LOVE - GOLDEN APPLE

投資とフィギュアスケート、映画とドラマに政治、その他諸々。
自分の興味ある事を勝手に綴っているブログです。

8月30日(水)のつぶやき

2017-08-31 05:32:09 | 文化

ダイアナ妃 心の真実 -- BS世界のドキュメンタリー  世界一孤独だったダイアナ妃とスキャンダラスなイギリス王室

2017-08-30 14:11:04 | テレビ
私はイギリス人について一つ、わからないことがあります。
それは、ダイアナ妃亡き後、チャールズ皇太子とカミラさんとの結婚を受け入れたことです。この時までには、この三人の間に何があったのか世間に知れ渡っていたはずなのになぜ、という気持ちがありました。まるで、ダイアナ妃はいなかったも同然のような扱い。
国民自らこの結婚を許可するわけではありませんが、それでも当時、二人が好き合っているのだから許してあげても、という気持ちが国民の中に広がっている、ということを聞いたことがあります。

考えれば、本当に不幸な結婚でした。また、不幸な人生だったと思います。
幼少期の両親の離婚だけでも心のバランスが取れなくなると思います。それなのに、自分の心の中をさらけ出しても良いような家族ってダイアナさんにはいたのでしょうか。おねさんたちも年齢が離れていてかつ学校の寄宿舎住まい。唯一、現在のスペンサー伯爵の弟さんだけだったのではと思えてしまうような子供時代。
その影響かどうか、高校生のころから過食症を患っていたということも聞いたことがあります。

そして、愛を求めて結婚したはずなのに、相手にはすでに本命がいたなんて、相当にショックだったと思います。普通だったら、これで婚約破棄ですが、相手はイギリス王室。もう進むしかない、という状況だったんだと思います。

結婚してからも、お姉さんたちのことはあまり聞いたこともないので、アドバイスを求めることができる身内ってほとんどいなかったのではないのでしょうか。そういうことを考えたら、王室という特殊な環境で、全くの一人ぼっちだったのではと思います。精神的に不安定になってもしょうがないような環境。

この結婚、イギリス王室にとってはまるで後継だけを産んでもらいたいがための結婚にも思えてしまいます。それにしても、結婚式の時のエリザベス女王の仏頂面ってなんだったのか、まるでこの結婚に反対!とも思えるし、カミラのことを知っているがための不安だったのかなと今から思うと、そのように見えてしまう。

イギリス王室って愛だの恋だの愛人だのというスキャンダルがとっても多いんだそう。それが、位の高い人のたしなみというかなんとういうか。そして身分の違う人たちにはとても冷淡ということを聞いた事があります。アメリカ人の女性と結婚して王位を捨てた、エドワード8世が一番まともに見えます。
それがイギリス王室というところ。王室とはこういうところ、王室の男とはこういう男とわかって行動できていれば、ダイアナさんももっと違うプリンセスライフを送れていたのかもしれませんが、いかんせん、結婚した時が若かった。お母さんでも助言出来ていれば違ったのかもしれませんが、そういう親しいおかあさんという人が、ダイアナさんにはいませんでしたから。生母でもなんかよそよそしい感じでした。さらに継母とは本当に他人のように見えました。

それにしても、ダイアナさんの人気はすごかった。本人がどうであれ、人を惹きつける何かを持っていたのだと思います。この番組の中で述べられているように、この人気に王室は脅威を持ったのではないでしょうか。そこに運良く起きた、交通事故。諸々の事を考えると、普通の交通事故には到底思えません。ダイアナ人気に脅威を持った人の仕業と考えるのが普通に思えてしまいます。これ以上、彼女の人気が続くと、イギリス王室の方がかえって存続が危なくなってくるような状況だったのですから。
それとも、カミラと結婚したいがためのチャールズの仕業?とすらも思えてしまう、この番組の終わりかたでした。



最近、イギリスではDiana in her own words というタイトルで、テレビプログラムが放送されました。今回のダイアナ妃 心の真実 Diana - Her Story はアメリカのテレビ局による、同じインタビュー動画を交えての番組です。最近アメリカで放送されたようです。
まるで、ダイアナの死後20年経ってからの復習、とも言われている、二つの番組。
番組放送後の調査で、「チャールズは次期国王にふさわしいか」という問いに多くの国民がNOと答えたとか。今のままでは、国民に受け入れられない国王になりそうな雰囲気です。あるいは、即位も不安視されそうな状況になってしまうかもしれません。
女王が亡くなった時、どうなるんでしょうか。

