千一夜第3章第264夜 予想外れ

2021-01-30 23:59:27 | 浮釣り

2021.01.30(土)

久し振りに櫛ヶ浜港防波堤にやって来た。ここ2~3年では年に1~2回程度しか来ていない。一頃は毎週のように釣友等とメバル狙いで来たものである。防波堤からのメバル釣りでは、家からも近いこともあり、圧倒的にここ櫛ヶ浜港防波堤が多い。最近では釣友T等と磯釣りや船釣りでメバルをやることが多いので、波止釣りや防波堤でのメバル釣行は殆どしない。今日は日中に過去の釣行記録を眺めていたら、過去にこの釣り場で1月末頃にメバルが二桁釣れた年があったので、急遽思い立って来た次第である。

久し振りに来た防波堤、この防波堤は鉤型になっており、距離は数百メートルあるとても長い防波堤である。今夜は防波堤の付け根から数十メートルの所に陣取る。他に釣り人は誰も居ないので陣取ると言う程のものでもないが、私にしてみれば定位置といったところだ。この防波堤から左手の堀川河口方向を狙うのだが、最初は防波堤の際を丹念に探っていく。今夜は曇っていて月は隠れている。風は微風、海面も鏡のように静かである。ここ数日は風も強く海も荒れていたので、今夜は狙い目とみた。

18時30分開始。第一投目は防波堤際狙いなので、斜めにちょっと遠投してゆっくりと誘い込む。投げて餌が沈んだと思った頃、直ぐにアタリがあり17㎝の小メバルが釣れる。こりゃあ思った通り幸先が良いぞと思ったが、2投目からは全くアタリが無い。早くも思惑が外れる。そのまま20時前までアタリの音沙汰が無かったが、19時50分に防波堤のコーナー辺りから投げた仕掛けにやっと2回目のアタリがあった。ほぼ同サイズのメバルが釣れる。最初は潮がかなり引いていたので1尋でやっていたが、途中で1尋半に変えたのが功を奏したか。普通はウキ止めを最初に深く取り、次第に縮めていくのが正攻法だろうが、今夜は反対にしてみた。

大体、メバルは単独で居ることは少なく同じポイントで釣れるはずなのだが、今夜は全く違う。最初もそうだったが、この2尾目が釣れた時も同じポイントに仕掛けを投入するのだが後が続かない。それどころか20時を過ぎるとフグの逆襲に会う。最初は何かアタリがあるなと思って、針掛かりするまで待とうと思い慎重に誘いを掛けていたが、間もなくアタリが無くなった。こりゃあ餌を取られたかなと思い、仕掛けを巻き上げると2本針が2本とも無くなっていた。これはフグの仕業に違いないと直感した。針を付け替えてまた投げ入れると、今度は明らかにフグと解るアタリが直ぐにあった。アタリの後サビいてやると、あの鋭い歯で針をゴリゴリ、ガリガリ齧っているのが掌に伝わってくるのだ。急いで仕掛けを巻くが遅かった。1本の針はまたしても切られ、もう1本にはフグが掛かっていた。こうなると釣りにはならない。それに随分冷え込んで来て手がかじかんで来たので、20時50分に納竿した。

櫛ヶ浜港は広い。私が竿を出しているのは実は新港の方であり、港の最東部である。写真の海は釣りの方向とは反対側で港内である。左手の暗い部分がこの防波堤の続きとなる。この新港から西側の突き当りに旧港があるのだ。嘗ては旧港の方でも良く竿を出し、他では余り釣れないシマイサキを良く釣ったものだ。写真の工場群は出光のコンビナートであるが、その手前が櫛ヶ浜港旧港である。出光と旧港は隣り合わせている。この港は広いので釣りのポイントは沢山ありそうだが、元来の無精者の私としては、あまり歩き回るのは好きではない。メバルは足で釣れと言われるが、私の最も不得手な釣り方である。

結局今夜の釣果はこのメバル2尾のみ。今夜はいけると見込んだのだが駄目だった。もうちょっと数を足さないと煮付けにしてもらえそうもないので、明日も行ってみるかな。

釣行日:1月30日
旧暦:12月18日
場所:櫛ヶ浜港防波堤
時間:18:30~20:50
天候:曇り
風 :微風
月齢:16.9
潮 :中潮 満潮21:45潮位278cm 干潮16:09潮位84cm
狙い目:メバル
釣り方:浮釣り
餌 :アオムシ
釣果:メバル2 

【1月30日過去の釣行記録】
・2010年平群島・八島沖、07:00~14:00、大潮、船釣り、釣果=アジ5・ウマヅラハゲ1
・2011年第2埠頭東側、06:50~10:00、中潮、釣果=ボウズ

【この日の釣り情報】
・1994年今津川河口、08:30~10:30、中潮、釣果=33.5㎝イシガレイ1・20㎝マコガレイ1

【旧暦12月18日釣行記録】
・この日の釣行記録はありません。

http://blog-parts.wmag.net/okitegami/base.php?ser=36906&m=219b56b2lb68fdf326a81

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

千一夜第3章第263夜 カレイ2枚、まだ釣れる

2021-01-25 21:10:53 | サーフ

2021.1.25(月)

