大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

坪山遭難で学んだこと

2017年12月31日 | 山その他
俺達山屋がこの件で学ぶべき事は色々ある。

天気(気温・風) 山の難易度 などが重要だが、
一番は何と言ってもトラブった時のリカバリーだ。
その最大の問題が遭難の時の連絡だよな。

俺は毎回カミさんに事前事後メールしているが、
実際に帰ってこなかった時の事は言ってなかった。

まあそんな事は無かろうと高をくくっていたのだろう。
それでは拙いよなあ。

日帰りなら下山連絡が無かったら携帯にメールか
電話を入れても連絡が取れない。
その上で帰宅予定時間を三時間過ぎても
帰って来なかった時はいよいよ警察だ。
地元の警察で良いだろうが、登った山を管轄する
警察への連絡が手っ取り早い。

案外と面倒なのがグループ登山だ。

先ず三人以内の時は俺の携帯にかけて繋がらなかったら、
他の同行者の携帯にかける。
それでも繋がらなかったら警察だな。
警察の前に同行者の固定電話に電話して連絡の有無を
確認する必要があるな。
四人以上の場合は誰か一人連絡先を決めておこう。

結構面倒だが山仲間の携帯・固定電話のリストを作る必要があるな。
警察は地元と山を管轄する県警で良かろう。


兎にも角にも初動を遅らせないようにする算段を
どうするかがポイント。

その為には前にも書いた事があるが、自分の位置を
可能な限り連絡する事だろう。

携帯が通じるなら通過地点をメールするのがベストだ。
そうすれば捜索範囲が狭まって見つけて貰い易くなる。

今回の件でももしもだが三人がビバーグ装備を持ち、
半日でも生き長らえていたら助かったかもだ。
滑落で致命傷を受けていないのが前提だが、
そんな可能性だって無い事もなかった。


最後の最後にこんな記事で終わるのは何だかなあだが,
来年も元気で楽しく遊び仕事に勤しもう。


こんな闇鍋ブログに遊びに来てくれた皆さん、
良いお年をお迎え下さい。




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坪山遭難の初動が遅い!

2017年12月31日 | 山その他
結局後追いの報道は無いみたいで、
三人が死んだという事実が残っただけだ。

西ルートから東ルートを辿ったというのは
決まりみたいだが、正確な場所も分からず
死因も分からないまま終わるらしい。
警察は当然知っているが我々は報道が無いので
詳細が分からない。
何時もの遭難報道の通りだな。

さっき数日前のANNのテレビ報道をネットで
見ていたら、「日帰りで坪山に行く」と家族に
言って出かけたと言っていた。

その時アレって思ったんだ。
家族に日帰りと言って出た七十代の人間が
帰って来なかったんだぞ。
その日に警察に家族から連絡が行くだろう、普通は。

もしそうだったらおかしな話だろ。
24日に捜索を始めたのなら駐車場はまず最初に
調べる所だろう。

「イロハのイ」だろうよ、車で入山は分かってるんだから。
しかし、25日に通行人が県外ナンバーの車が
止まっているとの通報と言ってた。
警察は捜索を開始していなかったんではないか?
それとも家族には「日帰りで山に行く」と
しか言っていなかったか?

このANNの報道が正しければ警察の大ポカだが、
幾ら何でもそんな事は無かろう。
この報道が間違ったと俺は思っているんだが、
いずれにしろ初動が遅すぎた事実は変わらない。

通報した人も23-25の間止まってる車に
おかしいと思って一報したんだろう。
坪山に入山したのが分かっていても
捜索開始は翌日の24日の朝からだから
滑落では死んでなくても凍死しただろうが。

初動が遅すぎたのは残念だったな。
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