今時、愛人を持つ、なんておおっぴらに言っても流行らないし、世間的にも受けいられなくなっていると思います。
ずっと不倫していて、ダイアナさんを騙して結婚したような人が国王になる、なんて、今の不倫に厳しい世界で受けいられるのかしら、とも思ってしまいます。

考えてもみてください。好きで結婚しようとしていた人に、実は本命がいて、それでも結婚して、子供まで作って、それでもずっと本命と付き合っていて自分のことは好きでもなんでもない、最悪の相性だ、なんて言われていたら。。。
そういうオトコって100%女の敵ではないでしょうか。
お葬式の時のチャールズ皇太子の映像を見ても、悲壮感というか喪失感など微塵も感じられませんでした。喜んでいる?

また、二人の王子たちがどう思ったのか、というところも気になるところ。
最近、ウイリアム王子が「二人のおばあちゃん」という表現した中に私が入っていない、とカミラが怒ったとかいうニュースがありましたが、それが子供たちの本音ではないですか?なにしろ、ウイリアムには愛人などいないと思うので。
(二人のおばあちゃんとは、ダイアナさんとキャサリンさんのお母さんの事)






8月29日(火)のつぶやき

2017-08-30 05:35:22 | 文化

ガソリンを400円で給油できるということを初めて知りました。

2017-08-29 15:09:22 | 日記
先日のこと。犬を連れてお出かけ。といっても遊びではなく、美容院へ。
それが予約の時間を忘れて慌てて飛び出して行き、ふと気がついたらガソリンがもうありません、というライトが点灯中。そういえば、数日前からついていたっけ。。
その車は犬用にむか〜しに購入したバンタイプの軽自動車なので、今の車にあるように、後何キロ、なんて表示がありません。

行って帰ってくるくらいまだまだ大丈夫かなと思ってはいたのですが、数日前から点灯中、ということを考えたら不安でした。

行きは問題はなく、到着。犬をそこで降ろして帰路に着いたのですが、やはり、このまま無事に家にたどり着けるのだろうかということがとっても不安になってしまいました。
家まで20キロぐらい?でしょうか。
ラジオも冷房も止め、窓を開けたりして運転していあのですが、ガソリンの残量は限りなくゼロに近づいているような雰囲気。どうしたら、良いんだろう。。。。ということを車を走りなが考え中。

が、さすがに不安になり、ガソリンスタンドを探すことに。

しかし❗️ここで新たな不安の元を発見。というのも、慌てて家を出てきたせいか、なんと、携帯電話しか持っていないことに気がついたのです。お金を持ち合わせていないことに気がついたのです。

これはどうしよう‼️とさらなる不安が湧き上がってきました。お金がなければガソリンが入れられない、ガソリンがないと車は動きませ〜ん。このため、不安がマックス。
こうなったらお金を探さないと、ということで車の中を、これまた運転中に探し回ったら、、、あ・り・ま・し・た。

その額、400円也。

一体この400円でガソリンが入れらるのか?と頭をひねくりまわして考えたのです。
多分セルフだと最低1000円?ではなかったかしら?では、人のいるガソリンスタンドにとは思ったのですが、最初のお店はさすがに恥ずかしさが強くスルー。が、二軒目は意を決して入ったのです。

「すみません、400円でガソリン入れられますか?」
と尋ねたところ、
「大丈夫ですよ、ウチは10円単位で扱っているから』というようなお返事だったと思いますが、恥ずかしくってそれ以上聞けませんでした。

400円で給油できた量は3リットル❗️
軽だから、この量でも十分。



後で家族に聞いたら、小型バイクとか給油するので、そういう扱いをしているということでした。。

教訓 : ガソリンというよりも、車に小銭はちょっと蓄えておくと便利、かも。

8月28日(月)のつぶやき

2017-08-29 05:23:47 | 文化

8月27日(日)のつぶやき

2017-08-28 05:31:21 | 文化

次に飼いたい犬 -- サモエド

2017-08-27 11:18:16 | 動物主に犬
ネットを見ていたら面白い動画を見つけました。
それがコレ
⬇️
Lexi the Samoyed eats dinner at the table...


