徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

談合事件とCALS/EC

2006-01-31 23:19:40 | その他
 防衛庁のタイヤ入札をめぐるタイヤ5社の談合が、またまた明るみに出た。タイヤ会社OBの一人として肩身の狭い思いだ。
 一方では、熊本市の電子入札拡大が報じられている。ある建築関連業者さんのお手伝いをしているが、中小企業はCALS/EC(公共事業支援統合情報システム)に付いて行くのも大変だ。再来年には電子入札の完全実施や電子納品化も進んで行く。対応する準備を始めたが、業者にとっては今のところ何のメリットもなく負担でしかない。民間がそのメリットを享受することなど何十年も先の話ではないだろうか。
 大手企業の談合事件が後を絶たないが、CALS/ECはそれを防ぐのも目的の一つのはずだ。ならばなぜすぐに電子入札を始めないのだろう。大手企業ならおそらく来月からでも対応できるはずだ。ひょっとしたら官側にそうしたくない理由でもあるのではないか。そう疑いたくなる。

東横インの法令違反

2006-01-28 16:19:35 | その他
 耐震偽装事件やライブドア事件などが立て続けに起こり、国民が遵法(順法)に対して敏感になっているところへ、今度は東横インの事件だ。とんまな社長の会見もあって、世は東横インを袋叩きしている。わが熊本市にも、もうやがて2軒目の東横インができるらしいが横浜で発覚した部分は一体どうなっているのだろう。
 法令に違反したことはもちろん悪いに決まっているが、一緒になって石を投げる前に、みんな自分の胸に手を当てて考えてほしい。
 自分の家を建てた時あるいはリフォームした時、建築確認後に手直ししたり、改造したことはないか?車を運転する時、制限速度30キロのところはちゃんと30キロ以下で走っているか?また、いったん停止のところはきちんと停止線で停まっているか?等など。
 遵法(順法)について、国民みんなが自分自身を見直す機会ととらえるべきだと思う。「人の振り見て我が振り直せ」

ホームレスの増加

2006-01-27 20:37:29 | その他
 日課だったウォーキングをこの1、2ヶ月、寒さでズボラしているが、そのコース上で見かけるホームレスが数年前に比べて確実に増加している。私の小さい頃(昭和20年代)はまだ、戦後間もない時期だったので、「さん(注:今は差別用語)」と呼ぶ、今で言うホームレスが結構たくさんいた。しかし、日本の復興とともにその数は減り、私が学生時代の頃(昭和40年代)はほとんど見かけなくなった。
 最近、小泉首相や各大臣らが「貧富の格差が拡大しているというが、問題は解消される方向にある。」などと述べている。わけのわからない統計データを根拠にしているらしいが、ホームレスの増加という厳しい現実を、小泉首相始め各大臣はどう説明するのだろう。

ライブドア新人事

2006-01-24 22:48:48 | その他
 堀江氏ら幹部の逮捕に伴い、ライブドアは平松庚三氏の社長就任を始めとする人事を発表した。平松氏といえば以前から名前だけは知っていたが、ソニーを皮切りに、いろんな会社でキャリアアップしてきた人で、弥生の社長に就任した時、「へぇ~こんな大物が・・・」と感じたことを思い出す。また弥生の主力製品である会計ソフト「弥生会計」は、その前身である「小番頭/大番頭」の時代から慣れ親しんでいるので、その社長がライブドアの社長に就任したことについては何か特別な親しみを感じる。しかしまだ平松氏が代表取締役になったわけではなく、また、ライブドアの今後も予断を許さない状況ではあるが、同社が「弥生会計」に象徴されるような堅実な「実業」の会社として再生することを期待してやまない。

故郷の香り

2006-01-22 23:15:04 | 映画
 観るチャンスがなくて観のがしていた「故郷の香り」をやっとDVDで観ることができた。名作「山の郵便配達」のフォ・ジェンチイ監督の新作なので大いに期待していたが、やはり期待にたがわぬ秀作だ。まあ、ベタドラマといえばベタドラマなんだけれども、ツボはしっかり押さえていて上手い。ロケ地の江西省の山村風景の映像も綺麗だし、俳優もそれぞれ好演している。特に日本から招かれた香川照之が聾唖者の夫を好演しているが、中国語のセリフをしゃべる必要もなく、その手があったかという感じだ。ただ、淡々と描いた「山の郵便配達」と比べると、ややセンチメンタル過ぎるきらいがあること、グオ・シャオドン演じる主役のジンハーのキャラクターがちょっと煮え切らなさ過ぎることなどが気になった。また、邦題はどうしてまたこんなベタな・・・という気がする。原題どおりヒロイン名の「暖(ヌアン)」でもよかったのではないだろうか。






リスニング試験

2006-01-22 11:36:59 | その他
 今年初めて行なわれた大学入試センター試験のリスニングでトラブルが多発した。入試センターの部長は記者会見で「トラブルはゼロだと思っていた。」と言っていた。私は専門じゃないので詳しいことは言えないが、信頼性工学から言って、50万台も使うICプレーヤーでトラブルがゼロなんてありえないのではないか。もちろん受験生の操作の問題もあるだろうが、平静時の状態ではない受験生の責任は問えないと思う。最も公平性が求められる試験で、受験生が個別の機材に頼らざるを得ない試験のあり方自体が「基本的にどうなのよ?」とあらためて問いたい。