1月18日から無職となった。それでもその後1週間は各種変更手続きや何やで結構忙しかった。昨日、一昨日の土日は天候が悪く釣行は出来なかったが、これからは土日に拘る必要も無くなったといえる。だが他の釣友等がまだ現役で会社勤めをしているので、彼らとの釣行はやはり休日となるだろう。私もやっと完全なOBとなった訳だが、退職前には退職したらあれもやろう、これもやろうと思っていたが、実際に無職になってみると今度は体力、気力が覚束なくなる。先輩OBも最初は釣行も良く付き合っていたが、次第に共に釣行することが少なくなり、近年では全く顔さえ見なくなった人もいる。1週間の内、5日間仕事をするからこそ土日の釣行が楽しみだったが、一年中暇人となるとそうした楽しみも消え失せてしまうのだろう。しかし今は、まるで学生時代に戻った感があり楽しい。

と言うことで、土日に釣行出来なかったので、最早有休も関係なく、誰に気兼ねも無く、月曜日の今日、釣行したのだ。先週、この釣り場で辛うじてカレイが1枚釣れたので今日も試してみたくてやって来た。今朝は早く起き早くに釣り場に着いたが、竿出しは何時もの時間と変わらない。昨日まで雨が降っていたが今朝も曇っていた。朝まずめ頃の6時40分にサーフ開始である。朝方の外気温は3℃で少し寒かったが、風が無かったので体感温度は高かった。

8時40分になって今日初めてのカレイのアタリを車中から見留める。竿先が綺麗にお辞儀したのだ。カレイ独特のアタリである。アタリの後、直ぐに竿を引くと針が外れることがあるので、ここはじっくり餌を吞み込ませてそれから揚げようと5分程度待機した。そして竿を引いてみると間違いなくカレイが付いている感触が手に伝わって来た。今朝は満潮が7時17分だったので下げ潮での釣行だったが、満潮時も何時もよりかなり潮が低かったので素早く揚げる必要がある。一生懸命リールを巻いたが、それでも一度手前の小岩にカレイが引っ掛かった。強引に引き抜いてやっとこさ揚げた。27㎝のマコガレイだったが、2本針を両方とも吞み込んでいた。5分待機していた間にもう一つの餌を食べたか、或いは私が見たのが2度目のアタリだったのかも知れない。しかし針を2本とも呑み込んでくれた方が確実に揚がるのでその方が良い。

今朝は8時45分から左手の桟橋の補修工事をするということで、丁度私の釣り場を挟んで片側通行となった。工事関係者はすみませんねえと言いながらも道路中央へコーンを並べていく。出られる時には言って下さいと言う。片側通行で、私が居る場所が丁度中央付近になり、おまけに道路がカーブしているため信号機が見えないからだ。工事の終了時間を聞いていなかったが、どのみち私が納竿する方が早いだろう。工事のせいで竿3本を手前に移動させたが、これが意外に正解だったかも知れない。

まだ水温が低いせいか、餌取は殆どいない。従ってリールを巻き戻しても最初に付けた餌がそのまま残っていることが多かった。何時もより少な目に買った餌だが、それでも余りそうだった。9時10分、今度は工事の邪魔になりそうで移動して遠投した竿に来た。アタリは見なかったがリールを巻くと重い。途中でカレイが翻る感触が掌に伝わり、2枚目が来たかなという感じだった。今日は海水が澄んでいて20m先まで海底が見渡せる。砂地で綺麗な海岸である。リールを巻き戻して漸くカレイの姿が見えた時、巻き戻すのを止めて暫くカレイの動きを見ていた。最初のカレイと同サイズだったが、上から見ると随分小さく見える。身体をくねらせて海底へと沈んで行くが、ラインを緩めた時に針が外れることが多いので、出来るだけラインを張った。余り遊ぶと碌なことは無いのでその後一気に引き揚げた。2枚目は26㎝だった。

11時過ぎまで粘ったが、その後は全くアタリも無く餌取さえ釣れない。北風も強くなり、それに交通整理の人や工事関係者も度々見に来るので11時20分に納竿した。但し餌は随分余っている。そのまま帰ろうと思ったが、ちょっと下松第2埠頭へ寄ってみようと思い立つ。途中、コンビニで昼食を購入して車中で食す。第2埠頭南端東側に出てみると、釣り人が2人居た。一人はかなり年配の人で浮き釣りでサヨリを釣っていた。今の時季のサヨリは群れではなく表層よりちょっと下の1尋半程度の所に単独で居るとのことで、釣れればサイズもかなり大きい。丁度私が釣り場に着いた時に、その老人が良型のサヨリを揚げたところだった。もう一人は30mくらい離れた所で投げ釣りをしていたが見に行かなかった。ここで4本の竿を出す。

12時20分から14時30分まで竿を出したが、釣れるのはヒトデや海底植物ばかり。竿を出して間もない頃、随分重いなあと思って揚げると巨大ナマコだった。ここは低層の潮流が速いので、左方向に投げ入れた仕掛けも直ぐに右側に流される。ここでは左に流されるよりも右側に流される方が良く釣れるそうである。仕掛けが流される途中で針がナマコに掛ったのだろうが、久し振りに見る大物だった。青ナマコなので食すには問題ないが、捨てようかどうしようか迷っている内に、隣の浮き釣りの老人が捨てるのなら下さいと言われるので差し上げた。結局ここでは何も釣れなかったが、天気晴朗で久し振りに日向ぼっこをした。人が仕事をしている時にのんびりと竿を出すのも良いもんである。