犬がテーブルでお行儀よくフードを食べている❣️

お隣の奥様、お肉をワンちゃんにあげるのかな❓と思ったら、一緒にお食事なんですね。
それにしても、この真っ白なふわふわなワンちゃんはなんだろう、と思い、調べたらサモエドという犬種だそう。
サモエド、初めて聞く名前です。一体どのような犬種なんだろう、とこれもまた調べて見たら、ロシアのシベリア北部に広がるツンドラ地帯に3,000年以上昔から存在している、原始的要素を強く残す犬種だという事。多くはソリを引いたりなどの作業犬の役割が強かったようです。また、毛並みがふわふわしていて強靭な体のため、テントの中で暖房の代わりになったとか。要するに、犬の湯たんぽですね。
それがイギリスに持ち込まれて家庭犬になったようです。

昔よく見たスピッツのような体型ですが、それもそのはず、スピッツはこのサモエドとジャースピッツを掛け合わせて小型化したのだそうです。ですからサモエド、スピッツは同じ様な体型。

こんなふわふわの真っ白い大きな犬、飼ってみたい❣️とおもわず思ってしまいました。

が、どうやら抜け毛がものすごいらしい。昔はこの抜け毛でセーターとか作っていたという事です。
今まで、コーギーとかラフコリーとかで抜け毛には結構悩まされてきたので、抜け毛が多いと聞くとちょっと考えてしまう。それもサモエドの抜け毛は半端ではないようなので、それこそ毎日のお手入れが不可欠のようです。運動量も大変そう。
が、それでもそばに置いときたいな、と思ってしまいます。

この犬種、遺伝病もなく寒さにも強く、またとっても甘えん坊のようで、家庭犬としても飼いやすいようです。

しかし問題はそのお値段。日本ではまだまだ希少種のようで、30万とか40万とかするらしい。ブリーダーも近くにはいないような感じです。四国?法律が変わって犬を購入するには対面でしょうか。もしそうなら四国まで行かないとダメかなあ、なんていつ買える❓飼える❓かわからないのに、悩んでいるところです。

8月26日(土)のつぶやき

2017-08-27 05:33:13 | 文化

ヨーロッパの戦後 -- BS世界のドキュメンタリー アフターヒトラー

2017-08-26 18:41:17 | テレビ
この8月は、日本では1945年に太平洋戦争が終わった月なので、戦争に関する番組が多くなる。最近も、NHKスペシャルで取り上げられ、様々なところで物議を醸しているようです。

今回、そのNHKのBSで、ヨーロッパの戦後についてのドキュメンタリーが放送されていたので、見てみました。それがBS世界のドキュメンタリー「アフター・ヒトラー」。フランスのドキュメンタリーのようです。
オンデマンドで見ました。



NHK HPより


ヨーロッパの戦後って知っているようで知らないことが本当に多い。今までは断片的に写真など見たことはありますが、この番組のように、カラーの動画で、戦争直後から時系列に見て見るととてもわかりやすいです。

このドキュメンタリーは1945年5月8日のヨーロッパ戦線が終結した日から、1949年のドイツ連邦共和国、ドイツ民主共和国誕生までを描いています。


www.japan.diplo.de


特に興味を引いたのが、戦争直後のドイツの様子。
ほぼドイツ全土が、ほぼヨーロッパ全土が、映画「戦場のピアニスト」に出てくるような風景。一体この瓦礫をどうやって綺麗にするのか、、。




そこでドイツでは、数千人の女性が瓦礫の撤去に協力。この女性たち、スカートを履きながらの作業で
その姿が印象的でした。この、瓦礫を撤去する姿を見て、日本の戦後はどうだったのかと思ったのです。
日本の場合、良く見る写真というのは、一面焼き野原の風景。ドイツとかヨーロッパでは都市にそのような風景がなかったのか、と思ったのですが、建物の元が違うので、そのような景色はないようですね。
ヨーロッパでは戦後の復興が大変だったということですが、その原因の一つが、この大量の瓦礫ではないのかとすら思えます。






