2011.8.10(水)
今夜は魚の名前?の由来について順不同に記してみます。大まかな分類なので一般的な呼び名について記載しますが、この由来や呼ばれ方以外にも沢山のものがあると思いますが、最も代表的なものを第20弾として挙げておきます。
《アカガイ》
貝類には珍しく、ヘモグロビンを含み、血と身が赤いのでアカガイと呼ばれる。
《アカメ》
光を当てると目が赤く光ることが名前の由来。汽水域の魚としては世界最大級(体長1m級)。「河口生態系のライオン」ともいわれる日本固有種のアカメ、宮崎県の日向灘に注ぐ河口域に生息。高知県の四万十川河口域にも姿を現す。
《カイラギ》
エイの皮のことで刀剣の装飾に使われる。鮫皮とも呼ばれるが正しくはアカエイに似た魚が原材料で梅花形の硬い粒状突起のある背中の皮が用いられる。
《コバンザメ》
印章のような吸盤を持つ魚という意。スズキ目コバンザメ科で本当はサメ類ではない。
《コン》
魚の産卵前の卵のこと。
もう一つの意味では想像上の大魚の名を意味する。北の海に住むという想像上の大魚で、龍のような顔と蛇のような尾を持っており、やがて「鵬」という大鳥に姿を変え、北方の海から南方の海に向って大空を渡っていくという。これは荘子の「逍遥遊」に出てくる話。
《ハマグリ》
浜の小石、あるいは栗のような形に由来。オオハマグリ、ドブガイという意味も兼ねており、「鷸蚌(いつぼう=シギとドブガイ)の争い」とはシギとドブガイの無益な争いのことで、双方が争っている隙に第3者が利益を横取りすること。「漁夫の利」と同意語。
《ヒウオ》
ヒオとも言い、ユの稚魚のこと。殆ど半透明の白色であるため、氷のように透き通った小魚という意。
《マナガツオ》
カツオとは全く無縁の魚(ショウコウギョ)だが、カツオと同じくらい美味しい魚ということが由来。
《ワニ》
サメのこと。広島県北部三次市地方に残る呼び名。神話「因幡の白兎」に出てくるワニがサメだったことに由来する。「ワニの刺身」「ワニの天ぷら」は今も同市の名物。
【8月11日過去の釣行記録】
・2005年大島日本精鑞前、22:00~01:30、小潮、釣果=メバル1・アジ2
【この日の釣り情報】
・この日の釣り情報はありません。
2011.7.1(金)
今夜は魚の名前?の由来について順不同に記してみます。大まかな分類なので一般的な呼び名について記載しますが、この由来や呼ばれ方以外にも沢山のものがあると思いますが、最も代表的なものを第19弾として挙げておきます。
《アサリ》
浅いところに棲むからとか、漁り(あさり)からと言われる。
《アワビ》
鮑は腹を開いて塩漬けにした魚の意。
《卵胎生魚》
フサカサゴ科のメバル、カサゴなどと、ウミタナゴ科のウミタナゴの生態様式。大半の魚は卵の状態で海底の岩礁や藻に産み付けられて孵化するが、卵胎生の魚は、親の体内で孵化後、仔魚になって体外へ出る。
卵胎生魚は生存率が高いため、産み出す仔魚の数は数十匹単位、卵を産む魚に比べて極端に数が少ないので繁殖期には漁獲してはいけないとのこと。種の絶滅を防ぐには、腹の膨らんだものが釣れると優しく放流しなければならない・・・反省。
《深海魚》
文字通り深い海に生息する魚だが、水深100m以上の深海に棲む魚をいう。キンメダイ、ムツ、フサカサゴ、イシナギ、アラ、スケトウダラ、メダイ、アンコウなどがよく知られた深海魚。
《スルメ》
「墨を吐くものの群れ」からきており、「墨群」→「スルメ」となった。因みに「スルメ」のことを「アタリメ」というのは、「擦る」という言葉が験が悪く貧乏になりそうなので、「アタリ」という言葉が使われたとか。
《ニゴイ》
「隅っこにいて、かろうじて魚の仲間に入っている」という意。ミゴイともいう。「雑魚」「取るに足らない小人物」の意味もある。
《フラット・フィッシュ》
ヒラメやマゴチなど、砂浜に棲む大型魚の総称。
《ロック・フィッシュ》
メバルやカサゴ、アイナメなど根魚の総称。
【7月1日過去の釣行記録】
・2006年笠戸本浦港防波堤、18:10~19:10、中潮、釣果=キス5・カレイ1
・2006年笠戸寺崎、19:30~22:00、中潮、釣果=メバル1
【この日の釣り情報】
・この日の釣り情報はありません。
2011.4.11(水)