旧暦:12月13日
場所:日立製作所南方岸壁、第2埠頭南端東側
時間:06:40~11:20、12:30~14:30
天候:曇りのち晴れ
外気温:7時3℃
風 :弱風のち北風
月齢:11.9
潮   :中潮 満潮07:17潮位244cm 干潮13:10潮位138cm
狙い目:カレイ
釣り方:サーフ
餌   :アオムシ・ホンムシ
釣果:27、26cmカレイ2・大ナマコ1

【1月25日過去の釣行記録】
・1997年笠戸島周辺、08:30~16:00、大潮、船釣り、釣果=メバル10
・2009年粭島小瀬戸、17:30~19:25、大潮、釣果=ボウズ
・2009年大島大原、19:40~20:40、大潮、釣果=メバル8
・2020年徳山築港、06:40~11:50、大潮、釣果=カレイ5

【この日の釣り情報】
・2007年中電西側岸壁、10:45~12:30、小潮、釣果=28、25cmカレイ2・25cmアイナメ1
・2007年櫛ヶ浜港防波堤、20:00~21:30、小潮、釣果=18cmメバル3・27cmムラソイ1

【旧暦12月13日釣行記録】
・2005年01月22日、新日鉄波止、11:00~15:30、中潮、釣果=ボウズ
・2005年01月22日、島田川河口、昼間、中潮、釣果=スズキ釣り盛ん
・2005年01月22日、第1埠頭南端西側、昼間、中潮、釣果=イイダコ10・キス5・アイナメ1
・2014年01月13日、徳山築港、07:00~12:00、中潮、釣果=キス2・アイナメ3・ハゼ3・キビレ1

 

http://blog-parts.wmag.net/okitegami/base.php?ser=36906&m=219b56b2lb68fdf326a81

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

千一夜第3章第262夜 シーズン終盤のカレイ1枚

2021-01-16 20:05:57 | サーフ

2021.1.16(土)

先週の徳山築港でのカレイボウズで、今冬のカレイシーズンは終わった感があったが、下松日立沖の釣り場も試してみたくてやって来た。この釣り場では釣れれば30㎝オーバーの確率が非常に高い釣り場である。今朝は天気予報を全く見ていなかったので、6時頃コンビニに寄った時に初めて雨が降っていたんだと気付いた。雨は上がっていたが地面は相当濡れていたので、つい先頃まで降っていたんだと解る。まあ、現時点では降っていないし折角早起きしたのだからと行ってみることにした。釣具店では何時もより少な目に餌を購入、釣り場には予定通り6時30分に着く。今朝は先客は居ずすんなりと釣り場に入ることが出来た。昨日は春の陽気だったし、今朝は雨だったせいか外気温は9℃もあり、無風のため海面は鏡のように凪いでいた。今朝も曇っていたので朝まずめは解らなかったが、薄明るくなった6時45分から竿出しをした。

9時から小雨が降り出したが直に止む。その頃から北風が強くなり海面は白波が立つほど荒れて来た。私はと言えば岸壁に横付けした車中から竿先を眺めているので大した影響は無い。風が出て海面が荒れて来ると釣れないように思われるが、経験上、こういう時は良く釣れることが多いのだ。餌取は殆どおらず餌は元気で長時間持つ。何時も釣りの邪魔をされるヒトデも今日は2個しか釣れなかった。それから寒い時季は殆ど釣れないウミケムシも今日は2匹釣れた。水温はまだ高いのだろうか?

旧暦:12月4日
場所:日立製作所南方岸壁
時間:06:45~12:00
天候:曇り一時小雨
外気温:6時9℃
風 :無風のち北風
月齢:2.9
潮   :中潮 満潮11:12潮位298cm 干潮04:33潮位1cm
狙い目:カレイ
釣り方:サーフ
餌   :アオムシ・ホンムシ
釣果:27cmカレイ1・カナガシラ2

釣果の方であるが、8時ジャストに久々のカナガシラが釣れた。昔は良く釣れていたという思いがあったので調べてみると、直近に釣ったのが2013年6月30日、第2埠頭南端で釣っていた。私のカレイ釣行の最初のホームグランドは笠戸島本浦港だが、ここではカナガシラは良く釣れていたので、直近に釣ったのが7年半も前だったとは思えなかった。煮付けやお吸い物にすると美味い。年明け早々、赤い魚が揚がったので何だか目出度いような気分である。神社の御朱印巡りを始めた成果か。

9時58分、待望のカレイがやっと釣れた。この釣り場は手前の方に小岩が多くあるので、巻き上げる時には一気に休まず巻き上げる方が良い。それでも、この27㎝程度のカレイでも一旦岩に掛ってしまうのだ。最初はカレイの感触は感じられなかったが、途中で身体をくの字に曲げてブレーキをかけるような仕草が掌に伝わって来たのでカレイと確信する。小岩から強引に引き抜き一気に巻き上げる。まずまずのレギュラーサイズだった。煮付けには丁度良い。