何しろ、殆どの建物が石とかレンガでできている現状。火災にあってもそれらは瓦礫として残るわけですから、建物を再建するにしても、まず大量の瓦礫を撤去する事から始めないと、物事が先に進まないのですから。
それに比べてと言ってはあれですが、日本の場合、瓦をのぞいたら家のほとんどが紙と木ばかりですから、それに燃えつくされたところが多かったと思うので、撤去にはそれほど時間と尽力を必要としなかったのではと想像されます。
ですから、ヨーロッパの復興は本当に大変だったのではないでしょうか。



物資不足から、ヨーロッパの人達もレンガを再利用していたり、ナチの戦闘具を家庭用品に作り変えたりと、工夫が光っていました。

そのような復興と共に、更に激化する民族浄化や東側のロシアに傾倒して行く様子が興味深かったです。
イギリスなどは早くから共産党はやばいというように思っていたということですが、東ヨーロッパはとにかくドイツ憎しでまとまっていたから、共産党は救世主のように思っていたようです。それに、ロシア側の周到な計画(保守派の要人の暗殺やデモを誘発したり)も多かったようです。
でも、ルーマニアなど、王家の人が国外追放とかになっても、共産党には特に疑問は持たなかったのでしょうか。

そして一応戦争は終結したものの、あちこちで繰り広げられる、ナチスの生き残りやヨーロッパ各地に住んでいたドイツ人や、また収容所をようやく出られたユダヤ人への迫害や殺戮には驚かされます。戦争が終わっても多くの人間が死んで行くという事実。
また、200万人とも言われているドイツ人女性がロシア赤軍にレイプなど凌辱されたという事も有名です。

とにかくあの頃は全ヨーロッパ中が「ドイツ憎し」で動いていたから、ロシア兵もドイツ女性などへとも思っていなかったのではないでしょうか。

そして戦後2,3年でアメリカvsロシアが既に始まっていたのですね。ヘタをしたら全ヨーロッパ中が共産党化していたかもしれない、という事実には驚かされます。
それを食い止めるため、アメリカはマーシャルプランでドイツを助け、強くさせて行く。ドイツを共産党の盾にするために強くする、「西ベルリンは資本主義の砦」だったんですね。

そして戦後72年。

あのひどかったソビエトも解体。東ヨーロッパの国々も独立。東ドイツも消失。そしてまた再びドイツ一強のようなヨーロッパの情勢。
あの、ソビエトの支配はなんだったのか。
今後のヨーロッパの動きを知る上でも,このドキュメンタリーは秀逸だと思いました。

ロシアへの教訓--お金があって食料が豊富なところと争ってはダメですよ。

久しぶりに見た高校野球。素人目でもピッチャーの清水くんはドラフト候補。

2017-08-25 11:45:33 | スポーツ
まだまだ完全にカラッとした暑い夏は来ていません。暑いと言っても、ジメジメした湿気が多く、なんとも言えない気分になってしまう。
こういう日はブログも書くのもおっくうに。
夏は1500メートル以上の山に篭りたい!!!と悲鳴を上げているこの頃です。

そんな中、高校野球というものを久しぶりに見てしまいました。これも松商学園のおかげ。
長野県の出場校はいつも「出ると負け」なんて言われていて、一回戦で勝った甲子園は数えるほどしかありません。このため、一回戦が終わると、夏も終わりのような雰囲気が毎年でした。
が今年は、9年ぶりに出場した松商学園がなんと、一回戦に大勝。やればできるじゃん、と期待していましたが、日本は広い。二回戦は惜しくも負けてしまいました。そんなこともあり、今年の甲子園は興味を持って見ていました。

そんなこんなで決勝戦になってしまったのですが、埼玉はよく行くところなので、埼玉の高校が決勝戦かと思い、今回はバーチャル甲子園でネットで時々見ていました。

この花咲徳栄高校、花咲という名前があのテレビドラマ「花咲舞が黙っていない」とかぶってしまい、とっても覚えやすい高校の名前で、よく覚えていました。
その高校が決勝戦。と言ってもどういう選手が出ているのかさっぱりわからないのですが、素人目にもあの投手の清水くん、いいんじゃないですか❓
特にバッター付近で結構ボールが伸びる感じです。カーブとかもいい。
この選手、ドラフト候補かな、と思ったら、やっぱりのようです。その他、野村くんとかドラフト候補が結構いるようです。要するにこの高校、選手が揃っているということですね。
動きとか見ていても、みんな落ち着き払って、まるでプロみたいです。高校生じゃないみたい。