昨夜のこと、大雨の中の帰宅途中、大型スーパー近くのとあるパチンコ屋、定休日にも係わらず大きな電光掲示板を煌々と点けている。電力事情の不透明な昨今、何も気に留めないのだろうか。某知事じゃないが危機管理時においては真っ先に営業停止にすべきかな。
私が勤めている会社も例年よりも半月早く、16日から9月末までクールビズとなる。室内温度は28℃にキープすることとなるが、暑いと仕事の能率も落ちるが頑張らなくてはならない。
今夜は魚の名前?の由来について順不同に記してみます。大まかな分類なので一般的な呼び名について記載しますが、この由来や呼ばれ方以外にも沢山のものがあると思いますが、最も代表的なものを第18弾として挙げておきます(今後、第20弾くらいまで予定)。
《エサ取り》
針に付けたエサをかすめとってしまう小魚のこと。ウマズラハギ、カワハギは「エサ取りの名手」と呼ばれる。
《渓魚》
一般的には河川上流の清流部に分布する魚を指す。アマゴ、ヤマメ、イワナ、ゴギ、オイカワ、カワムツ、ヨシノボリなど。主な釣りの対象はアマゴ、ヤマメ、イワナ、ニジマスの4種。
その川に棲む魚で、アユ以外を全て渓魚としている内水面漁業調整規則もある。
《出世魚》
ブリ、スズキ、ボラなど成長するにつれ呼び名が変わる魚のこと。
《底物》
イシダイ、イシガキダイ、クエなど磯根に居つく魚のこと。
《特定外来生物》
特定外来生物被害防止法によって特定外来種に指定され、放流、再放流、移動、養殖、飼養、栽培、運搬、輸入が禁止されている。13種とはブラックバス(オオクチバス、コクチバス)、ブルーギル、チャネルキャットフィッシュ、ノーザンパイク、マスキーパイク、カダヤシ、ケツギョ、コウライケツギョ、ストライプドバス、ホワイトバス、パイクパーチ、ヨーロピアンパーチ。
《年魚》
1年で一生を終える魚。アユ、ハゼなど。
《ポン級》
大型のアイナメの異称。一般には30cmを越すアイナメを指す。このクラスになるとビール瓶を思わせる大きさなので、1本、2本と数える瓶になぞらえてポン級となった。
【5月11日過去の釣行記録】
・2006年室積普賢様前堤防、18:10~20:45、大潮、釣果=キス3・マダコ1・コウイカ1
・2008年粭島小瀬戸、19:10~23:40、小潮、釣果=メバル13・アジ6
【この日の釣り情報】
・2007年櫛ヶ浜港防波堤、21:00~00:00、長潮、釣果=メバル12・メイタ1・アナゴ1
・2009年東海岸通り、夜、大潮、釣果=25cmメバル2
2011.4.6(水)
(携帯に残っていた写真、数年前に行った山口市、雪舟の庭、五重塔)
今夜は魚の名前?の由来について順不同に記してみます。大まかな分類なので一般的な呼び名について記載しますが、この由来や呼ばれ方以外にも沢山のものがあると思いますが、最も代表的なものを第17弾として挙げておきます(今後、第20数弾くらいまで予定)。
《石物》
イシダイ、イシガキダイの呼称。イシガキダイの老成魚クチジロ、イシダイの雄銀ワサも含む。
《カジキ》
マーリン、ビル・フィッシュ、ビル(くちばしの意)を持つカジキ類の総称。クロカジキはコバルトブルーの横帯が美しいのでブルーマーリンと呼ぶ。カジキ類の中で最も大型になるブラックマーリンはシロカジキと呼ぶ。
《雑魚》
ジャコ、小魚のこと。本命魚ではない小魚や、大物に対する小物、食用にならない価値の低い魚などにも使う。
《チャー》
イワナ類の総称。イワナ(ゴギ)、アメマス、オショロコマなどを指す。
《当歳魚》
チヌの生まれて1年から1年半ころの呼称。好奇心旺盛なころとされる。護岸や波止のすぐそばでよく釣れる。
《ヒネ》
1年で一生を終えるはずのハゼやアユの中で、翌年まで生き延びたものの呼称。生きてはいるが、成長は止まるらしく痩せ細っている。その為か、長寿を褒める意味ではなく、何となく貧相といった表現に使われることが多い。
《ランカー》
釣り対象魚それぞれのなかでも大物のもの。大型スズキに使われることが多い。
【4月6日過去の釣行記録】
・2008年第2埠頭東側、06:20~14:30、大潮、釣果=カレイ3・キス1
【この日の釣り情報】
・この日の釣り情報はありません。
2011.3.8(火)
先日来からずっと風邪気味でなかなか良くならない。ひょっとすると、釣友Mちゃんが今週末辺り船を仕立ててくれるかも知れないので早く治さなければならない。
