大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

西丹沢は◎!

2014年04月17日 | 丹沢
畦ヶ丸は20年振りだったが素晴らしかった。

本棚までは記憶にあったが、その先からは殆ど記憶に無く、
どうも付け替えられたらしい。
沢沿いを使うので尾根歩きとは違って面白い。

8:25新松田発の西丹沢行きのバスに乗ったが、
始発の7:20にするべきだった。
下山が1時間早ければ歩く事も無かったんだ。



ブランド品が多いぞ

やっぱり予想通りに中高老年が16名いたが、
途中で降りて終点までは俺と偏屈ジジイの二人だけ。

こいつは登る途中で「同じルートでしたか」と言ってきたから、
「畦ヶ丸からどこへ?」と返したが返事もしない。

こんな奴も結構いるんだよな。

さてバスを降りたら中年のオジさんが出迎えてくれ、
登山届はこっちで書いてくれだと。

書かずに遭難するのが多くて困っているのだろう。

自分の命に関わるし、自主的に書くのが当然なんだがなあ。

橋を渡って沢沿いの道を行くが、俺はわざと沢を歩いて大崩の練習を兼ねた。


橋と自然教室


橋を渡る途中で見たミツバツツジ

道標が次々に出てくるから間違えようが無いが、
もし分からなくなったら沢の近くに必ずあるし、沢を歩いても大丈夫だ。

途中の下棚と本棚は必ず寄って見物すべし。



見応えのある滝で、下棚ではお腹の黄色い小鳥が
遊んで?いたがなんという鳥だろう。

    
下棚全貌     下棚落ち口付近のアップ



本棚の方が迫力あるが、昔落石で死んだ人がいるから気を付ける事。

    
本棚全貌     本棚落ち口付近のアップ


この本棚から先の涸れ沢歩きを暫くこなして左手の枝尾根に登る。


雪が残っている


沢から離れる

これから「善六ノタワ」まで、沢の源頭部へ二度降りたが、
昔は尾根通しに歩いた筈だ。


頂上手前でクロスした中年男性と話したが、
度重なる水害で崩落があり付け替えた由。

地図も当てにならないから現場を見て自分で判断するしかない。

ネットで最新の状況を知るとしても過去の記録だし、
その日会った人間の情報が一番。

道は馬酔木だらけでそれも結構デカいのが多く、
シロヤシオやバイケイソウは全く見かけなかった。


馬酔木が立派で笹も元気回復中


石の標柱


檜洞辺りとは土壌が違うのかも知れないがどうなんだろう。
大室山辺りもバイケイソウはあったと思う。

登り着いた「善六ノタワ」は狭い鞍部で、
両サイドが落ち込みちと不安になる。


善六ノタワ


降りる時はちょっと怖いかな

道もザレて滑り易く結構気を使うが、狭いから事故るとヤバい。
下りは落ちると止めようがないからなあ。

次々に偽ピークが出てきて疲れた身には辛かったが、
どうにか着いた頂上はなかなか立派な石の記念碑まであった。




それから少しで避難小屋だったが、
ストーブと屋内トイレまである、俺にとっては最上の小屋だった。

 


明るい雰囲気で良い


ストーブが立派

ここでラーメンでガス補充したが、
ネギと茹で卵・魚肉ソーセージ入りの豪華版。

さすがに素ラーメンよりは数段上の味になるが、
山岳さんみたいに「茹で卵・チャーシュー・メンマ」の
三点セットなら、ネギ持参して完璧な品だ。

ここのトイレは水が流れるんだが、
タンクが見当たらなかったから地下に貯めてるらしい。

ペダルを踏んで流すが、紙は持ち帰りだから気を付ける事。

ビニールに入れて下山して駅のトイレで流せば良いから簡単だ。

小屋からの道はブナと馬酔木・笹の三点セットで、
笹は元気になってるみたいだ。

途中キツツキがつついた倒木や鹿が齧った折れ枝があった。


丁寧な仕事だ


鹿が齧ってる

ミツバツツジが時々出てきて楽しませてくれたが、
山桜やミネザクラも盛りで良かった。

  


行きのバスから眺めた丹沢湖周りの山はミニ吉野みたいな素晴らしさだった。

 


下山しての30分の歩きもこの山桜のお陰で退屈しないで済んだ。
2台に手を振ってみたが停まらなかった。

次回は畦ヶ丸の小屋に寝て、大室山まで歩いて犬越路から降りる事にしよう。
コメント (2)
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