それにしても釣果が思わしく無いので、12時納竿と決めた。11時45分頃から竿を順次畳んでいった。6本中5本目の竿を仕舞おうとした時にまたもやカナガシラが付いていた。2尾釣れるということは、最初のがまぐれでは無かったと言うことだ。この釣り場に今はカナガシラが相当数いるということになる。

今日は釣り場の中央から出ている桟橋から右側でやったのだが、その中でも東洋鋼鈑の敷地の出入り口の方が良かった。カレイもカナガシラもみんな釣り場の右手だった。しかし釣れた魚はこの3尾のみ。被ると痛いハゼもカナコギもフグも他の魚は何にも釣れなかった。やはりシーズンオフになったのかも知れない。

【1月16日過去の釣行記録】
・2010年櫛ヶ浜港旧防波堤、18:45~21:20、大潮、釣果=メバル4・シマイサキ1・タナゴ1

【この日の釣り情報】
・2013年笠戸大橋下、20~30㎝のカレイが揚がる(読売新聞)

【旧暦12月4日釣行記録】
・2018年01月20日、徳山築港西側、07:40~12:50、中潮、釣果=キス3・ハゼ25

 

http://blog-parts.wmag.net/okitegami/base.php?ser=36906&m=219b56b2lb68fdf326a81

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

千一夜第3章第261夜 築港の冬シーズン終了

2021-01-11 18:45:09 | サーフ

2021.01.11(月) 成人の日


釣行開始後25分経過、愛媛船籍の船舶が給水に来る。この近辺の港には給水設備はここしか無いらしく、給水後直ぐに出港した。

日本列島を強い冬型の気圧配置で大寒波が覆う。北陸を中心に大雪が続き、車は動かず大渋滞、自衛隊の出動となる。大自然の天意の前では人間は無力である。

今日は成人式の日であるが、コロナ過の中、中止や延期が相次いでいるようだ。昨日は新たなコロナの変異株もブラジルからの入国者4人から空港で確認された。イギリスの変異株も確認されたことから、ビジネス目的の入国者も遮断すべき時期に来ていると思う。東京では3日連続の2千人越えの感染者、2度目の緊急事態宣言で終息すると良いのだが、そもそも中途半端な時短要請では生温いのではないか。東京にいる娘も仕事柄テレワークは難しいようで、出勤が怖いと言っている。ワクチンの接種も疑問符が付くが、取り敢えず時期を早めることは出来ないのだろうか。現状では風邪で医者に掛かることすら難しい。

とは言え、元気でノー天気な老人もここに居る。この冬の寒い中、2人のアンポンタンが竿を担いで築港の釣り場にやって来た。「釣り竿とは一方の端に釣り針を、他方の端に馬鹿者を付けた棒である」というイギリスの諺があるが正しく正しく。他方で「一生幸福でいたかったら釣りを覚えなさい」という中国の諺もある。これもまた然り。
それはさて置き、定刻の6時30分頃には釣り場に着いたが、今朝は曇っていて朝まずめが解らない。大体今の時季は6時40分頃から朝まずめが始まるのだが、今朝は曇っていたため何時までも暗い。7時頃漸く薄明るくなったのでサーフ開始した。早朝の外気温は1℃だったが体感温度は高かった。防寒着を着ていることもあるが、風が無いため寒さは左程感じない。漸く陽が出たのは10時だった。

7時18分、Sがリールを巻き上げると15㎝程度の木っ端ガレイが付いていた。勿論即リリースだが、今日は後にも先にもこの木っ端ガレイ1枚という始末だった。このところ急激に寒くなってきたので水温もかなり下がって、カレイも深場に移動した蓋然性がある。魚の活性は全く無く餌も殆ど無くならない。どうやらこの冬のカレイシーズンは終わりを告げたようだ。次は2月中旬からの春ガレイのシーズンまで凡そ1か月程度はお休みした方が賢明である。しかしもう一つ別の釣り場も試してみたく、来週もう一度カレイ釣行したい。
この木っ端ガレイを釣り揚げた直後、最初の写真の通り船舶が給水に入って来て、釣り場から北側にサーフしていた竿は一時休憩となる。

8時10分、私の今日初めての獲物はイイダコだった。台船とあけぼの丸の間に仕掛けを降ろしていた竿に来た。波止釣りでは船と船の間を狙うのも釣果が上がる一因となる。船の景に隠れている魚は多いのだ。カレイも良くこういう所に潜んでいる。

Sも台船の上から、あけぼの丸の艫(とも、船尾)辺りにサーフしていた竿に良型のキスがダブルできた。今の時季はキスが釣れると良型が多い。この後、10時14分にも本日最大の良型キスを揚げた。Sの本日の持ち帰りはこのキス3尾のみである。

8時55分に掌サイズのキビレを揚げたが即リリース、9時丁度にも写真の30㎝程度のキビレを釣るがこれもリリース。この時季のキビレは食しても旨いかも知れないが・・・。寒い時季の魚は大体旨いようだ。寒ブリ、寒ボラ、寒ガレイは旨いとされる。