今夜は魚の名前?の由来について順不同に記してみます。大まかな分類なので一般的な呼び名について記載しますが、この由来や呼ばれ方以外にも沢山のものがあると思います。最も代表的なものを第16弾として挙げておきます(今後、第20弾くらいまで予定)。
《青物》
背が青く見れる魚のことで、アジ、サバ、ハマチ、ヒラマサ、サワラ、シイラなどを指す。
《害魚》
ブラックバスやブルーギルなど、日本の生態系を破壊する外来魚のこと。これらの魚はリリース、移動などが禁止されており、違反すると科料、懲役または併科に処せられる。
外来魚=海外から日本へ持ち込まれた魚類を指す場合が多い。分布拡大した時に在来種の絶滅につながる恐れがある13種は、特定外来生物被害防止法によって特定外来種に指定され、放流、再放流、移動、養殖、飼養、栽培、運搬、輸入が禁止されている。13種とはブラックバス(オオクチバス、コクチバス)、ブルーギル、チャネルキャットフィッシュ、ノーザンパイク、マスキーパイク、カダヤシ、ケツギョ、コウライケツギョ、ストライプドバス、ホワイトバス、パイクパーチ、ヨーロピアンパーチ。
《新子》
稚魚や稚イカのこと。イカナゴの幼魚を指すこともある。
《デキ》
当年魚、当歳魚。その年か前年遅くに生まれた魚。
《トラウト》
マス類の総称。アマゴ、ヤマメ、サツキマス、サクラマス、ニジマス、ブラウン、イトウなどを指す。
【3月8日過去の釣行記録】
・1997年笠戸島周辺、06:30~12:00、船釣り、大潮、釣果=3人でメバル50
・2008年第2埠頭東側、06:15~18:15、大潮、釣果=カレイ8・キス3・マダコ1・カサゴ1
【この日の釣り情報】
・2008年大島大和、18:30~22:00、大潮、釣果=メバル6
2011.2.15(火)
私の現在の勤務地、周東玖珂方面はすこぶる寒い。瀬戸内海に面している地域が雨の時には、こちらでは雪になる。路肩は勿論のこと、山の斜面の残雪は未だ濃く残っている。明日の出勤時は道路の凍結、特に橋の上は要注意、急ハンドル、急ブレーキは禁物だ。
昨日はバレンタインデー、御多分に漏れず義理チョコを頂いたが、今日も締め後扱い(前日起算)で貰った。昔はお返しが大変だった時期もあったが、今ではそうでもない。数少ない義理チョコの相手(メール便で来た分)にお礼の電話を架けると、「10倍返しだからね」とのこと。まあ、幾つになっても頂ければ嬉しいものである。
さて今夜は、魚の名前?の由来について順不同に記してみます。大まかな分類なので一般的な呼び名について記載しますが、この由来や呼ばれ方以外にも沢山のものがあると思いますが、最も代表的なものを第15弾として挙げておきます(今後、第20弾くらいまで予定)。
《ギギ》
胸鰭のトゲと基底の骨を擦り合わせて「ギーギー」と鳴くことから「ギギ(義義)」と名付けられた淡水魚。ナマズに似た顔で体もヌメヌメし、8本のひげがある。本州中部から四国にかけて分布。
《ゴリ》
一般的にはカジカやハゼ類などの小型淡水魚の総称。カジカ(金沢)、ヨシノボリ(琵琶湖)、チチブ(高知)
《センザンコウ》
背や腹に菱の実のような針を持った魚という意味。中国の伝説では人の顔と手を持つ魚の体をした怪物をいう。
東南アジアやアフリカに分布する陸生の哺乳類のこと。体長約50cm、全身が褐色の角質の鱗で覆われ、前足に鋭いカギ爪があり、木に登ることが出来る。昼は穴に隠れ夜に活動する。歯は無いが長い舌でアリやシロアリを食べる。敵に遭うと体を丸めて身を守る。
《タウナギ》
くねくねうねる魚の意味。タウナギ(チョウセンドジョウ)、チョウザメ、ウミヘビ、大きなコイなどぬるぬるした生き物の類を指す。
《ヤモオ》
大きな魚の意味でアメノウオ(ヤマメ)を指す。
目から涙が落ちるという意味もあり、年老いて妻の無い男、つまり、やもお=男やもめという意味もある。やもめ=後家、未亡人。やもお=妻のいない男、妻を失った男。やもめ暮らし=夫または妻のいない状態で暮らすこと。
【2月15日過去の釣行記録】
・2008年櫛ヶ浜港新防波堤、18:30~21:30、小潮、釣果=メバル13
・2009年第2埠頭東側、07:15~13:00、中潮、釣果=カレイ3・マダコ1
【この日の釣り情報】
・この日の釣り情報はありません。
2011.2.3(木)節分
