千一夜第3章第101夜 出た!国民栄誉賞級マコガレイ

2018-04-29 15:11:57 | サーフ

2018.4.29(日)

5時30分頃釣り場に到着し、40分にサーフ開始だ。私は数日前から風邪気味で弱っていたが、釣友Sは元気そのもの。その差が釣果となって表れたか。

旧暦:3月14日
場所:今津川河口東側
時間:05:40~11:40
天候:晴れ
風 :無風のち東弱風
月齢:13.0
潮   :大潮 満潮09:07潮位334cm 干潮03:05潮位65cm
狙い目:カレイ
釣り方:サーフ
餌   :アオムシ・ホンムシ
釣果:23cm木っ端ガレイ1
釣友S=19.5cm木っ端ガレイ1・46.5cm大マコガレイ1・ハゼ2R

満潮前2時間程度の7時15分、釣友Sが重たい、重たいと言いながらリールを巻く。この釣り場ではカレイ以外の魚はあまり釣れないので、”重い”と言えばカレイが釣れている可能性が高い。手前まで寄せてきた時、40cm級は間違いなしと確信したが、揚げる寸前にハリスが切れた。ところが、下の敷石がまだ水没しきっていなかったため、石と石の間に頭から落ちた。尻尾は見えていたので尻尾を掴んだら引き抜けると思い、Sはすぐさま階段を降りて波返しの下に行く。私は尻尾を見失わないように上から見つめていたので、Sは直ぐに尻尾を掴むことが出来た。Sは手の甲に傷を負いながらも必死に抜き上げた。私がタモを出して揚げると何と、何と、何と46.5cmあるじゃないか。こんな巨大なマコガレイは、Sは勿論、この私でさえ初めて見た。「国民栄誉賞級のマコガレイじゃのう」と私が言うと、それをそのまま今日のタイトルにしてくれと注文される。

この釣り場は今回で4回目だが、Sは3回まで40cm級を揚げたことになる。大ガレイが居るポイントに、丁度Sのサーフの飛距離が合っているのだろう。私はまだ40cm級をここで揚げていないので何とも言えないが・・・。それにしても今まで、42cm程度で争っていたのが嘘のようだ。一挙に記録更新だ。何年物かなあ。あまり大きくなると味が落ちるというものが多いが、カレイの場合はどうだろう。私はこんな大きなマコガレイは食したことが無いので解らない。

♬親ガレイの背中に子ガレイを乗せて・・・♬ 6時45分に最初に釣った19.5cmの木っ端ガレイを背中に乗せた46.5cm大ガレイ。

そう言えば、もう一つ注文された。この釣り場は元同僚のKGの紹介で来始めたのだが、そのことも忘れずに記載するようにとの注文である。Sが釣った時にKGにメールを打つと、寝起きのまま取るものも取り敢えずやって来た。凄い、凄いと言いながらも、「この釣り場を紹介したのは俺じゃからね」と念を押す。KGは一旦帰宅したと思ったら、こちらが納竿準備に入ろうとした頃に、今度は奥様を連れてやって来た。奥様もこのカレイの大きさに驚いておられたが、釣り人ではないのでKG程の感動は無かったようだ。この記録を破るのは非常に困難に思われるが、破れるとすればこの釣り場以外にはないように思われる。

【4月29日過去の釣行記録】
・1997年粭島岩島、船釣り、09:30~14:30、小潮、釣果=チヌ2
・1999年奈切大気暴露試験場前、09:00~12:0、大潮、釣果=カレイ2
・2005年笠戸本浦港堤防、09:30~17:00、中潮、釣果=グチ1・アジ20・メバル1
・2006年第2埠頭東側、06:30~15:40、大潮、釣果=カレイ12・アイナメ1・タナゴ3
・2007年寺崎・本浦港堤防、06:00~16:30、中潮、釣果=カレイ6・アイナメ2・キス4・タコ1
・2009年第1埠頭西側、06:20~12:40、小潮、釣果=カレイ3・キス1・キビレ1
・2010年中電西側、07:20~12:20、大潮、釣果=ソイ1・アイナメ4
・2012年櫛ヶ浜新港防波堤、19:20~22:20、小潮、釣果=メバル13
・2013年徳山築港、05:40~10:40、中潮、釣果=カレイ5・キス7・ハゼ2
・2014年櫛ヶ浜新港防波堤、19:10~21:50、大潮、釣果=メバル12・セイゴ1
・2015年徳山築港、05:20~14:00、若潮、釣果=37、33cmカレイ・木っ端ガレイ5
・2016年徳山築港フェリー乗り場南端、05:50~14:00、小潮、釣果=カレイ6・キス5・ハゼ2・ナマコ1
・2017年徳山築港フェリー乗り場南端、05:10~10:40、中潮、釣果=30cmカレイ1・木っ端ガレイ3・マダイ1・ベラ3・ナマコ2

