「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

アパートを売却(5) 憂鬱なため売却

2011-09-13 18:46:16 | アパート
最終回。アパートを新築し所有して入居者を見つけることは、少し時間があれば簡単だった。管理会社が仕事をこなして、それなりに事業も回った。

しかしこれまで論じて来たような問題がある。また地震はどうか。保険はあるにしても火事はどうか。いずれも相当な出費になる。建物の事故で家主として責任を問われるケースもある。今回の東日本大震災の場合、都心近くでは浦安市のアパートが相当な損害を被った。遠い将来、私のアパート経営は順調なのだろうか。その時満室だろうか? いや、きっと厳しいだろう。

(画像はすべてイメージ)


今でも古くなったアパートに空室は多い。築20年ほどのアパートの売り物が多いのはなぜか。ろくに家賃も集まらないのに、トラブルで出費だけがかさむことにならないか。その時私は何歳か。



最近こんな本も出た。アパート経営を勧める本は多いが、勧めない本は少ない。なかなか読ませる本だ。アパートを売ってしまってから、私は初めてこれを手にした。アパート経営をしている人は読むと憂鬱になるだろうからこれを読むのは止めた方がいい。



実際、アパートを建ててから売るまでのわずか1年半の間に退去者も2名出た。入居後数か月で転出した人もいた。フリーレント(月中に入居した場合、その月の家賃はタダにしてあげる)、礼金タダ、なんてことやその他いろいろ便宜をはかってあげても、そうなった。

退室者が出ると、私は内部に掃除をかけて、壁紙等直すところは直す。金もかけて、次の入居者を待つ。無事に次の入居者が入ったら、それを募集してくれた管理会社に報酬も払わないといけない。



そういうことが続くと、私はイライラする。そんな時、ベテランのアパート経営者である友人が私に「君はアパート経営に向いていない」と言った。彼に言わせれば、私のアパートなんてかなり順調な方なので、それでいちいちイライラしているなんて、そもそも体質的に私にアパート・オーナーは務まらないということらしい。そうこうしているうちに私は「儲かっているうちに売ってしまおう」と考えた。築年数が浅く、入居者がいて儲かっているうちは、アパートも高く売れる。私の購入コストは安いので、今売れば少しは利益が出る。しかも買い手も低リスクで高利回り物件が手に入りハッピーだろう。どのようなビジネス分野も、取引は双方ハッピーなのが望ましい。



事業としては良かったので今度は「もったいない」と言う人もいた。しかし私はアパートを売りに出した。そうしたら「築浅だし、家賃も入る」ということで購入希望者が現われた。だから私はサッサと売ってしまったのである。今後ゆっくり考え、またやるかもしれないけれど、取り敢えず私は「アパートよ、さようなら。」



アパート経営は確かに面白い。これからやってみようとしている方もおられよう。そのような方には楽観的でネアカなCAHFLOW101こと加藤ひろゆきさんの本を読むことをお勧めする。誰でもぼろ儲けが出来そうな気になるから不思議だ。加藤さんのような人なら、何でも成功しそうな気がする。要は気の持ちようと勤勉さだ。成功する人もいれば、失敗する人もいるのである。

コメント (6)
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