昨夜は会議の後呑み会となった。3次会まで行って終電となったが、コートを忘れて行ったので帰りの電車の中はすこぶる寒かった。今朝から咳は出るは、二日酔いで頭は痛いはで、1時間ほど2度寝を決め込んだ。この1時間は至福の時だった。頭痛薬で頭の痛みは取れたが、身体は1日中だるかった。ちょっと風邪をひいたかも知れない。
今日は私の新任地である周東玖珂の事務所に大先輩I氏が来られた。事務所の応接室に飾ってある写真のパネルが古くなっていたので、新しいものと取り替えていただいた。勿論、氏の作品の一つであるが、今回のパネルは嘗て東京の上野美術館に1週間展示してあったという優れもの。何とか言う展覧会で賞を取った作品である。前の作品は全体的に紫色をしていたのだが、今回の作品はオレンジ色である。私のリクエストは、もっと明るい色のものにしてというものだったので丁度良い。Iさん、ありがとうございました。尤も『貸すだけじゃからやるんじゃないぞ』と釘を刺された。
今夜は魚の名前?の由来について順不同に記してみます。大まかな分類なので一般的な呼び名について記載しますが、この由来や呼ばれ方以外にも沢山のものがあると思いますが、最も代表的なものを第14弾として挙げておきます(今後、第20弾くらいまで予定)。
《カラスミ》
カラスミはボラなどの卵巣を塩漬けにし、乾燥させた高級珍味。
細長く平たい形が中国の墨石「唐墨」に似ていることから「カラスミ」という名前がついた。長崎の代官が豊臣秀吉にカラスミを献上した際、その名を聞かれとっさに中国の墨石を連想して「唐墨でございます」と答えたことから「カラスミ」の名が付いた。
《シャチ》
釣竿で釣れないような大きな魚は「虎のような顔だった」「背中にトゲがあった」などと、噂が噂を呼び想像が膨らんで怪魚伝説が生まれる。「鯱」もその一つで「虎のようにたけだけしい魚」、「背中にはトゲ(背びれ)がある」という訳。
想像上の怪獣「シャチホコ」のこともいう。伝説の怪魚が逆立ちした形の屋根飾りが鯱瓦(しゃちほこがわら)、頭は龍のようで背中にギザギザのトゲがあり、主に城郭建築(名古屋城)に使われる。
「鯱張る(しゃちほこばる)」とは、シャチホコが金や銅、石でできて硬いため緊張して硬くなることをいう。
《ハララゴ》
一般的には「ハラコ」という。子供という意味があり、魚の産卵前の卵のかたまり、つまり「腹子」のこと。いわゆる筋子の類で、卵のかたまりそのものを塩漬けにした食品も同じように呼ばれる。
スジコ=サケの未成熟卵を卵巣膜をつけたまま塩漬けにしたもの。鈴生りになった様子を表す「鈴子」から転訛したもの。
イクラ=ロシア語で魚の卵を指す。日本ではサケの成熟卵を卵巣から一粒ずつ分けて塩漬けしたものを呼ぶ。
マスコ=マスの卵。見た目はイクラそっくりなのでイクラと称して売られることもある。
カイトウゲ=タコの卵。2~3ミリほどの大きさで連なっており、藤の花のように見えるため「海藤花(かいとうげ)」と呼ばれる。
カニの卵=未成熟卵を「内子」、成熟卵を「外子」「ひり子」という。
【2月3日過去の釣行記録】
・2001年第2埠頭、午前中、釣果=ボウズ
・2007年櫛ヶ浜港波止場、06:40~12:50、大潮、釣果=カレイ7・アイナメ2・クジメ1・タナゴ1
・2008年今津川河口(岩国)、06:30~09:00、中潮、釣果=ボウズ
・2008年水尻南海岸(由宇)、11:00~15:00、中潮、釣果=ボウズ
【この日の釣り情報】
・1993年新日鉄波止場、03:00~17:00、中潮、釣果=アイナメ1・キス1・アナゴ12
・2007年大島大原、21:30~23:00、大潮、釣果=メバル20
2011.1.12(水)
今夜は魚の名前?の由来について順不同に記してみます。大まかな分類なので一般的な呼び名について記載しますが、この由来や呼ばれ方以外にも沢山のものがあると思いますが、最も代表的なものを第13弾として挙げておきます(今後、第20弾くらいまで予定)。
《オシキウオ》
中国で「ヘンギョ」として有名な淡水魚。フナに似て身が広く薄く、扁平なためこう言われる。尾が白いので「オシキウオ」とも言われますが、疲労すると赤くなるので人民の苦労が酷いことを「魴魚赬尾」(ほうぎょていび=オシキウオの尾が赤くなる)と譬えています。
《コバンザメ》