【この日の釣り情報】
・2006年第2埠頭東側、19:30~21:30、大潮、釣果=キビレ2・アナゴ16・キス2
・2006年庄の浦港防波堤、朝~夕方、大潮、釣果=カレイ12・キス4・ハゼ4・ナマコ1
・2006年笠戸寺崎、夜、大潮、釣果=メバル爆釣
・2007年切戸川河口、19:00~21:00、中潮、釣果=キス2
・2007年笠戸大城下、19:00~22:00、中潮、釣果=メバル24・アジ2・タナゴ2

【旧暦3月14日釣行記録】
・1993年05月05日、笠戸タンダ、午後~、大潮、潮干狩り=サザエ少々
・1997年04月20日、出光興産桟橋、07:00~13:00、船釣り、大潮、釣果=メバル30
・1999年04月29日、奈切大気暴露試験場前、09:00~12:00、大潮、釣果=カレイ2
・2007年04月30日、切戸川河口、19:00~21:00、大潮、釣果=3人でキス3
・2008年04月19日、柳井中電桟橋・上関沖合、06:40~13:00、船釣り、大潮、釣果=アジ多数・チヌ1・カサゴ7・トラハゼ1
・2009年04月09日、笠戸寺崎、昼間、大潮、釣果=カレイ1
・2011年04月16日、中電西側岸壁、06:40~10:40、大潮、釣果=カレイ1・チヌ1・イソカサゴ1
・2015年05月02日、徳山築港、05:00~16:00、大潮、釣果=カレイ7・キス3・ハゼ3

 

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千一夜第3章第100夜 春ガレイ、枚数は揚がれど・・・

2018-04-21 15:36:05 | サーフ

2018.4.21(土)

旧暦:3月6日
場所:徳山築港
時間:05:50~11:20
天候:晴れ
風 :無風のち東風
月齢:5.0
潮   :中潮 満潮11:42潮位255cm 干潮06:11潮位117cm
狙い目:カレイ
釣り方:サーフ
餌   :アオムシ・ホンムシ
釣果:27~28cmカレイ3・木っ端ガレイ5

今朝は5時には釣り場に来ようと思っていたが、起きた時には既に明るくなっていた。着いたのは5時45分、風は無く海面も穏やかだった。釣り場は空いていたので直ぐに竿出しとなる。朝の時間は1分1秒が惜しいのだ。今日は5本の竿を順次出していく。3本は正面に遠投、1本は右手の台船の際に落とし、もう1本は左手の灯台目掛けて投げる。餌はホンムシを1~2cmに切ったものにアオムシを2匹掛けの合わせである。

6時半になって正面に遠投した竿に小さなカレイのアタリがある。もう一度あたるのを待つこと2分、今度は最前のより若干強いアタリが来た。2度のアタリがあるとほぼ間違いなく釣れている。リールを巻いても大した手応えは無かったが、揚げてみると木っ端がダブルだった。陽に透けて見えるほど痩せている。この時季には小さくても肉厚のものが揚がるのだが・・・。以下、時系列に釣果を紹介する。

干潮時からの上げ潮1時間の7時には、右手に停泊していた「あけぼの丸」の出港時間になったので、前方に投げていた3本の竿を巻き戻す。完全には上げないで10m先に仕掛けを落とす。10m先だとラインがペラに巻き込まれる心配はない。最初に巻き戻した竿の仕掛けを手前に落とした直後、竿先が大きくお辞儀したが、錘が海底の岩か何かから落ちたのだろうと思っていた。3本とも巻き戻した後で、やはり気になり最初の竿を手に持つとカレイが大当たりである。距離が短いだけあってアタリもはっきり解る。揚げてみると28cmの良型である。水温も上がって来ており、カレイも岸壁近くまで寄っていたのだ。この時季、カレイは何処に潜んでいるか解らない。

