「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

戦うガーデナーのちょっとした判断@七里ガ浜の小さな庭ワンダーランド

2011-09-16 00:00:49 | 
ではとりあえずこの曲を♪



いやでしょう?、この眺め。夏の芝枯れ。我が家の庭では、毎年建物の近くの芝生が枯れる。気温が上昇し建物が暖まると、その近くの土がカラカラになって芝が枯れる。



去年と今年の夏は芝がこれまで見たことないような悲惨な状態になった。暑過ぎるのであーる。北欧にでも引っ越したい。アラスカでもいい。タスマニア島でもいい。パタゴニアなんてどうだろ。



部分的にこんなのがいっぱいできるし。



多くの部分はキレイなのだ。しかしダメなところはすぐダメになる。



この問題に対応するため作業をするタイミングについては、微妙な判断が必要だ。夏に対抗策を打っても、天候には勝てない。また芝が枯れるだけだ。しかし10月では手遅れだ。もう芝は伸びない。適度に涼しくなったところで、枯れた根を取り除き目土を入れる。寒冷期に入り成長が止まる前に、新しく入った目土の間に芝の根を新たに伸ばしておいてもらわないと困るのである。

どうしようもなくなった根の部分をひっぺがす。死んでるようでも生きているところもある。不思議だ。このやろこのやろ。枯れた根が憎い。



根を捨てる。



どんどん捨てる。



目土を補う。いっぱい買ってあるから大丈夫。



早く馴染んで頂きたい。



夏枯れに強い芝を探そうっかなぁ。このまま夏が高温化して行くと、庭の芝が全滅するかも。
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八ヶ岳西麓 山荘の階段のつけかえ

2011-09-15 00:00:12 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
我が山荘も築後12年。新築当時につけられた玄関前の外階段のつけかえを行った(画像撮影はブレイス)。というかブレイスの丸山さんに行ってもらった。丸山さんは新築やリフォーム工事で商売繁盛なようで、お忙しい中、時間を見つけてこの小工事をやって頂いた。今はピカピカだ。保護塗料は不要な材だ。しばらく放置すると、グレーに変色して行くことだろう。1年も経てばWeatheredな感じが出る。



階段のつけかえくらい自分でやれよ! と、ドゥーパ!愛読者なら言うかもしれない。
私の場合、それは不可能である。まず現地でそれをする時間はない。いつも滞在時間が短いから、向こうでそんなことばかりしていられない。さらに必要な工具がない。最近のデッキ材は固い。道具は必要で、それらは高価だ。また鎌倉の自宅でつくり八ヶ岳に持ちこむには大き過ぎる工作物であるし。というわけで人まかせだ。丸山さん、有難う。



材はセランガンバツ。固くて重く加工は大変だが、保護塗料など使わなくても腐食するのに年月がやたらかかるので、メンテが楽なこうした木材が近年たくさん日本に入って来る。セランガンバツもそういう木材のひとつで、比較的コストパフォーマンスも良いらしい。多くはインドネシア産。以前の外階段は普通のダグラスファー(米松)で、そこに私が毎年一回シッケンズという保護塗料を塗っていた。そうしないと持たないからである。



セランガンバツは頑丈でメンテが楽だがでたらめに高価なわけではないから、いろんな公共施設でそれを見ることが出来る。下のURLは羽田空港の利用例だそうだ。

http://www.abc-t.co.jp/products/popup.php?&construction_pic_cd=297&pic_dir=1247618846

家に出入りするには、この階段を使うしかないのに、山荘滞在中にそこに塗料を塗るのはやっかいである。今後はそういうことから解放される。レッドシダーなんかの方が素材としては味があるが、便利さと耐久性には変えられぬ。
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アパートを売却(5) 憂鬱なため売却

2011-09-13 18:46:16 | アパート
最終回。アパートを新築し所有して入居者を見つけることは、少し時間があれば簡単だった。管理会社が仕事をこなして、それなりに事業も回った。