コバンザメは魚偏に印と書きますが、印章のような吸盤を持つ魚ということでこう呼ばれます。スズキ目コバンザメ科の海水魚でサメ類ではありません。この吸盤を利用して回遊魚の皮膚に張り付いたり船の底にくっついたりして移動するという、かなり小ズルイ魚です。「小判頂き」の別名もあります。
《サンショウウオ》
鯢(サンショウウオ)のつくりには「小児」という意味があり、子供のような泣き声を出し、子供のように木に登る魚という意味があります。「山椒魚」と書くのが一般的ですが、イモリの近縁で形もよく似た両生類の総称です。山間の渓流や湿地に棲みその生態からハタケドジョウ、ハジカミウオ、アブラメなどと呼ばれます。
《ダボハゼ》
チチブ、ヨシノボリなどのハゼの総称です。「ダボ」は神戸弁でアホ、バカといった人をけなす言葉として使われます。ダボハゼという呼び方も「食用にもならないバカな小魚」という蔑称として使われていたようです。ところが最近ではハゼ類の漁獲量が激減し、ハゼの佃煮は高級珍味となっているようです。
《ノギ》
鯁(ノギ)という漢字のつくりの更は硬いという意味で魚の骨を現す。喉に刺さった魚の骨を現す。魚の骨が喉に刺さる昔話としては、イサキという魚が有名で、和歌山ではイサキの骨が喉に刺さり死んだ鍛冶屋がいるとかで、イサキは「鍛冶屋殺し」の異名をとっている。
《レンギョ》
文字通り「連なって泳ぐのを好む魚」という意味。中国原産の淡水魚「レンギョ」のこと。日本にはハクレン、コクレンがいる。霞ヶ浦、北浦、利根川水系、江戸川水系、淀川などで自然繁殖している。
【1月12日過去の釣行記録】
・2008年櫛ヶ浜港旧防波堤、18:15~23:40、中潮、釣果=メバル7・ソイ1・カサゴ1
【この日の釣り情報】
・2004年新日鉄波止場、05:30~09:00、中潮、釣果=タコ1・ハゼ1・キス1・アナゴ1
2010.12.1(水)
今年も最後の月となったが、気候のせいか、仕事のせいか(今日から3週間の日程で当局の立ち入り検査が始まった)、なかなか年末という気分が湧いてこない。湧いてくるのはストレス、フラストレーションばかりである。
今夜は魚の名前の由来について順不同に記してみます。大まかな分類なので一般的な呼び名について記載します。この由来や呼ばれ方以外にも沢山のものがあると思いますが、最も代表的なものを第12弾として挙げておきます(今後、第20弾くらいまで予定)。
《ホウタレイワシ》
カタクチイワシ・セグロ(小イワシ)のこと、一見、頬が垂れているかに見えることに由来。
《ホッケ》
蝦夷地開拓時代に法華経を説いたお坊さんが、ホッケの旨さを普及したことに由来。
《ボラ》
「鯔」つくりはあぶらを意味する。幼魚の腹には黄色い脂肪がいっぱい詰まっているのでこの漢字が使われる。
またこの字は「イナ」とも読み、「粋で威勢が良いこと」を意味する「鯔背」(いなせ)に使われる。「いなせ」は日本橋魚河岸の若衆が、髪を「鯔背銀杏」に結っていたことに由来。幼少期のボラはトビウオのごとくジャンプする性質があることから、跳ね上がり者、思い上がり者を「潮先のイナ」という。
老成魚の「トド」は「これ以上はない」という意味で「トドのつまり」と使われる。
若魚の「オボコ」も世間知らずの「オボコい」に由来する。
『出世妻』
最初は「オボコ」(世間知らずでウブ)だが、すぐさま「スバシリ」(すばらしい尻=尻がデカイ)になり、やがて「イナ」(否=嫌がること)を覚え、ついには「ボラ」(ボランティア精神)で事をなし、トドのつまりは「トド」のようにデーンと横たわる。
『ボラの親子』
「鳶が鷹を生む」と同じく、「平凡な親(ボラ)から優秀な子供(カラスミ)が出来る」という譬え。
《ママカリ》
サッパのこと。この魚のあまりの美味しさに、隣にまま(ご飯)を借りに行ったという逸話に由来。おいしいものが少なかった昔の逸話である。
《マンサク》
シイラのこと。シイラは生きの良いうちは美味だが、時間の経過とともに味が落ちる。魚の行商が山間部の農家に到着するころには美味とは言えないこの魚を売るため「豊年万作」に通じるマンサクと名付けて売り歩いたことに由来。シイラは米麦の結実しないものに通じるので農家が忌み嫌うため、真反対の万作にしたとも言われる。
【12月1日過去の釣行記録】
・2007年笠佐島周辺、07:00~14:20、小潮、釣果=ハマチボウズ(6人で3本)
【この日の釣り情報】