8時38分にはまたしても前方遠投の竿に小さなアタリ。今度もリールを巻く手は軽い。揚げてみると2度目の木っ端のダブルである。ちょっとがっかりだが枚数的にはこれで5枚である。

続いて8時45分には、アタリは解らなかったが前方の竿のラインが緩んでいた。これもカレイ独特のアタリのサインである。竿を手にリールを巻くと重い。ほぼ間違いなくカレイと確信、20cm程度の木っ端では無いと思いつつ揚げると27cmあった。

9時頃から東風が少し強くなった。この時、風の揺れではなく竿先がぺこりとお辞儀した。「ふ、ふ、ふ、また来たか」とほくそ笑む。今度はリールを巻く手が今までで一番重かったので期待したが、揚げてみると27cmで先ほどのと同型だった。まあ、尺には届かないがこのサイズが揃えばまずまずである。8時半頃から右手の台船前に落としていた竿の餌が直ぐに無くなっていたので、恐らくこの時間帯が時合だったのだろう。

9時ごろまでにサイズは兎も角、7枚揚げていたので、今日来れなかった釣友Sのために少しは残しておかなければならないので、納竿準備に入ろうと思っていたが、後述の通り納竿出来なくなった。10時35分にはまたしても木っ端の21cmカレイが釣れた。これで8枚目、やはり春は良いなあ。カレイは1年中釣れるが、このように釣れるのは5月初旬までだ。

9時過ぎに納竿しようと思っていたところへ、元ギャルと思われる女性アングラー2人がやって来た。しばし釣り談義となり最終的(1時間余り後)にはカレイを1枚宛進呈する嵌めになる。その間に木っ端ガレイが1枚揚がったが、他にアタリは全くなし。彼女らが帰ったと思ったら、今度は「釣り画報」の記者氏の来訪。まずまずのカレイは今や1枚になったので取材はパスした。今日は釣り人が少ないということで、こちらも小1時間釣り談義となり、結局納竿したのは11時過ぎとなった。

【4月21日過去の釣行記録】
・2007年櫛ヶ浜港防波堤、19:15~21:00、中潮、釣果=メバル3・アジ1
・2013年徳山築港、06:20~15:20、中潮、釣果=カレイ10・アイナメ1・キス1

【この日の釣り情報】
・2007年華西防波堤北側、20:30~00:30、中潮、釣果=2人でメバル22・アジ5

【旧暦3月6日釣行記録】
・2014年04月05日、洲鼻港防波堤、昼間、中潮、釣果=25cm前後カレイが揚がる

 

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千一夜第3章第99夜 最近の読書11

2018-04-15 17:12:47 | 読書

2018.1.17(金)

最近読んだ本。記載するのは今回で11回目、評価を付けるのも気が引けるが、最も面白く読んだものは☆5つである。

『名探偵の呪縛』 東野圭吾著 講談社文庫 評価☆☆☆ ’18年3月15日読了
寸評:名探偵天下一シリーズ。主人公は作家で若いころは本格推理小説を書いていたが、年齢と共に書かなくなった。主人公は図書館に行き、そこから異次元の世界に紛れ込む。そこは主人公が作った架空の街、奇妙な形の屋敷、複雑な人間関係も本格推理的事件が起きることを前提に創造されたものだったが、主人公は本格推理の呪いを封印した。その封印を解いたのがその街の市長の娘。主人公はその街に知らず知らずの内に導かれ、そこで天下一という探偵となって数々の難事件を解決していくが・・・元は自分が作った世界だった。犯人捜しの推理小説はもう流行らないと言うが・・・。

『ダブル・ファンタジー』(上)・(下) 村山由佳著 文春文庫 評価☆☆☆☆☆ ’18年3月19日読了
寸評:これもジョン・レノンの作品のタイトルから取った著書名である。女性の性欲をテーマに脚本家である女主人公を描いた作品。性欲の強い主人公は幼稚園の頃から自慰行為をしていた女で、臭覚、皮膚感覚が敏感で男の性戯には人一倍煩い。厳しい母親からのトラウマ、仕事、結婚、別居、不倫と捲りめく性を主体として性欲が強い女が求めるものを素直に赤裸々に描いたところが素晴らしい。女の性欲の質は男のそれとは根本的に違う、年齢と共に衰えてというものではない。知的でセックス好きで精神的依存の強い女の物語である。多くの文学賞を受賞した作品である。