しかしこれまで論じて来たような問題がある。また地震はどうか。保険はあるにしても火事はどうか。いずれも相当な出費になる。建物の事故で家主として責任を問われるケースもある。今回の東日本大震災の場合、都心近くでは浦安市のアパートが相当な損害を被った。遠い将来、私のアパート経営は順調なのだろうか。その時満室だろうか? いや、きっと厳しいだろう。

(画像はすべてイメージ)


今でも古くなったアパートに空室は多い。築20年ほどのアパートの売り物が多いのはなぜか。ろくに家賃も集まらないのに、トラブルで出費だけがかさむことにならないか。その時私は何歳か。



最近こんな本も出た。アパート経営を勧める本は多いが、勧めない本は少ない。なかなか読ませる本だ。アパートを売ってしまってから、私は初めてこれを手にした。アパート経営をしている人は読むと憂鬱になるだろうからこれを読むのは止めた方がいい。



実際、アパートを建ててから売るまでのわずか1年半の間に退去者も2名出た。入居後数か月で転出した人もいた。フリーレント(月中に入居した場合、その月の家賃はタダにしてあげる)、礼金タダ、なんてことやその他いろいろ便宜をはかってあげても、そうなった。

退室者が出ると、私は内部に掃除をかけて、壁紙等直すところは直す。金もかけて、次の入居者を待つ。無事に次の入居者が入ったら、それを募集してくれた管理会社に報酬も払わないといけない。



そういうことが続くと、私はイライラする。そんな時、ベテランのアパート経営者である友人が私に「君はアパート経営に向いていない」と言った。彼に言わせれば、私のアパートなんてかなり順調な方なので、それでいちいちイライラしているなんて、そもそも体質的に私にアパート・オーナーは務まらないということらしい。そうこうしているうちに私は「儲かっているうちに売ってしまおう」と考えた。築年数が浅く、入居者がいて儲かっているうちは、アパートも高く売れる。私の購入コストは安いので、今売れば少しは利益が出る。しかも買い手も低リスクで高利回り物件が手に入りハッピーだろう。どのようなビジネス分野も、取引は双方ハッピーなのが望ましい。



事業としては良かったので今度は「もったいない」と言う人もいた。しかし私はアパートを売りに出した。そうしたら「築浅だし、家賃も入る」ということで購入希望者が現われた。だから私はサッサと売ってしまったのである。今後ゆっくり考え、またやるかもしれないけれど、取り敢えず私は「アパートよ、さようなら。」



アパート経営は確かに面白い。これからやってみようとしている方もおられよう。そのような方には楽観的でネアカなCAHFLOW101こと加藤ひろゆきさんの本を読むことをお勧めする。誰でもぼろ儲けが出来そうな気になるから不思議だ。加藤さんのような人なら、何でも成功しそうな気がする。要は気の持ちようと勤勉さだ。成功する人もいれば、失敗する人もいるのである。

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アパートを売却(4) 怖いと思ったことは狭い地域ごとの需給の将来の変化

2011-09-12 14:00:16 | アパート
アパートのメンテナンスにお金がかかるから、賃貸経営は嫌だという人は多い。入居者が入れ換わると、内装を部分的に交換しなければいけないこともあるし、そうでなくとも雨漏りだとか外壁塗装だとか何か不都合があると、修理も必要になる。それにより、家賃収入の多くが吹っ飛んでしまうと思われるからだ。築後10年を超えると最近の木造アパートでも、構造的にいろいろと不都合が出るらしい。しかし私の場合、新築アパートなので、それは遠い話だ。放っておくことにしよう。問題は、入居者が変わった時の内装の入れ替えだ。

(画像はすべてイメージ)