それにしても今日は全くドラマが無かった。最も地味で退屈で面白みの無い釣行だったと言える。今日は釣友Sの40年来使用している短くて柔らかい産廃クラスの竿も全く活躍の場が無かった。ここ2~3回の釣行で産廃竿が大活躍しているが、本人は「黄金の竿」と言い、腕も竿も一体化しているのだと言う。腕も手も竿の内という諺があるが、正しく地でいっているのだろう。しかしその見せ場は無かった。それに中古だが新調した竿とリールを持参していたが、今日のデビューは無かった。春先に予定している岩国市の今津川河口での釣行のために温存しておくようだ。

やはり釣りは釣れないと面白く無い。

旧暦:11月28日
場所:徳山築港
時間:07:00~14:40
天候:曇り
外気温:7時~11時1℃ 14時40分8℃
風 :微風
月齢:27.4
潮   :中潮 満潮07:48潮位287cm 干潮13:41潮位120cm
狙い目:カレイ
釣り方:サーフ
餌   :アオムシ・ホンムシ
釣果:カレイボウズ・イイダコ1(Sに進呈)・ハゼ1R(持ち帰り無し)
釣友S=木っ端ガレイ1R・キス3・キビレ2R(持ち帰りキス3・イイダコ1)

【1月11日過去の釣行記録】
・2009年那智埠頭防波堤、18:00~18:45、大潮、釣果=ボウズ
・2009年晴海埠頭防波堤、19:00~20:11、大潮、釣果=メバル11
・2010年第2埠頭東側、06:20~12:00、中潮、釣果=カレイ1・ハゼ1・イイダコ4
・2015年徳山築港、06:40~13:00、中潮、釣果=カレイ4・キス3・ハゼ4
・2016年徳山築港魚市場前、07:00~13:00、大潮、釣果=木っ端ガレイ2・ハゼ2

【この日の釣り情報】
・2004年新日鉄波止場、05:40~16:00、中潮、釣果=カレイ1・ソイ1・アナゴ2・ハゼ3・キス3

【旧暦11月28日釣行記録】
・2000年12月23日、黒髪島周辺、06:00~14:00、中潮、船釣り、釣果=メバル・カサゴ大漁
・2005年12月29日、上関四代、夜、中潮、釣果=メバル入れ食い(最大28cm)
・2015年01月18日、徳山築港、06:30~15:20、中潮、釣果=32cmアイナメ1・キス1・ハゼ5
・2018年01月14日、第2埠頭東側、07:15~11:40、中潮、釣果=ボウズ
・2019年01月03日、徳山築港、06:30~15:00、中潮、釣果=カレイ3・キス2・アイナメ3・ハゼ10・イイダコ1・メゴチ2R

 

http://blog-parts.wmag.net/okitegami/base.php?ser=36906&m=219b56b2lb68fdf326a81

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

千一夜第3章第260夜 ’21年釣り事始め

2021-01-03 19:22:35 | サーフ

2021.01.03(日)


2021年初釣りである。朝まずめ過ぎのサーフし終わった頃、日の出を撮るが曇っていて陽が見えない。

元旦に釣友Sとメールでの新年互例会で3日初釣りと決めた(近年は殆どが3日初釣りである)。6時30分に釣り場集合、先客が居た場合は対岸の南端としたが、前回この釣り場に先客が居て入れなかったこともあり、今朝はSが6時過ぎには場所取りに成功していた。しかし我々の他には釣り人の気配は全く無かった。

例年のごとくまず朝まずめ開始時に、海神大綿津見神(おおわたつみ)、海の潮の満ち引きを司る神様、塩椎神(しおつちのかみ)を始め、ワタツミ(海神)、オカミ(水神)、オミヅメ(水神)らの諸神に感謝と安全、大漁祈願のため、海にお神酒を捧げ、1礼2拝2拍手1拝1礼。例年の釣り事始めの私の神事である。近年では同僚釣友Sも私に見習って始めた。

以前私は暇に任せて神様の系譜を作ったことがある。日本の神様の殆どが神世七代、七代目の伊奘諾尊(いざなきのみこと)と伊奘冉尊(いざなみのみこと)を祖とする。 海神様でいうと伊奘諾尊と伊奘冉尊の最初の子、海神大綿津見神(おおわたつみ、神武天皇の外祖父)である。海の潮の満ち引きを司る神様は塩椎神(しおつちのかみ)である。

海の神様も実に数多い。その一例を挙げると、
・海神・住吉三神  国生み14柱で底筒之男命(そこつつのをのみこと)、同じく国生み14柱・中筒之男命(なかつつのをのみこと)、同じく国生み14柱・上筒之男神(うわつつのをのみこと)。  

・海神・綿津見三神  
国生み14柱で底津綿津見神(そこつわたつみのみこと)、同じく国生み14柱・中津綿津見神(なかつわたつみのみこと)、同じく国生み14柱・上津綿津見神(うわつわたつみのみこと)。因みに天照大神(あまてらすおおみかみ)も国生み14柱の一人である。

・海神・三女神
・宗像三神(伊奘諾尊と伊奘冉尊の孫、素戔鳴尊の子)、多岐都比売命(たぎつひめのみこと)、市杵島比売命(いつきしまひめのみこと・別称:弁財天)、多紀理毘売命(たごりひめのみこと・大国主尊の妻)。

