックにしようかなと思ったんだけど
カラフルなパーツをつけたい気分だったので諦めました。
(パーツによって対応していないものもあるので)

とりあえず左サイドバーに設置したのでよかったら触ってみてね。

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Cena in Emmaus

2007-01-16 00:16:16 | アート・文化

イエス・キリストは十字架に架けられた3日後に復活して
その姿をあちこちに現していますが
そのほとんどは直属の弟子や使徒、身近な人々の前。
その中でも、この「エマオの晩餐」は
唯一、そうしたカテゴリーに含まれない人々の前への登場です。

二人のキリスト教徒がGersalemme(イエルサレム)から
Emmaus(エマオ)へ続く長い道を歩いていきます。
イスラエルの解放者といわれたキリストの死を嘆き、
政治的な希望も精神的な希望も失って
二人が肩を落として歩いていたとき、
どこからともなく現れた三人目の男が道中に加わります。
その男は3日前に起きた悲劇について何も知らず、
二人にその出来事(十字架磔刑)の詳細を尋ねます。
不審に思いながらも二人は仔細に語り、
さらに疑念と感嘆の表情で、
3日前に埋葬されたはずのその人の墓が
空であることを話して聞かせます。
ここまでの話を聞くと、
その男はモーゼやすべての預言者の話から始め
聖書全体に及んで書かれている救世主のことについて
説明をして二人を驚かせます。
この男の話に驚嘆し感激した二人は、エマオに着くと
先を急ごうとする男を引き止めて夕食を共にするように誘います。
夕食の席につくと、この男はパンを手に取ると賛美の祈りを捧げ
それからそのパンを千切って二人の信者に渡します。
この瞬間にようやく二人の信者は
この男が復活した救世主であることを知ります。

芸術作品に描かれる「エマオの晩餐」は
最後のこの食卓での場面を描いたもの。
このテーマで描かれた有名な作品には
ミラノのブレラ美術館所蔵のカラヴァッジョの作品や
Cena_emmaus_caravaggio
フィレンツェのウフィツィ美術館所蔵のポントルモの作品があります。
Cena_emmaus_pontormo

基本的にイエスを中心に3人が食卓を囲み、食卓にはパンが置かれており
二人の信者は事実を悟って大きく驚愕するというシーン。

フィレンツェのサンタ・クローチェ教会の左身廊の祭壇を飾る
Santi di Tito(サンティ・ディ・ティト)の
「エマオの晩餐」でも、中心に主題である3人が描かれています。
Cena_emmaus_santi_di_tito_2
閉ざされた空間ではなく
背景に広がりのある明るい一シーンになっていて
落胆していた二人の信者にわずかに希望が芽生え、
己の信仰を新たにするという
前向きなイメージが伝わってくるような気がします。
Cena_emmaus_santi_di_tito_3

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