入居者が入れ替わる時にバスタブや便器やシンクの入れ替えが生じることもある。気まぐれな新規入居者を次々と呼び込むためにはそれも必要な手段のひとつである。ユニット・バスの入れ替えなど想像しただけで大変だ。一旦設置してしまったユニット・バスをアパートの中で分解し運び出して、そこにまた新たなパーツを持ちこんでバス・ユニットを組み立てるのは、かなりのコスト負担だ。独身者向けの安い家賃のアパートで計算すると、何十カ月分の家賃が飛んでしまいそうにも思える。だから嫌だ、と人は言う。

しかしそんなことはないのだ。



普通の戸建ての感覚でユニット・バスを交換しようとして、ハウスメーカーにそれを依頼したら100万円を遥かに越える金額が必要になったりする。アパートだって同じだ。でもそうでないアパートもある。安上がりなアパートはそんな交換も恐ろしく安上がりに出来ている。面倒なユニット・バスなど使わない。都合の悪くなった部品を個々に最小限で交換出来るように最初からしておく、とうのがその造りの発想だ。バスタブだけの交換なら費用が2ケタ違う。驚くなかれデジカメ1台の値段だ。クロスも床材もサッシもドアも同じだ。最初からそれらの交換を想定し、専門のアパート業者が格安のパーツを自社で大量に確保している。それらのパーツと業者を利用し、仮に一戸建てを新築したとしたら、小さい家なら基礎工事 + 数百万円で出来るくらいだ。

だからバカみたいに高いコストを要求するメーカーなどを避けて、そういう安い業者をうまく使えば良いのである。仮に高価なバスタブを入れたところで、もらえる家賃は変わりはしないし、時間が経過すればまた交換だ。大半の入居者にとっては、設備のグレードなどより、それが新品であるということが重要なのだ。



だから私が恐れたのは、将来の建物の内外装メンテ費用のことではない。アパートに関するその地域の将来の需給の変化だった。こちら方が、もっと根本的で経営の根幹に係わる問題である。



需給のギャップを利用し、コスト高で空室だらけのエキチカを避け、僻地に格安なアパートを新築してうまくスタートした事業だったが、そんなことは誰でも真似出来るのである。書きっぷりの良い申し込み書類が揃えられるなら銀行から金を借りるのは簡単だし、どこにアパート需要が多いのかは真剣に調べればバカだってわかる。自分で歩いて調べる気のある人なら、ほとんど無一文でも経営がスタート出来るだろう。

ということは、新しくキレイなアパートが、今後5年のうちに私のアパートの近くに続々と建てられることになってもおかしくはないのだ。その時私のアパートはもはや「新築」ではない。う~~ん、将来が読めない。



自分でやってみて、素人を呼び込むアパート経営ブームの魅力とそれがその後にもたらす問題のうちのひとつが、私は見えたと思った。

日本は不幸である。まず住宅の耐用年数、建て替えサイクルがあまりに短い。ローンも税制も、20年もすれば建物の金銭的価値がゼロになりそうなストーリーで出来ている。ローンもいわゆるリコースで、抵当に入るアパート物件以外に、債務者に追加担保や保証を求めて来る。収益物件のキャッシュフローを見積もり、何かあっても債務者の負担がその事業物件に限定されるノン・リコースを実行するだけのノウハウが日本の金融機関にも育っていないので、単純に他の保証を求めて来る。金さえあれば誰にでも出来る貸し方と言えよう。
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チェスターフィールドのソファを迎える準備 / ダイニング・テーブルの短縮化&ソファ購入@葉山 いいわぁ♪

2011-09-11 00:00:12 | 内装・インテリア
アパートの話は一回だけ休憩だ。またあとで。

本日は英国調で行きましょう♪ ヘンデル先生の「王宮の花火」



先日このブログで書いたチェスターフィールドのソファ購入計画。ストーリーはこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/kama_8/e/5b4dc967e1df5ce22fe54b61e4e292b4

ご覧の画像、どうですか?これを作る技術はかなりのもの。これを買おうと思う。



我が家のダイニング・ルームは狭い。二人掛けの小さなソファすら置くスペースがない。だから夫婦二人で持て余し気味の、少々長いダイニング・テーブルを短縮化することにした。ご近所の家具工房に短縮化を依頼し、持って行ってもらった。