・1993年新日鉄波止場、03:00~17:00、中潮、釣果=アイナメ1・キス1・アナゴ12
・2006年大島居守、19:00~22:00、若潮、釣果=メバル8・アジ3
2010.11.10(水)
今夜は魚の名前の由来について順不同に記してみます。大まかな分類なので一般的な呼び名について記載しますが、この由来や呼ばれ方以外にも沢山のものがあると思いますが、最も代表的なものを第11弾として挙げておきます(今後、第20弾くらいまで予定)。
《スズキ》
刺身にしたときの身の美しさから。「すすぎ洗いしたような」綺麗な身をしているのが由来。
《スバシリ》
出世魚ボラの幼名の一種で、ボラの幼魚が潮の引いた干潟で、飛んだり跳ねたり元気良く走り回る姿が由来。
《セグロ》
カタクチイワシ(小イワシ)のこと、水中にいるところを真上から見ると背が黒っぽく見えることに由来。
《ドジョウ》
ミミズのように泥の中に棲む魚ということから。
《ハス》
「鰣」音符の「時」は4月を表し4月頃獲れる魚の意味。ハスというとナマズやイシダイを指す地方もあるがここでは一般的にコイ科の淡水魚「ハス」をいう。原産は琵琶湖、淀川水系、三方湖(福井県)
《ヒガイ》
明治天皇が好んで食べた(串焼きに大根おろしを添えたもの)魚=鰉(天皇お気に入りの魚)。江戸時代には「痩せて弱弱しい」ことを例える言葉として使われる。また「曽根崎心中」には「ひがいすな小男」という表現も出る。
《フナ》
背びれが高く盛り上がった魚という意。
【11月10日過去の釣行記録】
・2002年奈切大気暴露試験場前、10:00~14:00、釣果=キス多数
・2005年庄の浦港、17:20~22:40、小潮、釣果=2人でメバル6・キス2
・2006年華西防波堤、19:10~21:10、中潮、釣果=太刀魚ボウズ
・2007年夜市川河口、06:10~13:40、大潮、釣果=キス5・ハゼ11
【この日の釣り情報】
・この日の釣り情報はありません。
2010.11.2(火)
今日の昼間、大先輩のF氏から突然の電話。職場でこのブログを見て皆で盛り上がって(笑い者?晒し者?)いるとのことだった。F氏が出ている記事だから、先日の船釣りの記事だろう。まあ、少しでも皆様の癒しになれば良しとしましょう。
今夜は魚の名前の由来について順不同に記してみます。大まかな分類なので一般的な呼び名について記載しますが、この由来や呼ばれ方以外にも沢山のものがあると思いますが、最も代表的なものを第10弾として挙げておきます(今後、第20弾くらいまで予定)。
《ギギュウ》
淡水魚ギギのこと。胸鰭の基部と近くの骨を擦り合わせて鈍い音を出す。これがギギュウ、ギギュウーと聞こえることに由来。
《クチボソ》
カレイ、カマス、モツゴなどの別称。体の割りに口が小さく細いことに由来。
《コブダイ》
カンダイの成魚の雄の頭部に大きなコブがあることに由来。
《ゴマメ》
カタクチイワシの幼魚。
別名「田作り」、田植えを祝う肴として用いられたため。また、古くから田の肥料として知られていたからとも。
「ごまめの魚(とと)交じり」とは、つまらない者が不相応に優れた人の間に交じることをいう。
「ごまめの歯ぎしり」とは、力のない者がやたらにいきり立つことをいう。
そんなことを言われたら、「山椒は小粒でもピリリと辛い」と言い返すと良い。
《サンマ》
秋によく獲れる刀に似た魚ということに由来。体が狭い魚を意味する「狭真魚=さまな」が転化したもの。
《シシャモ》
アイヌの伝説で、飢餓の時に柳の葉がシシャモに変わり人々が救われたという話が伝えられている。
《シラウオ》
生きているときは透明感があるが、死ぬと白くなることからこの名前になる。
【11月2日過去の釣行記録】
・1996年笠戸上コーズ、朝まずめ~、小潮、釣果=ハマチ、アイナメ、アコウ、メバル、アジ他
・2005年笠戸島大橋下、18:25~21:10、大潮、釣果=アオリイカボウズ
・2006年華西防波堤、18:45~00:05、中潮、釣果=メバル5
・2007年上関室津埋立地、18:25~21:00、小潮、釣果=キス3・チダイ3・アジ1・ハゼ1・アナゴ4
・2008年第2埠頭西側、14:30~17:00、中潮、釣果=キス3・ソイ1・チダイ
【この日の釣り情報】
・この日の釣り情報はありません。
2010.10.22(金)