他にも海や水に関する神様を挙げると、
・火照命(ほでりのみこと・別称:海幸彦(毘古)・神武天皇の大叔父)。
・国生み神・岐神(ふなとのかみ)は船の航路を司る神。
・伊奘諾尊と伊奘冉尊の最初の子は十柱神で次が水と関係ある八柱神であるがその水を司る神、彌都波能売神(みつはもめのかみ)。
・国生み十神の速秋津日命(はやあきつひめのみこと)の子の八神(河海を持別て生みし神)も水神様で、沫那藝神、沫那美神、類那藝神、類那美神、天之水分神、國之水分神、天之久比奢母智神、國之久比奢母智神がいる。

以上、前年と同文の記事を張り付けたが、これらの神様全員にワンカップ半分じゃ御利益も薄れるだろうな。神様の御利益は、くれぐれも如実ですぞ。

6時40分頃からサーフ開始、朝方は餌取が多いので餌の付け替えは惜しんではならない。
7時37分、Sが最初のカレイゲット、40年来使っていると言う腐ったような短い竿にくる。どういう訳かこの短くて柔らかい腐った竿が何時も大活躍する。短い竿なので20号の比較的軽い錘で投げるため、距離は出ずちょい投げ程度である。錘が軽いので潮が速いと錘も流される。真っすぐ投げた方向から時間が経ってふと見てみると、ラインが全く違う方向へ向いていたので揚げて見ると釣れていた。私はタモ係りでこのカレイを掬い揚げる。水温も低い時季なので岸近くに寄って来ているのだろう。Sは新年早々30㎝初ガレイとなった。

私は8時39分にキスを揚げる。これが今年の初獲物である。

私がキスを釣った直後の8時43分にSもキスを揚げる。早くから針掛かりしていたのだろう、良型のキスだったが既に死後硬直していた。

9時30分に私も木っ端だがカレイを揚げる。実はこの20分前の9時10分、竿立てに立て掛けていた3本の竿の真ん中の竿の竿先がお辞儀した。カレイなら大抵1回のお辞儀なのだが、その後続けて2回も竿先が震えた。Sは絶対にカレイじゃ無いと言い張ったが、私はカレイと確信していた。他の魚で引っ張るようなアタリをする魚は知らない。リールを巻き戻して足元まで寄せるとやはりカレイだった。30㎝は確実にあったが、せ~のうで一気に引き揚げようとするとハリスの結び目が切れた。横着をせずタモで掬ってもらえば良かったと悔やむ。皆さま、ここで針が付いている30㎝超のカレイを釣ったら、私が落としたやつだと思し召しくださいませ。

釣り場の北側に横付けになっている台船の向こう側にあけぼの丸が停泊している。私が台船の真下にちょい投げしていた竿にカレイが来たので、Sも早速、あけぼの丸の舳先辺りに仕掛けを落とす。
10時25分、丁度私のブログの読者だという人が来て釣り談義をしている最中にSがその竿を上げる。29㎝だったが良型のカレイを揚げる。やはり1枚釣れるとその近くにもう1枚はいるものだ。

10時57分、やっと私にも30㎝カレイが揚がる。今回はSにタモで掬って貰ったので無事にあげることが出来た。9時10分に落としたカレイがまだ足元辺りでうろうろしているんじゃないかと思い。1本だけちょい投げしていた竿だが、釣れた時に同サイズだったので、まさかあのカレイがまたきたかと思ったが違っていた。あのカレイが釣れたら超サプライズだったのだが・・・。

11時10分には、これまたちょい投げの竿にキビレがくる。頭を振るアタリだったのでカレイじゃ無いのは解ったが、キビレかアイナメかと予想、やはりキビレだった。これ以前にもSが掌サイズのチヌを揚げていたが、久し振りに釣ったという感じだった。これもタイなので、正月早々メデタイなということで即リリースした(元々チヌやキビレは持ち帰らない)。

12時38分には今までここではあまり釣れたことが無い種類のフグが釣れる。以前、今津川河口でこのフグを釣った時、このフグは毒を持っていないから下さいと言う人に差し上げたものと同じフグである。その当時、フグに当たって死亡したと言うニュースは聞かなかったので、恐らく毒無しフグなのだろうが、調理する者が居ないのでこれも即リリースした。

今日の納竿予定は13時としていたが、陽が昇ると魚の食いが悪くなり、13時時点ではかなり餌が残っていた。そのためずるずると納竿を引き延ばしていたが、13時42分、私は車中で箱根駅伝の中継を見ていたのだが、ふとSの方を向くとSがまたあの短くて柔らかい腐ったような竿を撓らせている。Sはタモが要ると言うので私がタモを持って行くがなかなか魚が上がって来ない。かなり重いようだ。漸く姿が見えるとアイナメだった。タモで掬って揚げると良型である。計ってみると36㎝!立派なアイナメである。このサイズとなると滅多に揚がらない。近年ではアイナメの数が減っているようなので猶更である。これは絶対刺身だなと私が言うと、Sもそうすると言う。

