ふせちゃんのブログ

布施隆宏 公式ブログ。 鉄道写真 風景写真 ジオラマ制作など 趣味の世界を紹介します。

足尾線 追想写真 26

2010-01-30 01:24:08 | わたらせ渓谷鉄道
                    1988.3.27 6:46 「 753D 」 80mm F11 1/125sec

 足尾線に降る雪は 冬型の気圧配置ではなく、移動性低気圧が降らせるもの。 だから、雪の降った次の日は おおむね晴れる。
 JR時代、腕木信号機が使われていた。



                     1988.11.3 8:13 「 721D 」 80mm F8 1/125sec

 足尾駅から終点の間藤駅に向かう途中の 田元地区。 街の喧騒から離れた、ゆったりとした地域です。



                      1987.3.8 6:02 「 720D 」 110mm F8-11 1sec

 旅客列車の終点 間藤駅。 線路はこの先、製錬所のある 足尾本山駅 まで続いている。
 製錬方法が改良される以前、煙突から吐き出された有毒ガスによって 周囲の山々は
ハゲ山になった。


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足尾線 追想写真 25

2010-01-29 06:04:30 | わたらせ渓谷鉄道
 夜明けの足尾駅。 出発時刻を待つ 751D始発列車。 駅舎や構内の照明に照らされると、雪景色なのに ぬくもりを感じてしまう。




 午前5時の足尾駅。 寒いのと 眠いのとで、意識はボーっとしたまま。 照明が遠かったので、自動車のヘッドライトを点けて撮影。




 桐生 - 足尾間を重連で運転した1795貨物は 足尾駅で編成を組み直し、機関車1輌の牽引で 足尾本山駅まで走行する。
 午後のゆるい日差しの中、軽く流し撮り。
 「 高崎第一機関区 」 のサボも なつかしい。




 国鉄 足尾線 時代。 たった3輌の12系客車ですが、1年に1~2回の臨時列車は 良い被写体になっていました。
 貨物列車を牽引していた DE10 は 50番台。 臨時列車の牽引機は 1000番台が使われていました。 足尾線の貨物扱いが終了し、前者は消滅しました。


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足尾線 追想写真 24

2010-01-27 06:35:17 | わたらせ渓谷鉄道
             1987.3.29 8:38 「 モーターカー 」 80~210mm F5.6 1/250sec

 国鉄がJRになる3日前、足尾線の貨物列車は この日を最後に運転を終了しました。 足尾駅構内で活躍したモーターカーも、この日を最後に 現役引退です。
 構内の隅に留置されたモーターカーの傍らで 作業員がゆっくり ゆっくり、感慨深げに たばこをふかしていた姿が 思い出されます。



                       1987.3.8 6:17 「 753D 」 90mm F8 1/8sec

 足尾駅で停泊していた2本目の列車です。 留置線には貨車は見当たらず、この頃になると 構内がカラッポになる日も目立ちました。



                 1985.6.16 14:26 「 1795レ 」 170mm F3.8 1/500sec

 駅構内には タンク車と無蓋車があふれています。 これこそ 足尾駅の姿です。



    1987.4.4 20:10 「 732D 」 35mm F5.6 10min ハーフグレー フィルター使用

 備前楯山 ( 足尾銅山 ) と 古河鉱業 に従事する人たちが住む社宅。 この山から銅が採掘され、これだけの町に発展したわけです。
 国鉄からJRに変わって最初の週末。 赤字線廃止対象路線足尾線 は貨物扱いをやめた事により、存続がさらに危ぶまれてしまいました。 沿線住民の不安はピークを迎えていました。
 備前楯山に沈もうとしている星は すばる 。 この星に 何を祈ろう。


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足尾線 追想写真 23

2010-01-26 06:39:31 | わたらせ渓谷鉄道
            1987.11.1 11:50 「 トロトレイン 下り 」 45mm F8-11 1/125sec

 トロッコ列車の乗客の多くは 足尾銅山観光 のある通洞駅で下車するため、終着の足尾駅まで乗車する人は まばらです。


      
                  1986.8.31 14:25 「 1795レ 」 90mm F11 1/250sec

 湿度の高い夏の日の午後、「 遠景がモヤる空気感がお似合いの場所 」 と勝手に思い、高台へ。
 見下ろせば、人も車も じれったいほどゆっくり動き、それでもちゃんと 時は流れていて、1795貨物列車は ほぼ定刻通り 足尾駅 構内へ進んできた。



               1986.10.9 14:24 「 1795レ 」 135mm F5.6-8 1/125sec

 苔の生えた社宅の屋根瓦に歴史を感じます。
 1795貨物列車は通常、鉱石を積んだ トキ25000を牽く列車のはずですが、この日は様子が違います。 しかも、車掌車までつないでるし ・・・。
 写真の中央奥に 短い引き込み線があった事に、今 初めて気付きました。 入れ替え用モータカーの ねぐらだったのですね。

 
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円形レイアウト

2010-01-25 06:43:00 | 鉄道模型 ジオラマ制作

 鉄道模型 レイアウト 制作記。  木が生えていない頃は 円を描いた形の川が あまりにも不自然で、「 この川はどっちに流れてるんだよ? 」 と ツッコまれそうでしたが、樹木で隠してしまうと あまり違和感はありません ( ? )。




 桜の樹の作り方は 過去記事に示していますが、案の定 ピンク色のスポンジは 色あせが始まっています。 数か月後には 塗装のやり直しが必要かも知れません。
 



 桜の樹の根元など、緑化を追加する所が残っています。 あとは 水鳥でも泳がせれば完成です。


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円形レイアウト

2010-01-24 00:02:10 | 鉄道模型 ジオラマ制作

 円形レイアウトの緑化作業が進みました。 使用したのは ウッドランド シーニックス社ファインリーフ フォリッジ です。




 緑化は主に 緑色のスポンジを地表に貼り付けていますが、変化をつけるため 低い樹木も植林しました。 地面は紙粘土で出来ているので、ピンバイス で穴をあけて 植えます。 地面を石膏で作ってしまうと 穴あけ作業中に割れてしまうので、今回は使いませんでした。