『お江と戦国武将の妻たち』 小和田哲男著 角川ソフィア文庫 評価☆☆☆ ’18年3月22日読了
寸評:戦国武将の妻たちの実際に光を当てた書。家の中では夫に対して妻も同等の発言力を有し、女房殿にも知行があったそうである。考えてみればこの時代は大量の後家さんがいただろうから、遺族年金は無いし知行無しでは生活できないからなあ。夫が出陣中は妻が城主を代行し、火の始末や城中警備は妻の仕事だったようだ。夫の留守中に敵が攻めて来た時には、甲冑に身を包み最前線で戦った妻もいる。名将と違わぬ奮戦振りである。武将の娘は政略結婚により実家に情報を送ったりもしていた。また女同士のネットワークでの情報収集や嫁家と実家の仲裁などにも一役買ったようだ。戦国武将の妻も雄姿、知略が必要だった。

『親鸞 第二部激動編』(上)・(下) 五木寛之著 講談社文庫 評価☆☆☆☆☆ ’18年3月27日読了
寸評:親鸞3部作の第2部である。京を追放された親鸞親子は妻の故郷である越後に流される。外道院との出会い、飢饉による雨乞いの一大法会などの試練を乗り越え、下巻では関東へと向かう。関東でも多くの念仏者の御同胞を得てやがて念仏は関東一円に広がる。平家滅亡、鎌倉幕府、北条執権、末世に生きるからこそ阿弥陀如来一筋に固く信ずる。信じればその声が聞こえる。しかし目に見えないものを信じるとことは難しい。信が念仏を生み、念仏が信をささえる。そして法然上人という師を失った親鸞は自分自身の念仏を極め教行信証の草稿も纏めた。しかし京では飢饉が打ち続き法然上人の遺教も危うい状況となりつつあり、親鸞は都へのぼる決意をする。第2部はここまでである。

『辞令』 高杉良著 文春文庫 評価☆☆☆☆ ’18年3月28日読了
寸評:サラリーマンなら誰しも経験する人事異動の際の一場面である。組織と人間の問題を辞令というそのものずばりのモチーフで書いている。物語はファミリー企業と呼ばれる同族会社を舞台に展開される。同族であるから創業者一族が幅を利かしているが、一般社員もボーダー入りは可能である。主人公は過去に取引先からの過分な接待に応じたが、今になって問題化し降格処分を受ける。理不尽な処分に不信を抱き自ら調査に乗り出すが・・・。「なぜあいつが! なぜ俺が!」・・これが人事である。

『古寺社巡りの楽しみ』 瓜生中著 ベスト新書 評価☆☆☆☆ ’18年4月2日読了
寸評:神社編は神社についての基礎知識、神社建築の見方、神社の見どころ、全国神社参拝ガイドからなる。寺院編は寺院についての基礎知識、寺院建築の見方、寺院の見どころ、仏像の種類と見分け方、全国寺院参拝ガイドからなる。基礎知識については仏教の方は知らないことの方が多かった。建築様式については専門的であり難しいが、時代によって改良はあるものの平安・鎌倉時代からのものを今日まで忠実に受け継いでいることは流石である。仏像の種類と見分け方は初めて知ることが多かった。この本は座右の書にしても良いかなと思う。

『吉田松陰と高杉晋作の志』 一坂太郎著 ベスト新書 評価☆☆☆☆☆ ’18年4月4日読了
寸評:山口県に居ながら両雄の本格的な伝記物は初めて読んだような気がする。机上の学問でなく行動の人だった松陰、ペリー来航を機にイギリスによる中国侵略に危機感を抱き、皇国の存亡を危惧し行動に出る。その志を継いだのが高杉晋作である。上海から戻り、外国による侵略を受けた中国の現状を目の当たりにし、松陰の先見の明をつくづくと思い知らされる。そして攘夷断行のため騎兵隊を組織し過激な活動へと躍り出る。攘夷とは外夷を打ち払い入国を許さないという鎖国論であるが、長州は攘夷を行った後に国を開くという排他主義一辺倒の攘夷論では無かった。要は表もあれば裏もあるということだ。それは兎も角、三方を海に囲まれた長州藩は海防は必須のこと。幕府は当てにならず、自分の身は自分で守らねばならんと、士農工商多くの人民が早くから自覚していた。当時の日本国でこれほどの意識を持った国は無かった。下関で外国船を砲撃したが、その後諸外国が最も信頼できるのは幕府では無く「チョーシュー」「モーリ」であると世界に喧伝している。維新は長州から起こるべくして起こったと思う。維新150年を記念しての一冊である。