今日の初釣りは私にしてみれば何時もと変わらないが、Sにしてみれば盆と正月が一度に来たと言う感じ、今年のスタートとしてはこの上ない好スタートと言えるであろう。

旧暦:11月20日
場所:徳山築港
時間:06:30~14:30
天候:曇りのち晴れ
外気温:9時30分6℃ 14時30分8℃
風 :西風
月齢:19.4
潮   :中潮 満潮11:45潮位293cm 干潮05:05潮位11cm
狙い目:カレイ
釣り方:サーフ
餌   :アオムシ・ホンムシ
釣果:23、30㎝カレイ3・キス3・30cmキビレ1R・フグ1R
釣友S=29、30㎝カレイ2・36㎝アイナメ1・キス3・カサゴ1

今日の主な釣果を時系列に記す。
7時台:S=30㎝カレイ1
8時台:私=キス1、S=キス1
9時台:私=30cmカレイ落とす・23㎝カレイ1・キス1、S=キス1
10時台:私=30㎝カレイ1、S=29㎝カレイ1・キス1
11時台:私=30㎝キビレ1
12時台:私=フグ1R、S=カサゴ1
13時台:S=36㎝アイナメ1
14時台:私=キス1

【1月3日過去の釣行記録】
・2007年第2埠頭東側、06:15~17:00、大潮、釣果=カレイ7・ソイ2・キス1・キビレ1・ハゼ5・マダコ1
・2008年第2埠頭東側、15:20~17:30、長潮、釣果=カレイ2・キス3・ハゼ1・マダコ1
・2008年大島大原、19:25~20:20、長潮、釣果=メバル3
・2008年櫛ヶ浜港新防波堤、20:50~22:30、長潮、釣果=メバル11
・2010年第2埠頭東側、06:40~13:30、中潮、釣果=カレイ5・ハゼ1
・2011年櫛ヶ浜港新防波堤、18:00~20:30、大潮、釣果=メバル4・ハゼ1
・2014年徳山築港、07:00~11:30、中潮、釣果=カレイ1・ハゼ8・キス2・イイダコ1
・2015年徳山築港西側南端、07:00~16:15、中潮、釣果=カレイ2・ハゼ2・アジ2
・2016年徳山築港西側南端、07:14~15:10、小潮、釣果=ハゼ23・イイダコ5・メゴチ1R
・2017年徳山築港、06:40~15:10、中潮、釣果=カレイ3・ハゼ3・キス6・小ダイ1
・2018年徳山築港、06:50~14:45、大潮、釣果=カレイ2・キス4・ハゼ7・アイナメ1・キビレ1・イイダコ1
・2019年徳山築港、06:30~15:00、中潮、釣果=カレイ3・アイナメ3・ハゼ10・イイダコ1・キス2・メゴチ2

【この日の釣り情報】
・1998年新日鉄波止場、14:00~17:30、中潮、釣果=キス3・ハゼ2・アジ11
・2007年柳井国病前、07:00~12:00、大潮、釣果=3人でキス60
・2014年新日鉄波止場、06:40~14:00、中潮、釣果=アナゴ1
・2014年日石前岸壁、06:40~16:00、中潮、釣果=ボウズ

【旧暦11月20日釣行記録】
・2004年12月31日、第1埠頭南端西側、昼間、中潮、釣果=カレイ2・キス数尾
・2007年12月29日、笠戸本浦港防波堤、06:40~15:30、中潮、釣果=カレイ2・キス3・チダイ1・ナマコ1・グチ5R
・2013年12月22日、洲鼻港防波堤、07:00~10:30、中潮、釣果=ボウズ
・2013年12月22日、八島沖、07:00~14:00、中潮、船釣り、釣果=ハマチ大漁
・2013年12月22日、笠戸はなぐり海浜公園、09:00~12:00、中潮、釣果=キス1
・2015年01月10日、徳山築港西側、07:00~14:30、中潮、釣果=小カレイ1・小アイナメ3ハゼ3・キス1
・2016年12月18日、徳山築港、06:40~11:50、中潮、釣果=カレイ6・ハゼ2・小ダイ1・メゴチ2R

 

http://blog-parts.wmag.net/okitegami/base.php?ser=36906&m=219b56b2lb68fdf326a81

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

千一夜第3章第259夜 ’21年元旦 三社参り

2021-01-01 19:59:00 | 行事・予定

2021.01.01(金)

明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
カウントダウン式に0時を過ぎてから国旗掲揚した。

今日も恒例の三社参りをして参りました。花岡八幡宮、閼伽井坊、福徳稲荷社はほぼ同じ場所にあるため歩いて参拝できる。今年はコロナ過の中、参拝は後日にずらそうかと思ったが、逆に今日は参拝客が少ないかなと思い行ってみた。11時頃行ったのだが駐車場は結構空いていた。思った通りだと得心する。最初は花岡八幡宮の参拝、次に参道入り口近くにある閼伽井坊だが、閼伽井坊に行った時、売店で御朱印帳を販売していた。以前から購入しようと思っていたのだがなかなか機会が無く伸ばし伸ばしになっていた。丁度元旦でもあることだし、今日から御朱印帳を記帳してもらおうと購入した。そのため、最初に行った八幡宮に再び行く嵌めになった。長い石段を2往復したため足に相当きた。本当は、靖国神社か伊勢神宮から始めようと思っていたのだがまあ仕方が無い。