明日は船釣り、ハマチ狙いで勝負、勝負とMちゃんが張り切っている。
台風の影響はないのかなあ。ちょっと不安である。明朝は早いので今夜は早めの就寝です。
今夜は魚の名前の由来について順不同に記してみます。大まかな分類なので一般的な呼び名について記載しますが、この由来や呼ばれ方以外にも沢山のものがあると思いますが、最も代表的なものを第9弾として挙げておきます(今後、第20弾くらいまで予定)。
《イセエビ》
別名カマクラエビとも呼ばれるが、これは伊勢や鎌倉という産地の名称がそのまま付いたもの。
《カジカ》
ゴリの名前でも親しまれる淡水魚。谷川などの石の下に棲んでいて(鮖)、「川で鳴く魚がいる(鰍)」という伝説に由来。
《コイ》
コイの語源には諸説あり。「コイ=恋」という説があり、その昔、景行天皇が池にコイを放して絶世の美女の関心を引き、その美女をものにしたという伝説から「コヒ」と呼ぶようになったと言われる。
《サメ》
「狭眼」で眼が小さいことに由来。
《シイラ》
殻ばかりで実の無い籾のことを「粃(しいな)」という。頭が大きいくせに中身はカラッポ、といった連想から「シイラ」と呼ばれるようになったとか。一度に大量に獲れるシイラは別名「マンビキ(万匹)」とも呼ばれる。またマンサクとも呼ばれる(別記)。
《トビウオ》
海上を飛ぶ魚、すなわちトビウオ。時速60キロ超、飛行距離400m。
《ムロアジ》
アジ科ムロアジ類の魚でクサヤの干物に使われる。干物を作るとき、発酵した塩水に漬けるが、この「クサヤ汁」のことを「魚室(ムロ)」とも言うことから「室鯵(ムロアジ)」の名前が生まれた。
【10月22日過去の釣行記録】
・2005年上関四代、15:00~21:00、中潮、釣果=2人でメバル30・アジ3・メイタ1・ギザミ多数
・2006年光市牛島、06:00~12:00、大潮、釣果=アオリイカボウズ
【この日の釣り情報】
・この日の釣り情報はありません。
2010.10.6(水)
今夜は魚の名前の由来について順不同に記してみます。大まかな分類なので一般的な呼び名について記載しますが、この由来や呼ばれ方以外にも沢山のものがあると思いますが、最も代表的なものを第8弾として挙げておきます(今後、第20弾くらいまで予定)。
《アンコウ》
「アンゴウ」というヒキガエルを表す方言に由来し、姿が似ていることからこう呼ばれるようになる。
《ウツボ》
「鱓」の「單」は「蛇」に通じ、ヘビという意味を持つ。蛇に似た魚ということで、本来タウナギやウミヘビのことを指すが、日本では「ウツボ」「ゴマメ」と読む。
《オコゼ》
その形相から「虎魚」とも書かれる。「オコ」は「愚かなこと」「形が怪奇で容貌が醜いもの」を意味する。「ゼ」は魚名の語尾で「醜い魚」を指す。オコゼは古来より、豊漁を祈願する際、山の神への供え物とされている。山の神は醜女だったため自分より醜い魚をみて、わが身を慰めたといわれる。
《コノシロ》
「子の代」という意で、殺されかけた子供を助けるため、子供の代わりに棺に入れ火葬したという伝承から呼ばれる。「コノシロを焼く」は「この城を焼く」に繋がり、江戸の武士からは忌み嫌われたそうだ。また昔、下級武士の切腹前の食事には必ず焼いたコノシロを出したとも伝えられ、イメージの良くない魚といわれた。
《サケ》
古く東日本で「スケ」と呼ばれていたものから転訛したもの。
《サンバソウ》
イシダイの若魚、体側の縞模様が能の翁に出る狂言方の役三番叟の被り物に似ていることに由来。
《タナゴ》
好んで連なる習性がある魚という意味。「妊婦が食べれば安産」といわれる。
【10月6日過去の釣行記録】
・2006年大島大原、19:00~23:40、大潮、釣果=メバル1・アジ20
・2007年第2埠頭東側、06:10~12:30、若潮、釣果=チダイ4・キス3・ギザミ1
・2007年櫛ヶ浜港新防波堤、19:00~21:00、若潮、釣果=アジ4・シマイサキ1・生後1
【この日の釣り情報】
・2006年切戸川河口、17:00~21:00、大潮、釣果=キス10
・2007年洲鼻、18:00~22:00、中潮、釣果=メバル2・アジ1・アオリイカ1
2010.9.16(木)
今夜は魚の名前の由来について順不同に記してみます。大まかな分類なので一般的な呼び名について記載しますが、この由来や呼ばれ方以外にも沢山のものがあると思います。ここでは最も代表的なものを第7弾として挙げておきます(今後、第20弾くらいまで予定)。