茶々之介が「大変だ、テーブルがなくなった! どうする? どうする?」と大騒ぎしている。



茶々之介の心配をよそにテーブルは短縮化され、無事自宅に戻って来た。オリジナルのテーブルを作ったポール・ウィルソンさんに詫びなければならない。しかし、近所の家具工房の腕も見事なものだ。パイン材製の分厚いダイニング・テーブルをあたかも以前からそうであったかのように、短くしてくれた。



切断し、磨き落とし、脚周辺を以前と同じように直し、加工部分にオイルを塗り込む。すごいなぁ。



2mちょうどのテーブルが、60cm短くなったのである。



準備は出来たということで、我々は鎌倉七里ガ浜を出発。逗子を横断。逗子湾は本当にいつもキレイだ。湾曲が小さくきつくて、波が静かで、緑がたくさん見える。向かった先はその向こうの葉山。



家具屋さんに到着。あれこれ家具を扱うお店。ショウルーム全体に広がるのは英国製チェスターフィールドのソファ類。



そこにあるチェスターフィールド・ソファの型やカラーを指定して注文すると、出来るのは来年の話らしい。ものすごい数のスタイルとサイズ、そしてそれに装着可能な革の種類とカラー。多数の組合わせの中から選べる。

しかし私が欲しい型でその色のソファは現物がこのお店にある。それも事前にわかっていた。



同店の経営者さんとお話。牛革のどのような部分をどのように使うか。その大きさ。張り方はどのような方法か。アジア諸国で生産される安価な同種ソファに発生する問題点とそもそもの造りの違い。長い間の革のメンテと将来あるかもしれない修理の方法。座面となるウレタンの固さ、柔らかさ。革色の種類は多く用意されている。同じカラーの指定でも完成品個々の色合いのレンジが広いらしい(明るいのから暗いのまで)。日本での販売をするにあたってはそれを一定の範囲内に管理せねばならないので、英国側に一定の色合いを要求する。

皮革の表面における最終的な色仕上げの個体差に見る英国の職人のアバウトさ。しかし伝統的でハイレベルな技術・・・観点がちょっとちゃうのだ。個体差が大きなソファ。気に入った!



文化的差異まで絡む楽しい話だ。私はそこで新品をオーダーすることはなく、お店にあった商品をそのまま買った。オーダーすればかなり多くの色見本から色が選べるが、その必要はない。



先ほどから出て来るこのソファがそれだ。すでに書いたとおり、同じ革色のこの「Antique Red」でも英国ではやや色調が広い範囲で調整されるらしいが、その中ではこのソファは赤が強いもののようだ。日本人顧客の多くはそれに若干抵抗があるらしい。同じ「Antique Red」として注文される商品でも、このお店では少し濃いめの色で注文を統一しているという。確かに日本の妙に明るい屋内ではそれが良いかもしれない。



しかし思いっきり暗い室内が特徴のヘンな我が家では赤っぽいの、大歓迎♪ 自分で販売代理店になり、英国まで買い付けに行かれる経営者さんならではの、実体験の話はとても勉強になった。

こうした海外の手作り家具は高価である(日本で買う安価な家具よりは)。しかし本気でメンテするならかなり割安にもなる。アンティークとして生産されてから半世紀後に数十万円で売っていたりする。



英国のDistinctive Chesterfields(http://www.distinctivechesterfields.com/)社製ソファである。しかし英国の同社に直接オーダーしても、日本の総代理店であるこちらのお店にコンタクトするよう示唆されることだろう。

仮に注文が可能だとしても、家具は個人で買い付けると割高になるはずだ。海外から通販で直接買うのが好きな私だが、これについては、この葉山のお店で買った方がかなり割安になることが簡単に理解出来た。輸送費とかかりうる関税を考えると、自分で全部手配するのはバカバカしい。



