徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

花見

2006-03-28 20:13:21 | その他
 週末の天気はあまり良くなさそうだというので、急遽、桜を見に行くことにした。母と姉夫婦を連れて車で出発したとたん、雨が降り出した。おまけに風も強い。なんとかなるだろうとまず小萩山に登った。七・八分咲きの桜は綺麗だったがとにかく寒い。早々に山を降りて柿原公園に回った。こちらは風もなく、幸い雨もやんだので、早速弁当を開いてみんなで食べた。平日に加えてこの天気だ。人っ子一人いない。「貸切だね!」などと言いながら、桜を十分に堪能した。

ラインの仮橋

2006-03-27 14:00:09 | 映画
 45年も前に観て、その後一度も観る機会のなかった映画がテレビで放送される。4月14日、BS2の衛星映画劇場(後2:40~4:41)で放送される「ラインの仮橋」という映画だ。弁護士でもあり、作家でもあるフランスの社会派監督、アンドレ・カイヤットの代表作で、第2次大戦下、ドイツの捕虜となった二人のフランス青年を通して、人間性とは何かを問いかける。青年の一人を演じるシャンソンの大歌手シャルル・アズナブールの映画代表作でもある。多くの人に観ていただきたいお勧めの1本だ。
(原題:LE PASSAGE DU RHIN)
〔監督・原案・脚本〕アンドレ・カイヤット
〔原案〕アルマン・ジャモー
〔脚本〕パスカル・ジャルダン
〔撮影〕ロジェ・フェルー
〔音楽〕ルイギー
〔出演〕シャルル・アズナブール、ニコール・クールセル、ジョルジュ・リビエール、コルドラ・トラントフ ほか(1960年・フランス/西ドイツ/イタリア)〔フランス語/字幕スーパー/白黒〕

桜の開花と王ジャパン

2006-03-24 14:42:13 | その他
 熊本は20日に桜の開花宣言が行なわれた。これが開花宣言の基準木となった熊本地方気象台のそめいよしのの今日の様子だ。三分咲きといったところか。去年はたしか、もう1週間ほど後に見に来たが、まだ開花宣言は行なわれていなかった。さらにその1年前は3月末には桜が散り始めていたと記憶しているので、ここ数年、開花時期がかなりバラついていることになる。これは何を意味するのだろう。
 ところでWBCで王ジャパンが初代チャンピオンになり大輪の花を咲かせた。この大会についてはいろんな思いがあるが、今は素直にお祝いとねぎらいの言葉をかけたい。しかし、この大会が今後も続いていくなら、この地位を保っていくのはつらいなぁ。今回の優勝が狂い咲きだったと言われないよう日本の野球界には頑張ってもらいたい。

茶房ココペリ

2006-03-19 17:29:01 | その他
 前から一度行ってみたいと思っていた坪井の「茶房ココペリ」にやっと行けた。知る人ぞ知る名店だが、実は義兄がミニコンサートの会場として使わせていただいたりしていて縁はあった。今回は洋菓子店の開業準備を進めている知人の勉強にお供したというわけだ。経営者の橋本さんには忙しい仕事のさなか、長時間にわたって貴重なお話を聞かせていただいた。初めて味わったケイジャン料理やケーキも絶品だった。

ご紹介

2006-03-15 23:07:40 | その他
 今日の熊日新聞夕刊の「記者いちおし」というコーナーで姪っ子が紹介されたので転載しました。
 現在、日赤熊本健康管理センターで保健師をしていますが、同センターにご用の向きはお会いすることがあるかもしれません。その折はどうぞよろしく!

それぞれに

2006-03-14 17:09:03 | その他
 最近、耳について離れない唄がある。奄美出身の中孝介(あたりこうすけ)という歌手の「それぞれに」という唄だ。元ちとせと同じように、奄美島唄独特の裏声を多用する歌い方が耳に心地よく響く。「レ」と「ラ」のない五音階の琉球音階とは異なることも馴染みやすいのかもしれない。異色の男性ヴォーカリストとして今後の活躍を期待している。

寒い春の日に思ったこと

2006-03-13 19:23:53 | その他
 春とは言えど、今日は底冷えのする一日だった。久しぶりに子飼橋の近くから眺めた白川も寒々としていた。
 ところで、登下校中の児童が巻き込まれる事件の多発を受けて熊本市では、「セーフガード・リーダー」なる人を任命し、通学路周辺に配置する制度を設けるらしい。任命されるのは警察官のOBなどだそうだ。これを聞いて何かちょっと違うんじゃないかと感じたのは私だけだろうか。緊急避難的な対策ならある程度は理解できないこともないが、OBとはいえ、眼光鋭い人たちがウロウロしていたらどんな感じになるのだろう。どうして元警察官でなければならないのだろう。一つの町づくりの問題として、地域住民自らが自律的に行なう方法はないのだろうか。それがひいては町の再活性化につながると思うのだが・・・

医療事故の隠蔽は?

