大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

モチダ谷から中瀬松谷

2014年04月28日 | 九州・四国・屋久島
モチダ谷にテント設営後昼寝して、前夜の不眠を少し取り返した後、沢の散策に出かけてみた。

35Lのザックに必要最低限の、水・雨具・ヘッドランプ・行動食と紅茶入りのテルモスだけなんだから、
軽くて笑い出したくなるほど。

本当に前日の登りでのザックはメチャクチャ重かった。

まずネットでよく見た小滝を確かめに、右岸に渡り三里河原に降りた。

そのまま遡上しようとしたが、水の中を歩かねばならずに断念。

あの写真は沢靴でも履いてバシャバシャ歩かないと駄目みたいだ。

引き返して道標の所から右手に登り、金山谷に降りて遡上開始。

穏やかな渓相の沢を二回ほど渡り返して遡る途中釣り人に遭遇。

釣り禁止なのにけしからん奴で、「ここは釣り禁止だろうが、知らないのか?」と
突っ込んでも言い訳もせず、こっちへ向かってきた。

こんな山奥で剣呑な目には遭いたくないから、
「知ってて釣るのなら仕方がないわなあ」と言ったら大人しく引き返した。

そいつの所へは水の中を歩かないと駄目だったから、左岸に上がりそいつの上流に降りる事にした。

上から俺が先行する事になるから先に行けばと、声をかけたが構わないから先に行ってくれだと。

どうやら引き返すか、俺が中瀬松谷に入ると言ったから、金山谷を遡上したかしたのだろう。

よくこんな所で釣る奴がいるもんだが、見かけてもあまりちょっかい出さない方が良いかも。

さてその中瀬松谷と金山谷の分岐だが、上流右手が金山谷、左手が中瀬松谷なんだが、
左手が水量が多く本流に見えてしまう。

左手を少し歩いたら小滝が連続するまあまあ雰囲気の良い所を通り抜け、
もう直ぐ権七小屋谷の出合い地点だろうというところで引き返した。

何だかあまり変化のない沢で歩くのに飽きてきた。

どうせまた来る事になるだろうし、是非とも見に行く事もないと思ったんだ。

沢靴じゃないと面倒くさいし、本当に沢を楽しむ事ができないからなあ。

そのまま同じルートを引き返すのも芸が無いので、最初は右岸に上がって少し歩き、
中ほどからは左岸に上がって歩いた。

左岸には幕営に持って来いの場所があったが、焚き火跡があったから結構使ってるらしい。

アケボノツツジが断崖の上に咲いていて素晴らしい所だらけだったが、
あちこちで土石流の後があり、大雨で山が相当痛めつけられてるのがよく分かった。

まあ、渓相は厄介な滝も無く、登山靴でも問題無いが、渡り返すのが面倒だし沢靴で歩くのが楽しかろう。

と言っても沢歩きと言うよりも沢遊びと言った方がピッタリで、普通の沢屋は遊ばないだろう。

俺が引き返した地点より上流が良さそうなので涼みがてら、沢靴で夏に遊ぶのが正解だろう。
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大崩・モチダ谷の下降

2014年04月28日 | 九州・四国・屋久島
初日の登りで七日廻岩へのトラバース道入口を見逃し、坊主尾根分岐まで歩いてしまったと書いた。

俺みたいなドジをやらかすのがいるかも知れないから参考までに書いておこう。

まず何で入口を見逃したのか?

道の右側を注意しながら上湧から歩いたのに不思議だ。

スズタケが枯れてしまっている為、踏み跡がハッキリしないし、赤テープも無かったように思う。

腰くらいの高さの岩の上に15センチ程の赤い棒があったが、ひょっとしたらそこに看板もあったか?

とにかく見落としてしまったから、基本通りに戻るのが安心だったが、疲れた身には僅かなロスも嫌だった。

地形図を見たら坊主尾根分岐が、モチダ谷に流れ込む沢を詰めた乗り越し点だったから、そのまま降りる事にした。

下に見える源頭部目指してスズタケの枯れ野を下り、沢に沿って歩いたり岩の上を歩いたりして横岩屋まで降りた。

ここまでは悪場は全く無く、安全な歩きができたから十分使える。

沢も悪場さえなければ藪漕ぎも道迷いも無い快適な道だ。

沢を外しさえしなければどこを歩いて良いのだから、霧の中でも安心・安全な道とも言える。

この横岩屋付近からモチダ谷になるが、滑らかな沢床が多くて気持ち良い。

おまけにあちこちにアケボノツツジの薄ピンクがあるのだから、堪えられない楽しい道だ。

赤やピンクのテープがあちこちにあるし、間違えようが無いだろう。

ただ大滝の巻道を間違えて、急斜面にぶつかり難儀したが、大分手前から斜め左に高巻くみたいだ。

大滝が近付いたら、左手に気を付けて歩くようにすれば良い。

大滝は結構な落差があるし、付近にアケボノツツジもあるから被写体には持って来いだ。

ここで唯一迷ったが、後はノンビリ歩いて気持ち良い出合い手前のテント場に降り着いた。

昨夜の僅かに傾斜した横岩屋付近と違って真っ平らな地面で、テントを設営して即横になり昼寝をした。

坊主尾根からモチダ谷のテント場に向かう時には迷わず使うが、まあそんな馬鹿な歩きはやらないだろう。

りんどうの丘でテントを張るだろうから、坊主尾根分岐からわざわざモチダ谷に向かうのはいないだろうが書いてみた。
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