ご関心ある方は是非下記URLをクリック! 数ある商品の今後の価格についてはこちらにお問い合わせを。現在英ポンドは対円で安めに推移しているが、一方で素材の価格はかなり高めだ。日本での価格はそれらの総合的影響を受ける。輸入の都度異なってもおかしくないのでご注意を。葉山のお店Hideaway。サーファーのご主人が迎えてくれる。
http://www.hideawaysurf.com/



Distinctive Chesterfieldsの日本総代理店としてのウェブ・ページはこちら。
http://www.distinctivechesterfields.jp/

この話の続きはまた今度。
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アパートを売却(3) 所有することの簡単さ

2011-09-10 00:00:47 | アパート
たまたま安い土地があった。駅から遠い住宅街の中の狭い土地だが、建蔽率、容積率が緩く土地面積いっぱいに広げた3階建アパートも十分建てられた。わけありで不動産業者に持ちこまれて売却が打診された土地で、驚くほどの安値で買えた。しかもその土地に、ある工務店が建物をずいぶんと安く建ててくれた。土地建物合計の金額の低廉さに、皆が「アッ」と驚いた。

(画像はすべてイメージ)


だからグロスの総利回り(=満室時の家賃収入合計÷物件購入価格)は驚くほど高いものになった。関東の都市及び周辺地域のアパート中古物件を見ていると、この総利回りが10%を超えるものはあまりない。魅力的に見える物件になると、利回りは非常に低い。中には10%を超えるものがあるが、それはたいていかなりの築年数を経ているものだ。一方私のように土地を買うところから始める人が手にする利回りは、ものにもよるが、15%を超える高水準も十分可能である。



ではなぜアパートに投資したいと思う人々は中古なんて止めて、自分で新築しないのだろうか。どうも私には、中古を求める人々と新築を求める人々は概ね異種なようで、そこには緩い壁があり、両者間の裁定もあまり働いていないように見える。

中古については少なくとも近い将来の総収入がハッキリ見える。一方新築についてはそれがまったく見えない。自己資金を投入し、あるいは銀行から金を借りてそれを投資しても、新築アパートに入居者が入る保証はどこにもないのである。だから建物が多少いかれていようとも、利回りが低かろうとも、多くの人々は中古を求めるということなのだろうか。



私の場合、駅から遠いかなり安い土地にかなり安いアパートを建て、無事入居者も入り家賃も受け取り、まあ順調に行った方だろう。利回り的にも十分で、銀行からの借り入れは金額的にしれていたので、支払い返済額もしれていたので事業としては楽々だった。

入居者の方々も、安い家賃で新築のキレイな部屋を得て、バイクや自転車で通勤をする日々に満足だったのではないか。



因みに自宅や別荘と違い、家賃が稼げる事業としてのアパートには、銀行もホイホイお金を貸してくれた。全体のプロセスを経験してみて「金を借り過ぎないかぎりは、これ、誰でも儲けられる」と思ったものだ。実際、ヘンなモノを掴ませられなければ大丈夫なのだろう。



ということで、特に難しいことはなかった。何せ新築だ。建物のトラブルもない。
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アパートを売却(2) アパートを建てて思ったこと

2011-09-09 00:00:04 | アパート
アパート経営でものすごく儲けている人もいる。一方大損する人もいる。「アパート経営なんて損するから止めろ」も「アパートは儲かりまっせ」も紙一重である。どちらもウソであり真実でもある。要はヘンなアドバイスに頼らず、損する物件に手を出さなければいいのだと、振り返って思う。私はアパート経営初心者だったが、偶然正しいアドバイスや物件に恵まれて「これはいいな」と思ったから投資してみた。結果オーライで、ラッキーだった。

(画像はすべてイメージ)


