大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

戸田峠から天城峠 二泊三日 テント泊

2016年11月07日 | 近場の山
万二郎・万三郎を越えて天城高原ゴルフ場までは無理で、
天城峠から降りて修善寺へ戻った。

予定は北上だったがポカで電車を乗り過ごし、急遽南下する
ルートで歩く事に変更した。

金曜日を休む事ができたから超久し振りのテント泊となったが、
さすがにサボり過ぎかつ体力低下でスローな歩きだった。

コースとしては戸田峠から伽藍山までは西伊豆スカイラインの
近くを歩く草原コースだから開放的な眺めと富士・海が楽しい。

歩き出して直ぐのアセビのトンネル


達磨山から見た南の風景だが先は遠いなあ


伽藍山手前のヒメシャラの墓場


それから船原峠までは太平洋展望台から山道になったみたいだが
気が付かずに結構車道歩きをしてしまった。
戸田峠を9:50に歩き出してこの船原峠で14:00となり、
吉奈峠先の小ピークでテントを張った。

夜は鹿が歩き廻って賑やかだったが夜遅くやたらと寒くなり、
湯を沸かしてペットボトルに入れて湯たんぽにして凌いだ。

翌朝7:00に歩き出したがヒメシャラが出てきて飽きない
林相になったから退屈しなかった。

基本的にはアセビがどこでも幅を効かしているが、ここのは
結構デカイし密生していてまるでジャングルみたいなのが凄い。

魂の山途中で富士が見えたが南アルプスの甲斐駒から聖まで
ずらっと並んでいた。

魂の山頂上も眺めが良かったしそれから先はまた笹の道になって
仁科峠まで続いた。

宇久須峠先から振り返る・峠でトレラン4人組みが食事中


この峠から車道を降りて牧場レストランへ寄り、水の補充と
天丼で昼飯にしてついでに用もたした。
しかし降りるだけで30分もかかってしまい、仁科峠12:30着
だったが出発が14:00になってしまった。
5-6分歩いた所で車に手を上げたら停まってくれて助かった。

天丼は野菜だけだったが美味かった。600円は安い?


この時点で行動可能時間が2時間程度になったが、辛うじて猫越岳は
越えて直ぐのアセビの中に寝た。
16:00にはテントを張る事にしてたが、日暮れも早いし
そんなに歩きたくなかったからなあ。

前日のピークと打って変わった暖かさだったんだが熟睡できなかった。
鹿も全く鳴かなかったし静かだったのに不思議だ。
寒い時は樹林帯でテントを張らないと寒さが堪えるし、それより何より
前日夜の寒さにはほとほと参ったから。

翌日は天城峠で降りる事にして7:00に出発。
荷物も軽くなりさすがにコースタイムの2割り増しくらいで歩き、
12:14の修善寺行きのバスに乗った。

この日はブナ・ヒメシャラ・アセビの大木が見られて
終始楽しい歩きだった。
ブナの大木が残っているのが嬉しかったが鹿の食害で殆ど下草が無い。
丹沢よりもこっちの方が食害は酷いかもしれない。
笹の道も鹿の糞だらけだったから全域に渡って鹿が闊歩してるんだ。

ブナの黄葉もまあまあ楽しめた
   

ヒメシャラは樹肌が美しい・屋久島の巨木が懐かしい


途中のツゲ峠は昔はツゲが多かったらしいが
すっかりアセビだらけになっていて名前を変えた方が良さそう。



天気は良かったしまあまあ歩けたから良しとしよう。

それにしても伊豆の森は望外の素晴らしさだったし、
来年の春はブナの新緑を見にまた歩く事にする。


富士の写真少々(戸田峠近くx2・魂の山手前・仁科峠上)
 

 

コメント (2)
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