ここしばらくは野球は興味の対象外でしたが、なんとなく、今年のドラフトに興味が移りそうな感じです。

高校生でプロに行くのか、大学出てプロに行くのか、スポーツ選手の寿命を考えると、高校卒でプロに行った方が私は良いのではとは思いますが、高校卒だと野球以外の知識を得ることができないと思うので、そこらへんが難しいですね。プロ後の将来のことを考えたら、大学行った方がいいかもしれませんが、それは人それぞれかな。

広陵の中村くんもおそらくプロに行くと思うので、清水くん、中村くん、良いライバルになりそうな感じです。


全力投球で優勝! 花咲徳栄 清水 奪三振 まとめ 決勝 広陵戦

8月23日(水)のつぶやき

2017-08-24 05:31:43 | 文化

8月22日(火)のつぶやき

2017-08-23 05:29:50 | 文化

BS1スペシャル「なぜ日本は焼き尽くされたのか〜米空軍幹部が語った”真相”」 -- よくわかったアメリカ側の事情

2017-08-23 01:02:38 | テレビ
8月は戦争特集ということで、今一部で話題になっている、BS1スペシャル「「なぜ日本は焼き尽くされたのか〜米空軍幹部が語った”真相”」をオンデマンドで見てみました。
戦争に関するドキュメンタリーを面白い、と言ってしまっては語弊があると思いますが、これは面白い!当時のアメリカの軍隊の状況がよくわかりました。また、なぜ、終戦間際まで日本の田舎の町とかが爆撃されたのかがよく理解できた思いです。

こういう内容の番組をどうして地上波で放送しないのか。
先日の「日本空襲 全記録」とセットで放送してもらったら、当時の状況が良くわかるのに。。。BSで放送するということには何か意味があるのでしょうか?

この番組では、アメリカ軍に視点を置いて、なぜ日本を壊滅的に攻撃するようになったのかが、描かれています。今まで、終戦間際までなぜアメリカ軍は執拗に焼夷弾による空爆を続けたのか、それも田舎の小さな町とかに、が疑問でした。でも今回の番組を見て、その謎が解けた思い。

今や泣く子も黙るような存在、アメリカ空軍。その空軍が設立されたのが1947年という戦後の話。ということは、戦争中は空軍という独立した組織はなかったわけです。では戦争中はどのような組織だったかというと、陸軍の下部組織だったということ。ですから陸、海からは、冷たい目で見られていたということです。
そのような立場から脱却し、独立した組織を作りたいという信念を持ったヘンリー・アーノルドがカーチス・ルメイを使って、「空軍力だけで戦争を終わらせることができる」ことを誇示したいだけのための作戦が本土空襲だったんですね。
その頃、陸海軍は沖縄の闘いも終わり、11月頃に本土上陸を目指していたらしい。ここで陸海軍が本土に上陸されたら、独立した空軍を持つのも不可能になる恐れもあって、それで空襲を続けていたようです。とにかく、「空軍力だけで戦争を終わらせる」ことだけを考えて。
こんな内部抗争みたいなことで、日本全土が焦土化してしまうとは。笑ってしまうような展開ですが、同時にこれが戦争なんだ、これが軍隊なのだということを痛感しました。

また、そこには、歴史の必然というのも感じられます。
もしアーノルドがいなかったら、もしルメイがいなかったら、この戦争はどうなっていたんでしょうね。あの人たちがいたから、本土空襲があったから、今の日本がある、とも思えます。

それにしても、1939年当時、アメリカには利用できる戦闘機がたった14機しかなかったなんて、信じられますか❓その2年後には太平洋戦争開戦ですよ。
それが、パールハーバーに襲撃を受けて後、アーノルドがルーズベルトを説得し、今までの100倍もの予算を取り付け、B29やら焼夷弾やらを開発して、日本をめちゃめちゃにして、世界最大の空軍になっていく、なんてほんと、皮肉です。
日本がなかったら、アメリカ空軍もなかったのではないのか、とも思わされます。
今更ながら、アメリカの経済力、研究力、実行力には舌を巻きます。「お金があるところと戦ってはいけない」という教訓のようなものです。