アパート経営を考えた当初は大学の近くがいいと思った。そう書いてある本があったからだ。大学の周囲に中古の売り物件はたくさんあった。なぜか空室が多かった。平成の時代になり子供の数が減っているのに、大学は新設され定員も増やされて来た。今はその逆回しだ。大学の学生数は減り、私立大学では定員割れが多く、大学のキャンパスは移転されたり統合されて、その周囲に学生を当て込んで建てられたアパートはひどい空室状態だ。アパート・オーナーは売り急いでいて売却希望価格は暴落中のものが多かった。



次にもっと一般的な中古物件を多く見て歩いた。「エキチカ(=駅の近く)」がいいと、アパート経営したこともない多くの人がいった。不動産業者もそう言った。駅が近くないと入居者が入らないという説明だった。ということでまずは神奈川県内の「エキチカ」中古物件をたくさん見た。売りに出されている物件は皆空室だらけだった。当然ながらエキチカは地価も高い。狭くて高い土地に建てられた物件が多く、売却希望価格も高く、グロスの投資効率(=満室時家賃合計÷物件購入価格)が良くないものが多かった。しかも空室だらけ。

アパート・ブームの中、誰もが通念で「エキチカ、エキチカ」と念仏のように唱えるからだろうか、エキチカ地区には空室だらけの中古物件と、やたら高価格な新築物件が溢れていた。供給過剰な印象があった。新築物件はすぐ入居者で埋まるらしいが、投資としてあまり面白いものではなかった。家賃収入に比して購入価格が高過ぎるのである。



しかしエキチカ物件が全部ダメってわけではないことに注意が必要だ。要は地域によって固有のアパート需給の事情があるということだ。それもかなり狭い地域ごとに事情は異なる。エキチカだろうが僻地だろうが、儲かるものは儲かるしダメなものはダメ、ということのように私には見えた。一般的に言えばどこもアパートの供給が多過ぎるのだが、そんな中でも儲けたいなら自分で歩いてシッカリ見抜くことが大事なのだろう。



私がアパートを建てた地域では、エキチカ物件はどれもあまりパッとしなかった。駅周辺はアパートが供給過剰なため、投資してもリターンが低い。満室にするのも苦労する。でもその地域を広く見回せば、独身者を中心に全般的にはアパートへのニーズは高かった。ただし、ここが重要だが、需要が多いのは家賃の安い物件であった。



多くの企業は社員に家賃までは支払わないが、通勤費用は実費を支払う。そうした企業に勤める社員の多くは自宅からクルマやバイクで20~30分のところに勤務する人々だった。その人々にとっては、駅から遠く通勤費はかかってもそれは会社が払ってくれるので、とにかく駅から遠くてもいいから、家賃が安いアパートを求めていた。

僻地はエキチカと比べれば思いっきり安い土地がある。だから土地 + 建築費の総コストは安くあげられる。でも僻地とは言え、そのアパートの家賃はエキチカのそれと比べて思いっきり安いわけでもない。あくまで私の場合だが、そこに投資妙味があったのだ。家賃は安いが、それ以上に妙に低廉なコストのアパートが取得可能な僻地では、高い投資利回りが可能だ。さらに家賃を低く設定することが可能だから、そのアパートにはちゃんと入居者予備軍が存在したのである。
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アパートを売却(1) 売ってしまった

2011-09-07 00:00:14 | アパート
一昨年に建てたアパート、売ってしまいましたぁ~。
権利書だ。所有権移転。アパートさようなら。



これも権利書。抵当権抹消。少々お金を借りていた。



アパートを買う時、私の周囲では「止めておけ。大損した人がいっぱいいる」の大合唱。若干の知識はあるものの自分のお金でアパートを購入したことのない多くの人々のアドバイスだった。他にも「駅に近い物件でないとダメ」というアドバイスが多かった。

それにもかかわらず私はアパートを建てた。またそのアパートは駅から遠かった。でも問題はなかった。自分でリスクをとってない人々の言葉を信じちゃいかん、という例。ちゃんとやればアパートは少しは儲かる。


