音楽の喜び フルートとともに

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アルペジョーネソナタ編曲

2020-09-18 23:28:48 | 名曲
我が家のししとう完熟。
もう終わりかと思ってほっておいたら小さな花が いっぱい付いています。
また実がつくかも!

シューベルトのアルペジョーネソナタ。
これはフルートクラブの楽譜です。
いい感じに編曲してあるのですが、
下から2段目の 3小節目から 下の段の 3小節目に向かって スケールで降ってきて上がっていく 形になっていたのですが、 フルートでは 音域が足らず
下から2段目の 最後の小節 で八分音符で上がるように なっています。
多分下の音 になっているところを無理やりオクターブ上げて 書いているので 力の配分がおかしくなってしまいます。

なので 4小節目の頭の十六分音符で オクターブをあげて演奏します。

下の段初めの小節は上のAで吹くのは間違ってはいないけれど、その二小節後のフォルテのGより先に山のピークが来てしまう感じが、よろしくないので
1小節目のCから 1オクターブ下げ、次の小節の二音目から そのまま吹きます。

フレーズの波と音の高さは必ずしも一致しませんが、一致させた方が自然なフレーズになりやすいです。

クラシックの世界はできるだけ原典に忠実に演奏しますが、これは失われた楽器の編曲版なので、フルートという楽器でシューベルトが表現したいフレーズの形を忠実に再現する方向で編曲し直すことは、赦されるのではないかと思いますが、どうでしょうか?