「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

福澤徹三著「侠飯(おとこめし)」(文春文庫)の変則カレー・ライスを真似る@鎌倉七里ガ浜自宅厨房

2015-09-20 17:50:38 | 本/音楽/映画
私は普段あまり小説を読まないが、これは、書店店頭で見かけて面白そうだから購入してみた文庫本。

就活にいそしむ学生が下宿に帰る時、暴力団の銃撃戦に巻き込まれる。そしてその一方のグループを下宿にかくまうことになってしまう。下宿にかくまわれた暴力団のうち、若手は警察に顔が知られておらず下宿と外を自由に行き来するが、親分格の男(柳刃という)は顔が知られているため外には出られず、長期間その下宿に閉じこもることになる。



この柳刃はかなりのグルメで、かつかなりの料理の腕の持ち主だ。アメックスのブラック・カードで学生の下宿のパソコンからインターネットで様々な食材をお取り寄せしてしまう。調理器具も冷蔵庫も買い揃える。自分で調理して、学生にも食わせる。学生は徐々に料理に目覚める。



その中でレトルト・カレーを絶品にするというストーリーがある。

たまたま学生の下宿にあったレトルト・カレー1袋から、柳刃は2人分の朝飯として、変則的カレーライスをつくる。

これ、作ってみたいと思った。

柳刃は1人分のレトルト(LEEの辛さ10倍)をフライパンにぶちまけ、ちょっと水で薄めるが、S&Bのカレー粉を補って変則的カレーライスを2人分つくる。



タマゴを載せる。ウスターソースも加える。昭和の香りであり、大阪的だ。



「レトルトは湯煎するより、フライパンで加熱した方がうまい」

「カレー粉を加える時は一旦火を止めるとダマになりにくい。」

なぁ~~んて講義を柳刃は学生に対して行う。



私も似たような、でもちょっと勝手な作り方でつくってみた。

これ、作っていて思い出したが、大阪の名店自由軒のインディアンカレーと似ている。



ご存じですか? 「自由軒 インディアンカレー」と入れて検索すれば出て来るはずだ。

たしかに小説でも「大阪名物」と柳刃が言う。



小説にあるとおり、LEEの辛さ10倍を買って来た。



私はタイ米で作っちゃう。福神漬も購入。



小説で柳刃は最初にルーから初めて、途中でカレー粉を補うが、「もっとおいしくしたかったら、タマネギでもソーセージの端っこでも最初にカレー粉で炒めて、あとからレトルトを入れろ」と学生に話している。



そんなわけで先に具をカレー粉で炒めることにした。

チョリソーだ。

小さく切ったチョリソーにパセリ。



冷凍のミックス・ベジタブル。



無関係ですが、麦とホップ。ビールもどきの中の最高傑作。



今日も中華鍋で行こう。



福神漬を食べてみる。うまい。久しぶりだ。



LEEの10倍は辛い。



箱から出して用意しておく。



タマネギを炒める。あぁ、いい香りだ。



チョリソーを炒め、ミックス・ベジタブルも炒める。



タイ米が炊けた。ここでボウルに入れておく。



カレー粉をたっぷり投入。



LEEの袋を破り、鍋へ。



ちょっと酒を入れて、煮詰める。



タイ米を入れる。



ササッと熱して混ぜて終わり。タマゴを載せ、パセリを載せ、福神漬を添えて終了。



ココナッツオイルドレッシングのサラダも食べましょう。



タマゴを突き崩しましょう。



そこにソースを加え、またかき混ぜて。



大阪的ですなぁ・・・。

楽しいランチが終了。
コメント (20)
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