(画像はすべてイメージ)

アパート事業は、日本株に投資するよりよほど儲けの確度が高いだろう。この20年、日本株投資は明らかにトータルで損なものだったが、それよりは確度が高いという程度の意味に過ぎないのだが。日本株の有名ファンドマネジャーでさえろくにインデックスにすら勝てない。株価全体は大きなマイナスだ。冷静に考えれば多くの素人にとって日本株で儲けることは不可能だっただろう。

多くの人が「わかりにくい」と言う外国株式投信だが、この20年ほどの間先進国のでも新興国のでも目をつぶってそれらをエイヤッ!と買った素人達の多くが、タイミングが悪くなければある程度は儲けられた。下がり続けた日本株式とは対照的な軌跡だ。大ざっぱに言うと日本は世界でも稀なほどずっとずっと不安定に右下がりで、一方で諸外国はほぼ右上がりだった。いくら人間が知恵を絞っても、経済ファンダメンタルズの大きな流れには勝ちようもなく、円高を考慮してもまだ日本株より外国株の方が儲けるチャンスが多かったことは事実・・・なんて言ってたら、ズルズル景況感が悪くなって、金曜日あたりからひどく欧米の株式が崩れ始めているなぁ。世の中、暗い。



話がそれた。アパート投資も、外国株式投信(と言ってもピンキリだが)程度には儲かるのではないか。私の場合もアパート投資で儲かった。その投資期間中家賃が入った。借入れもしたのでその返済もあったが、借入総額が少ないので、返済金額もしれたものだった。その月々の返済金額は家賃収入の4分の1以下だったので問題はなかった。最後には多少売却益も出た。

事業用不動産とは不思議なものである。以前このブログに書いたが、私は今までに8回住宅を建てているが、儲かったのは8回目にして初めてのことだ。この平成不況の20年間、8回借金しながら8回土地を買い新しい住宅を建て債務不履行も起こさずすべてのローンを完済するというのは大変なことで、フランクリン・ルーズベルトのニューディール政策を個人ベースで推し進めているようなものである。日本人皆が私のようなら、日本は今もバブル経済で大賑わいかもしれない。日本人よ、委縮するのは止めよう。そして無計画な企業の債務を減免したり免除したりするなら、私に税金の還付を!



儲かるんだったら、どうしてアパートを売ったのか?と思うでしょ。それは「いつまでも儲かるわけではないのでは」と思ったからだ。

加えてアパートを所有していて精神的に疲れたからだ。私の友人のひとりに立派に長年アパート経営をしている男がいて、そいつが私に「君はアパート経営に向いていない」と言った。その人のアドバイスは信じるに足る。私はそれに従った形である。

話は長くなるのでまた今度。
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チェスターフィールドのソファが欲しくなったが、その前にすることがある

2011-09-04 13:17:03 | 内装・インテリア
我が家のインテリア思想に革命が起こった。今まで私はソファなんて要らないと思って来た。事実、今の我が家にリビング・ルームに相当するものはなく、ソファもない。あるのは小さなダイニング・ルームとそれに付随するダイニング・テーブルとイスだけだ。尊敬する建築家宮脇檀さんもそのようなことを書いていたし。でも私はソファが欲しくなったのである。

このチェスターフィールドのソファはいいなぁ。いろんな意味でちょっとちゃうのだ。インテリア機能ではなく、座り心地とそれが持つ存在に少々深みがある。



では、本日は英国調で♪ Hi, Kate! 長ぁ~いYoutubeだ。お楽しみを♪



私はチェスターフィールドのソファが欲しくなった。上のYoutubeでKateが乗って来たクルマと同じカラーのが。

同じような名前のコートが存在する。よくある姓でもある。そういう姓の貴族もいた。皆、意味があるのだ。でも実際のところ、このソファの形式がどうしてチェスターフィールド・ソファと呼ばれるようになったかは、よくわかっていないらしい。



