徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

北の零年

2005-09-27 23:57:53 | 映画
 先日観た「蝉しぐれ」と見比べてみようと、「たそがれ清兵衛」のDVDを借りた(これで4回目かな?)ついでに「北の零年」を借りてきた。超大作との触れ込みで、監督は今注目の行定薫ということもあってそれなりに期待はしていたのだが、ハッキリ言ってかったるかった。ひと言で言うと「冗漫」の一語に尽きる。厳しい自然環境の中での撮影のご苦労は多とするが、せっかく良い題材なのにもっと作りようがなかったのだろうか。監督はじめ製作者サイドの意思は統一されていたんだろうか。熱演している吉永小百合さんが何かお気の毒に見えてきた。

「蝉しぐれ」の試写会

2005-09-22 22:41:12 | 映画
 今日は「蝉しぐれ」の試写会に行った。「たそがれ清兵衛」などと同じく藤沢周平ものなので久し振りに応募したら当った。10月1日に公開されるので中味についてはあまり言わない方がいいのかもしれないが、原作やNHKのTVドラマでも知られているので、まぁいいだろう。
 とにかく黒土三男監督はよほどこの作品が撮りたかったんだろうなぁと、その思いが伝わってくる作品だ。そういえば、NHK教育TVで、黒土監督が藤沢周平について語っていたが、その中でこの映画の一部が紹介されていたのを思い出した。山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」ほどの完成度はないが、映像は綺麗だし、岩代太郎の音楽もいいし、何よりも原作が面白いので十分に楽しめる秀作だ。

藤崎宮秋の例大祭

2005-09-19 09:57:29 | その他
 今日は藤崎宮秋の例大祭だ。朝6時から息子夫婦に孫娘と一緒に神幸行列を見に行った。最近は祝祭日と同じように、祭の日にちがその年ごとに変わる。神様が世俗に迎合したと批判も多いが、今日のような隆盛を保つためにはこれも致し方のないことなのかもしれない。それはさておき、馬追いの鐘太鼓やラッパの音を聞くと、熊本の人間としてはやはり血が騒ぐ。

恥ずかしい「民意・・・」の言いわけ

2005-09-15 00:02:31 | その他
 衆院選後、郵政民営化に反対していた自民党の参議院議員たちが、続々と賛成に転向しているそうだ。その理由はそろって「民意を尊重して・・・」。
 冗談じゃない!今までは尊重してなかったのか。解散の有無など、衆議院の方が参議院よりも直接的に国民の意思が反映されるしくみにはなっているが、参議院だって国民の中から選挙で選ばれていることには変わりはない。民意を尊重して判断するのは当たり前なのだ。郵政民営化賛成が国民のマジョリティを占めていることは賢明な議員さんたちは察知していたはずだ。それでもあえて青票(反対票)を投じたのは、それなりの確固たる政治信念があったからではないのか。
 けっして郵政民営化に反対したことを問うているわけではない。反対なら反対を貫き通せ!「民意でございますから・・・」などと言って転向するざまは、ふだん、国民の意思とは遠いところでものごとを判断している議員の実態を、語るに落ちたといったところだろう。

熊本は魅力ある町になれるのか?

2005-09-10 15:37:17 | その他
 熊本県と熊本市による「新幹線くまもと創りプロジェクト」なるプロジェクトが立ち上がったそうだ。国の機関や企業のオフィス誘致に向けた方策をまとめるそうだが、九州新幹線が全線開通したとしても国の機関や企業にとって、はたして熊本は魅力ある町になるのだろうか。
 一方で、入札談合などを追及している「全国市民オンブズマン連絡会議」が発表した公共工事の平均落札率のランキングでは、熊本県が最も高いそうだ。つまり落札価格が談合などによって高くなってしまっている可能性があるということらしいが、これなどは熊本の閉鎖性を示す一つの指標ではないかと考えている。
 また、熊本は阿蘇や天草など日本でも有数の観光資源を持ちながら、九州の他県に比べても海外や県外からの観光客の誘致は苦戦をしているという話を聞く。
 九州新幹線の全線開通は一つのきっかけには違いないが、根本的な問題である熊本の閉鎖性が払拭されなければ、いくら付け焼刃の方策を考えても何の効果ももたらさないだろう。

星野さんの去就

2005-09-06 21:24:27 | その他
 星野仙一さんを巨人の監督にという話が賛否両論で喧しい。私は巨人ファンでも阪神ファンでもないが、同年代に大学生活を過ごした親近感があり、彼の去就には大いに関心がある。今でも阪神のSD(シニアディレクター)という、よくわけのわからない職についているそうだが、巨人からオファーがあったのなら、プロのベースボール・マネージャーとしてビジネスライクに受けるかどうかを判断してほしいと思う。その際、これまで「アンチ巨人」を標榜してきたことを気にする必要など全くないと思う。また、阪神もいつまでも星野氏に恋々とする必要などないし、すべきでもない。球界全体で適材適所の人事が活発に行われること、これもプロ野球改革の一つではないだろうか。

韓流ブームと政治の無策

2005-09-03 00:45:26 | その他
 韓流ブームに翳りが見えるそうだ。困ったもんだ。私はヨン様ファンでも、冬ソナファンでもないが、今の日韓関係を何とか支えているのは韓流ブームと言っても過言ではない。歴史教科書問題や竹島問題など、日韓の間には「のどに刺さった骨」のような問題がある。いまだ打開策を見出せない政治の無策を、あのオバちゃんたちがカバーしてくれているのだ。しかしそれにも限界はある。いったい今日のような政治のていたらくはいつまで続くのだろうか。