『日本の摩訶不思議』 ㈱アントレックス出版著 サプライズBOOK 評価☆☆☆ ’18年4月9日読了
寸評:日本の神話、民話、お伽噺など日本全国で語り継がれた伝説と奇談が満載、実話も含まれており正に摩訶不思議に溢れている。記紀から出た話が多いが、我々が幼児の頃、母親に読んでもらった絵本の話、或いは怪談話など誰もが一度は聞いたことがある話、読んだことがある話であり、我々も後世に伝え遺していかなければならないと思う。

『江戸城・大奥の秘密』 安藤優一郎著 文春新書 評価☆☆☆☆ ’18年4月11日読了
寸評:大奥と言えば徳川将軍家のお世継ぎづくり、子女子を育てる場所でもあったが、奥女中の職階から見て御年寄(最高実力者)ともなると、時の老中と並ぶ権勢を誇ったようだ。大奥は超優遇されていたため、老中が大奥の意に反する政治的な改革を行おうとすれば必ず失脚の憂き目に会う。大奥女中はエリート官僚集団だった訳だ。従って大奥を制する者は天下をも握ることになる。本書では幕末までを政治的なものから奥女中らの生活振り、給金、年金、蓄財等々実例を示して紹介する。

『太公望』 芝豪著 光文社新書 評価☆☆☆☆☆ ’18年4月12日読了
寸評:太公望と言えば釣り、針の付いていない糸を水に垂らしている姿を思い浮かべる。実在の人物だが資料が乏しいので、その実態は殆ど小説などの創作といったところだろう。「史記」や「竹書紀年」という歴史書に出てくるらしいが、太公望が活躍した時代は紀元前11世紀である。今から3200年も前のことだ。皇紀でも今年が2678年、流石中国4000年である。殷を滅ぼして周を建てた、所謂殷周革命を成した人物である。周王の軍師だけでなく政にも重要なアドバイスを行い、殷を滅ぼす物語であり面白く一気に読んだ。

『輝く夜』 百田尚樹著 講談社文庫 評価☆☆☆☆☆ ’18年4月13日読了
寸評:著者が小説を書く上で強烈に意識し自身でも表明していることは、希望のある話を書きたいということだ。日頃辛い思いをしている女の子にも夢みたいな報われる日があってもええやないかという発想から、クリスマスイヴ限定の心温まる、そして泣ける短編集が本書である。著者第2作目の本である。お伽噺のようで非常にファンタジックな一夜の面白さである。

【4月15日過去の釣行記録】
・1999年2号ブイ、07:00~16:00、大潮、船釣り、釣果=4人でアジ60
・2012年櫛ヶ浜港防波堤、19:30~21:50、長潮、釣果=メバル18
・2017年徳山築港、06:00~12:20、中潮、釣果=カレイ10・マダイ1・セイゴ1・アイナメ1・キス1

【この日の釣り情報】
・この日の釣り情報はありません。

【旧暦2月30日釣行記録】
・2001年03月24日、第2埠頭南端、13:30~15:00、大潮、釣果=ボウズ、釣行中M6.4震度5の地震あり
・2015年04月18日、徳山築港、06:00~12:30、大潮、釣果=34cmカレイ2・木っ端ガレイ8・アイナメ1

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千一夜第3章第98夜 花見ガレイに苦戦

2018-04-08 18:54:50 | サーフ

2018.4.8(日)

尺寸の花見ガレイを求めて徳山築港フェリー乗り場の釣り場に来た。対岸の何時もの釣り場は、このところ尺ガレイが揚がらないためこちらに移動した次第である。例年ならもうとっくに数回は来ていても良い釣り場であるが、今年はこれが最初である。昨日は頗る風が強かったが、今日の予報では波が0.5mだったので、昨日ほどのことはないだろうと釣行を決定した。朝まずめも随分早くなってきたので、釣友Sと釣具店を5時出発ということにし、ほぼ予定通りに朝まずめに間に合った。