最初にお参りしたのはやはり氏神様である花岡八幡宮である。花岡八幡宮本殿、長い石段を上りつめた山頂にある。昨年までは長い石段をプール通いの成果が出てきたのか一度も休まず登れたが、今年は昨年2月頃からのコロナ騒動でプールも休みになっており、再開後も2回しか行っていないので途中で数度休憩した。今年はプールを再開したい。

石段の中間辺りの脇に八幡様の鐘撞堂があるが、古くなっており使用禁止になっていた。石段登りの休憩が無ければ寄っていなかったが、久し振りに見てみるとこの有様だった。子供と一緒に参拝していた頃はこの鐘撞堂に昇って除夜の鐘を撞いていたものだが、今では随分荒れてしまった。これは再建しなければならないが、また寄付を募って来るのだろうな。

閼伽井坊(あかい坊)の多宝塔(国指定重要文化財)、何故か花岡八幡宮の境内の中にある。藤原鎌足が創建したと伝わる日本十六塔の一つで、現存のものは室町中期に再建されたもの。三間四方の二重塔婆で高さ13.7mの杮葺き屋根の周囲に廻り縁をつけ、斗栱間(とうきょうま)には装飾蛙又(そうしょくかえるまた)を用いている。また内部の四天柱(してんばしら)には、天井長押(なげし)をめぐらし鏡天井で須弥壇は簡素であるが古制を遺している。本尊は金剛界大日如来像が安置されている。建物の外部も形態がよく整い、厳島神社の多宝塔などの現存の他の多宝塔と比べても遜色がないとのことであるが、私は内部を一度も見たことが無いので良く解からない。何れにしろ二重の塔は、繊麗な手法をもつ優美な建造物で日本文化の伝統美を纏い厳かに佇んでいるということだ。

手水舎、ここで俗界の穢れを落とす。手水を取り、心身を清めてから御神前に進むのだ。まず右手で柄杓を持って水を汲み左手に掛ける(神道では左が神聖なものとされているため左が先)。次に柄杓を持ち替えて右手に掛ける。再び柄杓を右手に持ち替えて左の掌に水を受けて口を漱ぐ(柄杓に直接口をつけない)。そして口をつけた左手を清めるために再度洗い流す。最後に両手で柄杓を立てて柄杓の柄に水を流す。清められた柄杓を柄杓置き場に伏せて戻す。この一連の動作がスムーズにいくととても美しく見えるのである。

境内の通路中央は神様の通り道なので、人は右端を歩かなければならない。本殿前ではお賽銭をあげて、”来たよ”って鈴を鳴らして神様を呼ぶ。が、今年はどういう訳か鈴が無い。その後1礼2拝2拍手1拝1礼と作法通りのお参りをする。礼は軽く15度程度のもので、拝は90度に腰を曲げる。拍手は両手を合わせた後、右手を少し下にずらした後拍手する。拍手を2度繰り返して、また1拝し、軽く礼をしてお終いである。今年は頭の中を空にしてお願い事はしなかった。宮司とは新年の挨拶を交わした。

本殿左脇には、他の神様も数柱祀ってある。ここには住吉神社や塩椎神(しおつちのかみ)神社といった海神様が祀ってあるので、私は毎年、安全祈願や大漁祈願をここでする。私にとってはここが本命かも知れない。

本殿脇に願掛けの御神馬がある。この神馬は金毘羅宮にある神馬の兄弟とのこと。御霊験あらたかで顔をさすりながら願い事をすると良く聞き届けてくれるとのことだ。私は健康祈願をした。

二社目は閼伽井坊(あかい坊)、花岡八幡宮の参道入口にあるが、ここは神社では無くお寺(真言宗)である。弘法大師が祀ってあり、例年、ここにもお参りして帰る。またここには神仏併存しており、天満宮もある。今年はここの売店で御朱印帳を購入した。

三社目は福徳稲荷社、『きつねの嫁入り』という奇祭で全国区で有名な神社。ここも寺社が併存している。参道から門を入るとお寺であり、西隣に稲荷神社がある。11月3日のお祭りの日には、駐車場は観光バスで一杯になる。ここも例年お参りする。ここでも宮司と挨拶を交わした。

花岡八幡宮と福徳稲荷社では、お参りを済ませて毎年福引を引くが、何時も末等に近いくじしか当たらない。今年も例外なく八幡様で10等(昨年も10等)、福徳稲荷社では今年は福引が無かった。

【1月1日過去の釣行記録】
・この日の釣行記録はありません

【この日の釣り情報】
・2005年第1埠頭南端西側、夕方、中潮、釣果=キス50

【旧暦11月18日釣行記録】
・1996年12月28日、笠戸島周辺、06:00~15:00、中潮、船釣り、釣果=メバル大漁・マダコ・イカ・キス多
・2007年01月06日、第2埠頭東側、06:05~13:20、中潮、釣果=カレイ7・キス4・カナガシラ1・ハゼ1・マダコ1
・2010年12月23日、笠戸島周辺、06:30~14:00、中潮、船釣り、釣果=ハマチ全員ボウズ

http://blog-parts.wmag.net/okitegami/base.php?ser=36906&m=219b56b2lb68fdf326a81

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする