ボンクラ中年の暴走日記

とあるオタク気質な中年男の日記

今年買って良かったもの第1位 超合金魂 GX-101 大鉄人17

2022-12-31 23:10:58 | その他東映特撮


今年の3月に45周年を迎えた「大鉄人17」が超合金魂として発売されました。

紹介の前に古い作品なのでまずは作品解説から始めます。

「大鉄人17(ワンセブン)」は1977(昭和52)年3月からMBSを幹事局としてTBS系列にて放送された石ノ森章太郎先生原作の特撮巨大ロボット番組です。同時期の石ノ森作品は「快傑ズバット」(同年2月から9月、テレビ東京他)、スーパー戦隊シリーズの第2弾「ジャッカー電撃隊」(同年4月から12月にテレビ朝日系列)、「氷河戦士ガイスラッガー」(この作品のみアニメ。テレビ朝日系列にて同年4月から8月)がありました。ちなみにこの時期は仮面ライダーの空白期間にあたり、再開は翌々年の「仮面ライダー(スカイライダー)」まで待たなければなりません。

本作品は先ほど挙げた「ズバット」、「ジャッカー」共々主な視聴対象を小学校5年生に設定しており、シリアスな緊迫感のあるストーリーを展開していたものの、「ジャッカー」と共にテコ入れが入り、本作は戦闘の緊迫感が減り、ジャッカーは前作「秘密戦隊ゴレンジャー」の作風に近付き、テコ入れの最たるものとして今で言うところの追加戦士としてビッグワンが登場しました。

話をもとに戻して商品説明といきます。

まずはセット内容。



本体以外は左右平手、サブマシン(走行、飛行形態)、シグコンジェット、シグコンタンク、音声ユニットが付きます。




音声ユニットは腹部に接続することで目が発光、劇中の音声が鳴ります。音声ユニットの形状は当時のDX超合金のグラビトン(ミサイル)発射ユニットを模しています。



腹部のグラビトン発射口、脚部のナイキ級ミサイル発射口が開閉。

そして最大の特徴である変形ギミックも当然再現されています。








要塞ワンセブンに変形。




主翼や踵に各シグコンマシンを搭載、格納することができます。



主翼を広げることで要塞飛行ワンセブンに変形。



タイトルにもあるように、今年買って良かったもの第1位として本商品を選んだ理由は、小さい時に見ていて好きだったこともありますし、何よりも超合金魂が発売されるとは思っても見なかったので驚いたということもあります。実際に手に取ってみた感想としては正に゛こういうのでいいんだよ”の一言に尽きます。

以前から本商品の紹介の準備はしていたものの、お蔵入りになりかけたので急遽タイトル通りの紹介となりました。

今日で2022年が終了しますが、コロナ禍も続き、立て続けに様々ことが起こりましたが、来年も平常心を保ち続けて生活していきたいと思います。

それでは皆様良いお年を。







夏夕介氏、死去

2010-01-27 23:20:58 | その他東映特撮
「宇宙鉄人キョーダイン」(1976年4月~1977年3月)でスカイゼル=葉山譲次を演じた夏夕介氏が、今日胃がんのため、亡くなられました。

夏氏は、「キョーダイン」の直後に出演した「特捜最前線」でも有名でした。ちなみに、「特捜」には、「仮面ライダー」の藤岡弘、氏や「秘密戦隊ゴレンジャー」でアカレンジャー=海城剛を演じた誠直也氏、「仮面ライダーストロンガー」の城茂や「超神ビビューン」の月村圭を演じていた荒木しげる氏も出演されていました。

「キョーダイン」も、子供の頃に熱中していたヒーローのうちの一つだっただけに、今回の夏氏の訃報はショックでした。

最後になりますが、この場をお借りして、夏夕介氏のご冥福をお祈り申し上げます・・・。



超合金 超絶自動変形大鉄人17

2009-10-18 11:13:00 | その他東映特撮
スーパー戦隊シリーズではここ数年毎年この時期になると(一部例外はありますが)、電動ギミック内臓のロボット商品が発売されるので、今回のネタはそれにかこつけたものです。



本商品「超合金 超絶自動変形大鉄人17(ワンセブン)」は、1999年12月にバンダイから発売された商品で、ボタン1つで要塞17⇔戦闘17になります。・・・のですが、手元にあるのは故障しており、自動では変形不能となっています(苦笑)。ということで、以下の変形プロセスは全て手動で行っています。足首部分にダイキャストが使用されているため、超合金として発売されました。





このような変形プロセスで戦闘17から要塞17へと変形します。変形プロセス2番目の画像は、放送当時のDX超合金のパッケージ写真に撮影プロップのものが使用されました。最近では、「宇宙船」誌でもこの状態のイラストが表紙になったりしました。



主翼を展開させると、要塞飛行17になります。左側の“M-17”というのは、初期企画タイトルの「メガロ17」の名残です。ちなみに主翼の間の四角いブロックが変形の際のボタンです。



もちろん、シグコンマシンのミニチュアも付きます。劇中では、17の体内の工場で自動的に製造され、17が発するシグナルでコントロールされているという設定です。左から、サブマシンフライトモード、サブマシン、シグコンタンク、シグコンジェットです。




シグコンタンクとサブマシンは、足首に格納することができます。右側がタンク、左がサブマシンなのは、オープニング準拠です。シグコンジェットは主翼に置くことで発進直前のシーンを再現できます。当時品のようにスプリング射出はできません(笑)。



戦闘17時に主翼を広げることで、番組後半で多用された飛行モードにすることが可能です。

これが発売された当時は、今になって17の新商品が出るのかと嬉しかったものです。ボタン1つで劇中の変形が自動で再現というので、驚きもしましたね。

ついでなので、作品解説も。「大鉄人17」は、1977(昭和52)年3月から、「宇宙鉄人キョーダイン」の後番組として放送開始されました。原作は石ノ森章太郎先生で、同時期の石ノ森先生の実写番組は、「快傑ズバット」、「ジャッカー電撃隊」、「ロボット110番」がありました。17は巨大ロボットですが、自らの意志を持つロボットで、同じ石ノ森先生のキカイダーやロボコンなどの後継にあたります。

17のデザインは石ノ森先生のデザイン(後に弟ロボット・ワンエイトとして登場)をベースにバンダイがリライトしました。劇中の変形を再現した「DX超合金・大鉄人17」は大ヒット商品となり、翌年の「スパイダーマン」、翌々年のスーパー戦隊シリーズ第3弾「バトルフィーバーJ」から現在放映中の「侍戦隊シンケンジャー」に至るまで、連綿と巨大ロボットが登場するようになりました。