ずっと座っていても疲れないソファとはコレ。プロフェッショナルな職人が分厚い革を強くグイグイ引っ張って、そこにスプリングやウレタンをギュウっと詰めて、数多いボタンでガシッと止める伝統の技術。長時間座っても疲れないソファ。ソファって不思議で、見た目ではその座り心地と長時間座った時の疲れ方を判断するのは難しい。自動車のシートと同じだ。

で、チェスターフィールドとは? チェスターあるいはナントカ・チェスターは、ナントカ・カスター(Caster、例:ランカスター)やナントカ・スター(Cester【セスターとは発音しない】、例:レスター=Leicester)と語源は同じである。ほとんどそれらはローマ人の砦や城を指している。

ウェールズや湖水地方に近いイングランドの街チェスターがその代表だ。歴史的にすごく面白い街で、私も大昔2泊して歩き回ったことがある。近隣の「いかにも」な観光地より面白い。イングランドもローマに蹂躙されていた時期が長いので、あれこれローマの影響が見えるが、チェスターはそうした地域の北方にあたる。



チェスターフィールドのフィールドはご存じのとおり。平らでオープンな場所を指す。結局チェスターフィールドが何なのかはよくわからないが、まあそのような「砦」であり「平原」ってな意味なのだろう。



しかしそのソファを我が家に導入した場合、被害を被るのは同じく英国製のこの農家的ダイニング・テーブル。我が家はそもそもソファを置くことを想定していない家づくり。リビング・ルームなんて存在していないのだから、このスペースは全体的に狭いのだ。



しかもこのダイニング・テーブルは全長2m。夫婦2人の家でちょっと持て余し気味。



ということで、ある家具工房にこのテーブルの短縮をお願いしてみた。ポール・ウィルソンさん(このダイニング・テーブルを作ったパイン材家具作家。今も存命)、ゴメンなさい。



照明を吊るす位置も変えなきゃいかんのだろうか??
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LED

2011-09-03 00:00:06 | 内装・インテリア
最近人気のLED。我が家も白熱灯が切れるたび、順番にLEDに交換して行くことにした。通販で見つけた安いお店で「白熱灯」色のタイプを大人買い、というか単なるまとめ買い。



全然内容が違うけど、「LED」つながりでこちらをどうぞ。私は「LED」という文字を見ると、こちらを思い出してしまう。懐かしい方は懐かしいはず。天才ギタリストがギヨォ~~ン、ビヨォ~~ン♪ これ、何だかご存じですか?



しかしなんとも不格好な電球だ。懐古趣味でもなく、モダンでもなく、非常に中途半端。



これ、我が家では非常に都合が悪いことが発覚した。電球を下に向けて直接的に照らす照明は廊下にダウンライトが少々あるだけなのだ。電球を上に向けて照らす、画像(↓)のようなシリーズので我が家の照明器具ほとんど統一されている。その場合、下半分が樹脂に覆われて光があまり下に向かっては放たれないこのタイプのLED電球は不向きなである。本来はローソク型の電球を使うべき照明なのである。



ダイニング・テーブルの上もそうだ。皆、同じ形なのだ。



光を放つ方角が悪い、というのに加え、光の色がヘンなのも気になる。「白熱灯タイプ」というが、妙に白っぽい。LEDは寿命が長い。これをずっと使わねばならないのだろうか?

なのに12個も買ってしまった。


というわけで、少々不機嫌。LEDは高価なのに、見た目、使い勝手が悪い。しかもたくさん買ってしまったから。

何の関係もないが、取り敢えずスパゲティ・ボロネーゼを作ろう。



こってりとしていて、お子ちゃまから高齢な方まで、みなが好きなボロネーゼ。これで機嫌をなおそう。



このLED購入に失敗したのは我が家だけではないらしい。ご近所の家庭でも、購入後になってこの電球が「都合が悪い」ことが発覚したらしい。同様な失敗をした人は多いということだ。妻がヨガ教室で聞いて来た。
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