また、戦争になったら、どこも同じですね。
アメリカだって、ディズニーのアニメを使用して「日本は空襲してめちゃめちゃにしないと」というプロパガンダを行っていたしガス攻撃などどいう計画も立てていたということですから。

ルメイさん、当時はまだ38歳だったということ。軍人として、結果を残すということに邁進していたような感じです。結果残さないと、自分の首も切られてしまいますからね。軍人だったんです。首になってしまうから、決行。
そして東京大空襲です。戦争も組織。

それにしても、「焼夷弾は悲惨だから原爆を落とそう」って?悲惨、と形容したのはアメリカの軍人への思いなのでしょか?日本人の犠牲者のことは考えていない?と思わされるような説明でした。

26日にはBSで再放送もあるということです。ぜひ、ご覧になることをお勧めします。あるいは、オンデマンドで。


おんな城主直虎 第33回 嫌われ政次の一生 -- タイトルからは想像もできない衝撃のラスト

2017-08-22 13:53:43 | ドラマ
想像もつかないラストでした。

「嫌われ政次の一生」というふざけたようなタイトルだけでは、はい、はい、はい!という感じで終わっていくのかな?あるいは史実とは違い、実は生きていました、、なんていうこともありうるかも、と想像してしまったのですが、

と〜んでもない!

そのおかげで昨日はブログもアップできなかったという次第。

さて、その衝撃の「嫌われ政次の一生」ですが、柴咲コウさん演じる直虎の演出の仕方がとっても良かったと思います。何しろ、槍で正次の心臓部分をひとつき、その槍を突き刺しながら「地獄に落ちろ!」の絶叫。その間、涙も見せずかわいそうなどという表情も微塵にありません。



いくら「お家のため」とは言っても、あれほど心を許した政次の最後にどうしてこんな仕打ちができるのか、それにとっても驚きました。涙すら見せないとは。
が、ここで涙を見せてしまったら、政次の思いは水のアワ、でしょうね。それを良く直虎は理解していたのでしょう。

戦国の世は女も男も大変だ、と思わせてくれた場面でした。直虎の城主としての覚悟が伺えます。これ、大河ドラマ史上、最も心に残ってしまうシーンではないでしょうか❓
こういう演出の仕方、スイーツ大河ではないですよね。
「ベルサイユの薔薇」みたいに、直虎は城主なので、「見た目は女だけど、中身は男」ということを表したかったような演出に思えました。

また自分だったらどうするのか、とも考えてしまった。とてもとても、直虎のように全く躊躇せず、全く涙を見せず、心臓ひとつきなんてできません‼️泣き崩れてしまうのでは?でも、そうしてしまったら、井伊家はもうダメになってしまうでしょう。
直虎は城主として、ホント、立派です。まさに、戦国時代を生き抜いた城主だと思います。

この日曜日は、早虎を見たあと本虎で復習し、さらにオンデマンドで確認して、という状況だったのです。おかげで、その後の9時からの「オクニョ」が上の空。

今回はまた、碁石が効果的に使われていましたね。直虎は政次から渡されたあの白い碁石を見て、政次の考えていること、次の一手を理解したのではないのでしょうか。そして、あのような心臓ひとつきという結論になったのではと思いました。
この碁石の使い方が憎いですね。





でも、政次はいつからこの碁石を持っていたの?という陳腐な考えも浮かんでしまったのですが。。。

政次の辞世の句も泣かせます。



こういう展開、レディースコミックも真っ青っていうように思えますが、史実では小野さん(政次)は結婚していて子供もいて、その子供と共に処刑されたのだそうです。史実は本当に現実的ですが、ドラマはお芝居なので、今回のような展開だとロマンだなあというように余韻が残りますね。

さて、来週は龍雲丸にも何やら暗雲が?
もしかして、今までのオトコは全部いなくなってしまうのでしょうか??
全く新しい「直虎」になりそうで不安です。


8月21日(月)のつぶやき

2017-08-22 05:28:12 | 文化