《アサジ》
体の表面に美しい模様がある魚という意味。淡水魚のオイカワを指す。
《アラ》
釣上げるときに勢いがよく、荒々しいことから「アラ」という名前がつく。ハタ科のクエを別名「アラ」とも呼ぶ。長崎名物のアラ料理はクエ。
鼻先が尖っていてキツネの顔に似ていることから「キツネ」と呼ばれることもある。
《イサザ》
名前の由来は「小さい」ことを表す「細小」(いささ)からきている。イサザは琵琶湖の固有種で、湖底に棲むハゼ科の淡水魚。魦(イサザ)の少は砂を吹き上げる小魚という意味。
《コチ》
骨が硬いので「骨」(コツ)と呼ばれ、それがなまって「コチ」になった。また、神官がもつ笏(しゃく)に形が似ているので、笏(コツ)が「コチ」になったとか。
※メゴチ=ネズッポ科の魚で大きくても25cmくらいまでで、喉から腐り始めるのでノドクサリとも呼ばれる。コチには鱗があるがメゴチには無い。
《フグ》
古名を「フクト」という。すぐにフクれるということで、フグがすぐ腹をフクらませる習慣から名付けられた。
《メバル》
目を大きく開き、見張っているから「目張る」と呼ばれる。岩と岩の間に隠れて、じっと休んでいるように見えるので「鮴」と書く。
《ワカサギ》
「公魚」「若鷺」と書くが、「公魚」と呼ばれるのは、江戸時代、霞ヶ浦・麻生の藩主が将軍家へ毎年年賀に参上する時に、串焼きのワカサギを献上したことに由来する。
「若鷺」は「若=小さい」「鷺=白い」を表すことから「若鷺」と呼ばれたとか。また、鷺が捕食する魚がワカサギだとも言われる。霞ヶ浦(茨城県)、宍道湖(島根県)、琵琶湖のものが有名。
【9月16日過去の釣行記録】
・2005年室積西浦港、18:00~19:30、中潮、釣果=アオリイカ1
・2006年華西防波堤、20:40~00:40、小潮、釣果=メバル6・アジ10・タナゴ1
【この日の釣り情報】
・この日の釣り情報はありません。
2010.8.20(金)
今夜は魚の名前の由来について順不同に記してみます。大まかな分類なので一般的な呼び名について記載しますが、この由来や呼ばれ方以外にも沢山のものがあると思いますが、最も代表的なものを第6弾として挙げておきます(今後、第20弾くらいまで予定)。
《アユ》
神功皇后が天皇の戦勝を占った時、年魚(アユ)が釣れたと「日本書紀」に記されたことから「占いに使った魚」で鮎となったと言われる。※神功皇后が三韓へ出兵のおり、九州松浦の里で裳裾の糸を抜いて、縫い針を曲げて作った釣り針に結び、針に飯粒をつけて「新羅に勝つことが出来るなら、これに魚が釣れますように・・・」と祈って川に投げ入れたところ、アユが釣れたとある。これがアユ釣りの発祥とされる。
またあゆの語源は「落ゆ(あゆ)=落ちる」で、アユが秋に産卵のために川を下ることに由来。
《イカ》
イカは死んだふりをして水面を漂い、これを捕ろうと舞い降りてきた烏(カラス)を逆に捕まえて食べたという伝説から「烏賊」と書くようになった。
《エツ》
エツは嘴のように細長く尖っていることを意味する。身が狭く薄くなっていて、頭が尖って長く、まるで刀のような形態をした魚ということ。葦の生い茂る場所に棲み、ペーパーナイフのような形をしたエツの特徴を見事にとらえている。
弘法大師エツ伝説=昔、貧しい旅の僧侶が船に乗せてもらったお礼に、葦の葉を川に投げ入れたらエツになった。その僧侶は弘法大師だったとのこと。
《カズノコ》
ニシンの卵巣を乾燥させて作る。「希」は乾かすという意味があり「鯑」(カズノコ)となる。東北地方ではニシンのことを「カド」と呼び、カズノコは「カドの子」がなまったことからくる。「数の子」は単なる当て字。
《キュウセン》
ベラ、ギゾ、ギザミ、体側の模様が刻んだように見えることに由来。
《タコ》
その姿から多股(たこ)が語源。
《モブシ》
カンダイのこと。海草の多い岩礁帯に生息しているので、藻に伏している魚という意味で呼ばれた。
【8月20日過去の釣行記録】
・2005年大島日本精鑞前、19:30~23:15、大潮、釣果=3人でチヌ2・メバル1・アジ26
・2006年笠戸寺崎、18:00~20:30、中潮、釣果=アジ20・サヨリ6
【この日の釣り情報】
・この日の釣り情報はありません。