朝まずめが始まった5時30分頃から竿出ししたが、今朝の外気温は5度で西風も強く冷たかった。防寒着を用意しておいて良かった。竿を全部出し切っていなかったが、最初の竿に10分後の5時40分には早くもアタリがある。リールを手前まで巻き戻すと、下にノッキングしたのでカレイと解る。一気に引き揚げたが、先ずはボウズ逃れの28cmのまずまずのマコガレイだった。この調子だと花見ガレイは確実にゲット出来ると踏んだのだが・・・。

釣友Sも6時56分、8時10分にカレイを揚げるが、釣れたのも解らないような15cmと16cmの超木っ端ガレイだった。勿論リリースである。しかしそれっきりだった。私も最初の1枚のみであり、勝負としては今一盛り上がらなかった。Sが土俵に上がってくれないと話にならない。花見ガレイは何処へ行ったのだろう。もうこの港には居ないのだろうか。いやいや、そんなはずは無い。この広い海の中、小潮でもあり食いが渋っていたに違いない。そんな状況の中でも、私くらいになると1枚はゲットするのだ。

6時53分には23cmのマダイが釣れる。揚げた時からマダイの赤色が薄くチヌとのハーフのようだった。1か月くらい前にこの港でマダイなどを放流したそうなので、その養殖のマダイだったのかも知れない。養殖のマダイの色が薄いのかどうかは良く解からないが・・・。それにしても美味しくなさそうだったのでリリースした。

9時35分には、藻場と砂地の境を狙ってサーフしていた竿に24cmのクジメがくる。これはアイナメ狙いでそのポイントに投げていたのだが、魚種は違えど狙い通りの釣果だった。こういう時が自信に繋がる一投となるのだ。

9時47分にはSがワタリガニの赤ちゃんを釣る。釣ったと言っても足に針が掛かったもので、カニにしてみれば大迷惑な話である。飼って大きくするとか言っていたが、結局はリリースである。

魚はと言えば、9時35分に私がクジメを釣ってから、13時にSがハゼを揚げるまで全く何も釣れなかった。今日のSはヒトデばかり揚げていたが、Sが10個(ヒトデの数え方が解からない)を越えてから私もやっと1個釣った。Sは昔からヒトデ釣りの名人だったが、それは今も変わらないようだ。

旧暦:2月23日
場所:徳山築港フェリー乗り場
時間:05:30~14:10
天候:晴れ
風  :西風のち南西強風
月齢 :21.6
潮  :小潮 干潮07:49潮位155cm 満潮12:52潮位204cm 干潮19:56潮位100cm 
狙い目:カレイ
釣り方:サーフ
餌   :アオムシ・ホンムシ
釣果:28cmマコガレイ1・23cmマダイ1R・24cmクジメ1
釣友S=15、16cmマコガレイ2R・ハゼ1R・赤ちゃんワタリガニ1R(Rはリリース)

午後からは風が一段と強くなり、リールを巻いていると波しぶきが顔に掛かるほどになった。この奥まった徳山湾でこの波だから、大島を出た辺りは相当な波に違いない。道理で今日は漁船やプレジャーボートの出入りが少ないはずだ。14時頃まで粘ったが、強風でここまでが限界だった。天気は良かったのに残念である。

4月6日、桜は散り始めた(光市)。今日の強風で葉桜も散ったか。

【4月8日過去の釣行記録】
・2000年牛島、11:00~16:00、中潮、釣果=ボウズ
・2006年第2埠頭東側、05:30~14:00、若潮、釣果=カレイ6・アイナメ1
・2006年大島大原・居守、18:20~22:00、若潮、釣果=2人でメバル3・カサゴ3・アイナメ1

【この日の釣り情報】
・2006年櫛第1埠頭南端西側、05:30~14:00、若潮、釣果=カレイ5・マダコ1・アイナメ1

【旧暦2月23日釣行記録】
・2007年04月10日、櫛ヶ浜港防波堤、19:20~21:20、小潮、釣果=メバル16
・2011年03月27日、洲鼻港防波堤、07:00~11:30、小潮、釣果=ボウズ
・2014年03月23日、第2埠頭東側、11:30~14:30、小潮、釣果=ボウズ
・2015年04月11日、今津川河口西側、10:30~15:40、小潮、釣果=34cmマコガレイ1・32cmイシガレイ1

 

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