2006-03-09 17:49:24 | その他
 全国の大学病院などで重大な医療事故につながったおそれのあるいわゆる「ヒヤリ・ハット」の事例が、半年間で9万990件に上っていたことが明らかになった。
 この数字をどう評価していいのかよくわからないが、ハインリッヒの法則に当てはめて計算してみると、8795件の軽傷事故と303件の重大事故(死亡・重傷)が発生することになる。しかし、実際には年間に600件を超える重大な医療事故が発生しているという話は聞いたことがない。本当にそうならいいのだが、多くの重大事故が隠蔽されている可能性があるということも言えるわけで、その意味では恐ろしい調査結果だ。

映画って何だ・・・

2006-03-07 13:01:19 | 映画
 昨日、米アカデミー賞受賞式が行なわれた。しかし、この10数年ほとんど興味がない。もちろんTVや新聞のニュースで作品賞が何で監督賞が誰かくらいは見るが、「へぇ~」という感じでそれを特に観たいという気持もわかない。
 ものごころついた頃からハリウッド映画を観て成長し、今まで観たハリウッド映画は優に1000本を超えると思うが、90年代に入った頃から急激につまらなくなった。それでも少なくともアカデミー賞で作品賞を獲った作品は一応観るようにはしているが、10数年心に残る作品は一本もない。

 アカデミー賞のニュースを横目で見ながら、昨日は久し振りに小津安二郎の「彼岸花」のDVDを観た。相談なしに結婚相手を決めた娘と頑固親父の衝突と和解を描いたたわいない話なのだが、このゆったり、まったりとした心地よさは何なのだろう。昭和33年に製作された小津監督初のカラー映画で、山本富士子、有馬稲子、久我美子、桑野みゆきら当時の人気女優はみな綺麗でチャーミングだし、小津映画の常連で郷土出身の名優、笠智衆がいつもながらいい味を出している。

イナ・バウアーさんのこと

2006-03-04 23:49:34 | 映画
 荒川静香さんの金メダルのおかげで「イナ・バウアー」という名前が日本中に知れわたった。私の高校時代のアイドルの一人だったイナ・バウアーが、40年以上も経って日本で再び有名になるなど思ってもみなかった。この人はドイツ(旧西ドイツ)のフィギュア・スケーターで、われわれが知ったのは、アルペンスキーの五輪チャンピオンだったトニー・ザイラーの映画で共演してからだ。当時、ヨーロッパの人気女優だったロミー・シュナイダー(アラン・ドロンの婚約者だった人)に似た可愛らしいルックスで、ザイラー映画に花を添えていた。彼女の名前がついた技が、荒川静香さんによって日本中、いやひょっとしたら世界中に再認識されたことはバウアーさん本人も名誉なことだろうし、彼女のファンの一人だった私にとっても嬉しい限りだ。



「ALWAYS 三丁目の夕日」の授賞!

2006-03-03 23:50:25 | 映画
 今夜、第29回日本アカデミー賞の発表が行なわれ、「ALWAYS 三丁目の夕日」が13部門のうち12部門を制した。私は作品賞を含め、半分くらい取るだろうと思っていたのでちょっと取りすぎの感がないでもない。この映画がこれだけ多くの支持を集めたのは、昭和30年代前半、ごく普通に見られた庶民生活を描きながら、日本人が忘れてきたものを思い出させたからだと思う。
 昭和39年の東京オリンピックを最後に30年代が終わるが、今にして思えばあれが日本人の精神性に大きなターニングポイントをもたらしたのだろう。オリンピックも成功裏に終わろうとしていた某日、私は代々木の水泳会場にいたが、日本の水泳チームは散々な成績だったにもかかわらず、まわりの日本人はみな達成感に満ちた表情をし、外国人たちはそれを祝福するかのような雰囲気があったことを今でもはっきりと思い出す。
 それはさておき、唯一、「北の零年」で最優秀主演女優賞を獲得した吉永小百合さんには心から敬意を表したい。

平成の大合併

2006-03-01 18:07:25 | その他
 今日、菊水町と三加和町が合併して和水町(なごみまち)が誕生した。このところ平成の大合併で新しい市町村がいくつも誕生し、聞きなれない名前で戸惑うことが多い。南阿蘇村は場所がわかるからまだいいが、山都町や美里町などと言われてもどこだかサッパリわからない。なるべく語感の良い文字を選ぶのだろうが、地域のイメージがわかない。時間が経てば段々わいてくるのかもしれないが、それまでは「それってどこよ?」「要するに蘇陽町ですたい・・・」「中央村ですたい・・・」のやりとりが続くのだろう。