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京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【京都幕間旅情】阪急9300系さくらヘッドマーク,日常の再開とともにしかしCOVID-19はいま

2024-04-06 07:00:54 | コラム
■京都の桜は満開へ
 さくら満開のおはなしが様々な寺社仏閣からとどけられるのです。

 阪急9300系電車にさくらヘッドマークが掲揚され、今年もようやくさくらの季節を迎えたのだなあ、と実感します。考えてみますと一年前はまださくらの季節にはCOVID-19新型コロナウィルス感染症が感染症法上の五類変更前、未だ緊張が残っていたと思い出す。

 ヘッドマークとともに花見の季節なのだ、と思う一方で、しかし感染症集計を行っている方のお話しを聞きまして、現在でも毎年COVID-19は二万数千程度の死亡者を日本国内で出しており、もっとも数が多かったインフルエンザの倍以上の脅威度がある、と。

 インフルエンザ死者数は感染症の死者数では最大規模であり、これ以外は癌や糖尿病などの生活習慣病による死者が占めるのみ、そしてインフルエンザでさえ数万の使者を出したのは日本ではアジアかぜの際にもここまで継続的な感染死者数は出していなかった、と。

 結核、感染症による死者数が数万単位で推移していたのは1950年代までの結核流行が在った時代で、言い換えればCOVID-19が日常に入り込んでいる現状は、日本の公衆衛生水準が70年前の1950年代の水準まで、ワクチン接種が進んでさえ、戻っているのだという。

 花見のシーズンなのですが、平野神社を参拝に行きますと未だコロナ前のような出店が戻る事はなく、さくら苑のみを有料公開するというウィズコロナ時代の、つまり過去数年間の感染症法上の二類相当であったころの慎重な対応を継続している事に驚きまして。

 公共交通機関でも、なるほど改めて縦叔母混雑している場合にはマスクを着用するとか、手洗いを簡単に済ませるのではなく消毒用アルコールの重要性を再認識するとか、非常時は終わっても異常時は続いたままなのだという認識は必要なのだと、感じさせられました。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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