音楽の喜び フルートとともに

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けんか

2010-02-10 22:20:15 | 子ども
今日は次男の私学受験。朝からお弁当を持って、4時に帰ってきました。
疲れたのか、夕食を食べながら「眠たい、眠たい。」と言って、いつもは餓鬼のように食べるのに、半分残してもう、寝てしまいました。
今朝は、Mさんに縫ってもらったかっぽうぎを母に届けてきました。早速手にとって、「百貨店でも売ってない。」と喜んでいました。着られなくなった祖母の着物を、「洋服に仕立て直ししてもらえないかなぁ?」と次の企画を構想中。どこまで続くやら。

午後から児童会。
指導員の一人が、お古のおもちゃを寄贈してくれました。シルヴァニア・ファミリーの小物が大きなビニール袋に2袋入っていて、学校、パン屋さん、ショッピングセンターのハウスもあります。
小さな、本棚に小さな本。アイスクリーム屋さんのワゴンにアイスクリーム。パン屋さん、ジュース屋さん。1年生の男子たちが見つけて遊びだし、気がつくと4年生まで男の子ばかりが大勢楽しんでいます。

そのうち宿題をしていた4年生のAくんが「お前、そんなんであそんでるんか。女のあそびやんけ。」と、同じ4年生のBくんに言いました。今まで楽しそうにしていたBくんはがっくりと肩を落としました。
ここぞとばかりに「おまえ、おかしいんとちゃうか?女か。」Aくんは何度もひつこくくいさがります。
ついに、Bくんはおもちゃを捨ててAくんにつかみかかります。

二人を分けて、Bくんに「どんなおもちゃで遊んでもいいんだよ。それに、本当に賢い人は挑発にはのらないよ。」と言うとふくれながらもがまんしているので、他の先生に任せて、Aくんの話を聴きます。
「あいつはおかしいんや。あんなんやったら、大人になられへんで。」Bくんを向いて「B、いつまで、それであそんでんねん。」と合いの手が入ります。
「Bくんのこと心配してくれてるの?」
「ふん。」
やりたくない宿題をするのがおもしろくなくての、やつあたりらしい。
ためしに「4年生になったら、こんなにたくさん宿題あるんや。たいへんやなぁ。」といってみました。
「むずかしい?」
「ふん。たいしたことない。」
「すごいなぁ。」横に座って、宿題をしているところをみていると、だんだん収まって、宿題が終わると、もう、Bくんのことは忘れたように、漫画を読み出しました。

暴力の原因ってなんだろう?暴力を振るう人は、みんな目の前の相手が、自分のことをイライラさせるからだと考えているように思います。でも、どんなに腹が立っても、自分の身が危険になるような相手に、怒りを爆発させることは小さな子どもでもありません。そういう相手には怒りの気配を感じただけで、慰めの空気を出したり、前向きな行動をとったり。

怒りを爆発させたり、軽蔑の言動をとるのは、ほとんど自分がやられても安全な相手に限られています。被害者は目の前にいたためにストレス解消の対象にされただけで、加害者は本当は怒りを口にすることも、態度に出すことも赦されない相手から有言、無言の暴力を受けているのかもしれない。そんなことを最近考えています。