ライブドア事件

2006-01-20 23:09:00 | その他
 ライブドア事件が連日マスコミを賑わせている。過去何度か、このブログに、いわゆるIT企業と称する連中のうさん臭さについて書き込んできた。関連記事 しかし、司直の手にかかり、存亡の危機に立たされているライブドアを、石もて打つことはたやすいが、今はそれより彼らをもてはやした自民党などのだらしなさを責めたい。何が日本の次代を担うホープだ!ちゃんちゃらおかしい。いや、恐らくうさん臭さは何か感じていたはずだ。もしそうでなかったら、よほど鈍感な連中の寄り集まりだ。そんな薄っぺらな連中を国民の大半が支持しているのですね。

映画三昧

2006-01-16 15:12:25 | 映画
 最近はレンタル店に並ぶ旧作映画のDVDもタイトル数が多くなった。旧作はあまり宣伝もしないので見落としがちだが、昔、映画館で観た懐かしい作品に出会った時は旧友に会ったような気分になる。何といってもDVDは圧倒的に画面が鮮明なので昔、スクリーンで観た時のイメージが壊れないのが嬉しい。
 そんな作品の中から最近観た2本を紹介したい。いずれも50年代の終わり頃に製作された映画で、ハリウッドの黄金期が終わりに近づき、最後の輝きを放っているような感がある2本だ。

「媚薬」(1958年)
ニューヨークに棲む魔女がビジネスマンに恋をするというファンタジック・ラブコメディで、その後TVで大ヒットした「奥様は魔女」の元ネタといわれている。魔女を当時人気絶頂のキム・ノバクが演じ、妖しい魅力を振りまいている。お相手はヒッチコックの「めまい」でもコンビを組んだ”アメリカの良心”ことジェームズ・スチュワート。脇役もジャック・レモン、エルザ・ランチェスター、アーニー・コヴァックスなど芸達者が固めている。監督はキム・ノバクと永く恋人関係にあったリチャード・クワイン。

「許されざる者」(1959年)
名監督であり名優でもあるジョン・ヒューストン監督による西部劇。かつて世紀の大失敗作ともいわれたが、オードリー・ヘップバーン唯一の西部劇という希少価値もあり、今日見直してみると格調高い良い作品だ。この映画は製作前から話題になっていたことを思い出すが、撮影中のオードリーの落馬事故もあったりして公開が遅れた。ヒューストンは人種問題を軸としたシリアスドラマにしたかったらしいが、製作のヘクトヒル・ランカスタープロ側は大活劇を望んだらしく、中途半端な妥協をしたことが前述の酷評につながった。オードリーの美しさを目の当たりにすると、そんなことはどうでもよくなる。

アメとムチ

2006-01-13 21:11:44 | その他
 川崎厚労大臣が昨年12月7日の「第14回社会保障の在り方に関する懇談会」で、母子家庭などに支給される児童扶養手当と給付削減に関して「アメとムチ」と発言したことに対し、市民団体から抗議を受けている。「手当は支給するが、働く意思のない人は減額しますよ。」ということを比喩的に表現したかったらしいが、全くの誤用といわざるを得ない。
 そもそも「アメとムチ」がどういう意味か国語辞典で調べてみると、『〔ビスマルクの社会主義運動に対する政策を評した言葉から〕譲歩と弾圧とを併用して行う支配または指導の方法。』とある。
 児童扶養手当などの経済的支援制度は、本来ならば、たとえ母子家庭であっても自立できる社会にしなければいけないのに、そうできない政治の欠陥を穴埋めしているに過ぎず、国が国民に「譲歩」しているわけでもなんでもない。
 また、子供を育てながら低劣な条件でしか働けない母親がどうして「弾圧」を受けなければならないのか、全く理解に苦しむ。
 川崎厚労大臣という人は将来有望な実力者と聞いていたが、それでこの程度か・・・という感じだ。
 会議の議事録は首相官邸のホームページにまだ掲載されているので、おひまな方はどうぞ。

今、イラクか?

2006-01-08 12:04:28 | その他
 自衛隊の業務支援隊100名がイラクに向けて出発した。出発に当って隊長は「イラク復興に対する国民の期待に応えるため・・・」というコメントを発表していた。これを聞いて違和感を覚えたのは私一人ではないと思う。今、日本は未曾有の寒波の襲来で、豪雪地域は酷い目にあっている。高齢者が多く、雪降ろしもままならない状態で家屋の倒壊や雪降ろし作業中の転落事故など、既に多くの人たちが犠牲になっている。もちろん除雪作業等で一部の自衛隊が既に派遣されていることは知っているが、正直なところ「今、イラクどころじゃないだろう・・・」と言いたい。もっと日本国民のために人・物・金を使ってほしい。

孫娘みわ

2006-01-03 18:48:57 | その他
 正月休みに長男夫婦が宮崎から、次男夫婦が久留米から帰ってきた。私の初孫である次男夫婦の娘みわももちろん一緒だ。1歳と10ヶ月になるが可愛い盛りだ。言葉もだいぶしゃべるようになった。両親のことを「とーちゃん」「かーちゃん」と呼ぶ。父親に似て大食漢だ。何でも年末には福岡の天神に行って、子供服売り場をうろうろしてたら、子供タレントを多く抱える某プロの人にスカウトされたんだそうだ。その日は名刺だけもらったそうだが、「それ詐欺なんじゃないの・・・」などと、その話題でひとしきり賑わった。