 レール踏面はまだ磨いていないので、車輌を乗せることはできません。 このあと、桜の樹を植えれば完成です。


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足尾線 追想写真 22

2010-01-23 00:00:00 | わたらせ渓谷鉄道
 原向駅 - 通洞駅 間。 足尾銅山 選鉱所 跡 付近。 登録有形文化財の 有越沢橋梁 を行く 1792貨物列車。




 足尾銅山 変電所。 間藤駅北にあった水力発電所で作った電気を ここで変圧し、坑洞内の電車を走らせたり、ロープウエイで鉱石の運搬を行なっていました。 また、コンプレッサーを動かし、削岩機を駆動させていました。 古河鉱業 は最先端の技術を屈指し、日本の産業を長年に渡りリードしてきたのです。




 日曜の朝とは言え 雪の日は人の出足はゆっくりな様で、国道沿いからの撮影は ゆったり気分で臨めました。 3月上旬、日が昇れば ぽかぽか陽気で、春の足音を感じた一日でした。


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足尾線 追想写真 21

2010-01-21 06:28:30 | わたらせ渓谷鉄道
 第二渡良瀬川橋梁 を行く トロトレイン
 高崎鉄道管理局 が所有していた トロッコ列車 です。 秩父鉄道 でトロッコ列車を運転する際、トロトレインの名称と ヘッドマークが付けられました。 景勝地の 長瀞 から トロを取り、ゆっくり走ることにかけて トロトレイン と名付けられました。 その後、このトロッコ列車の運転では、トロトレインの名称と ヘッドマークを付けて走っていました。


       

 キハ30 が積雪地にどれだけ不似合いか ・・・。 窓に付着した雪を 小さなワイパーで掻き分けます。
 足尾線 の軌動車は 八高線 との共通運用だったため、キハ30も入線し、すべて首都圏近郊色の朱色塗装でした。




 社宅が並ぶ 足尾町中才地区。 秋の日差しが優しく感じられたひと時でした。




 通洞駅。 月の 二重写し。 鉄道の風景を標準レンズで写し、フィルム巻き上げレバーを空回しし、同じ画面に 望遠レンズで月を撮影。
 三日月の時期と休日が合わなかったので、仕事が終わってから 何度か撮影に出掛けていた。 この一枚のために、片道2時間の行程。 好きだから、つい やっちゃう。


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足尾線 追想写真 20

2010-01-20 06:23:57 | わたらせ渓谷鉄道
                   1987.12.13 15:42 「 728D 」 50mm F2.8 1/60sec

 「 凍てつく風景 」  雪に消音効果があるせいか、ディーゼルカーのエンジン音は ほとんど聞こえない。 湿った雪は 枝に付着しやすく、凍えるような樹氷の風景になった。

 この日の撮影で、結露によって オリンパス OM-30 を壊してしまった。 以後、メインカメラは マニュアル専用機の OM-3 。 補機は OM-4Ti



                    1986.3.23 15:41 「 730D 」 45mm F4 1/125sec

 原向付近。 国道122号線沿いからの撮影。 まだバイパス道の整備がされていなかった時代で、大型車どうしのすれ違いが難しく、観光シーズンに渋滞していた場所。



               1984.11.10 10:30 「 1790レ 」 210mm F4 -5.6 1/125sec

 小雨に煙る紅葉。 足尾線撮影の初期の頃のもので、輝きがあるわけでもなく、取りたてて魅力のある写真でもないのですが、いつも近くに置いておきたい、そんな気がする写真です。
 ちなみに、DE10 ではなく、DE11 です。 外観は変わりませんね。



                 1988.11.13 12:08 「 9726D 」 110mm F11 1/125sec

 足尾銅山関連の仕事に従事している人々の社宅が建ち並ぶ中才地区。 古まくら木で作った鉄道柵には たくさんの布団が干してありました。


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足尾線 追想写真 19

2010-01-19 05:49:47 | わたらせ渓谷鉄道
     1989.2.24 12:38 「 723D 」 35mm F4 1/125sec ハーフグレー フィルター

 年号が 昭和から平成になったこの年、JR足尾線わたらせ渓谷鉄道 として 生まれ変わる。




  1989.2.24 9:24 「 試9741D 」 40mm F4-5.6 1/60sec ハーフグレー フィルター

 3月29日に経営が わたらせ渓谷鉄道に移るのを前に、試運転列車が走ることを 地元の新聞で知った。 金曜日の夜、仕事が終わってから 大間々駅に向い、試運転列車の時刻を教えてもらいに行った。 各駅の発着時刻の書かれた資料を見せてもらい、メモを取ろうとすると ペンを忘れた! 「 すいません。 えんぴつを貸してもらえますか? 」 と聞くと、「 何しに来たんだよぉ! 」 って ・・・。 ちょっと カチン!!
 写真は、試運転中の レールバス。
 



 お手製の時刻表。 JR足尾線時代のもの。 本来のダイヤグラムとは 上下列車を逆に表示させています。 上り列車は 右上がりで、下り列車は 右下がりで表示。 その方が、勘違いしないで済むのです。
 上り一番列車の 720Dは2輌編成。 二番列車の 722Dは 平日は4輌編成で、休日は3輌で運転していました。




 お手製の時刻表。 わたらせ渓谷鉄道の開業当時のもの。 足尾駅で 3本の列車が停泊することが分かります。 現在は 2本です。


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